インターネット

データセンターの電力料金、独は周辺国の6倍

独情報通信業界連盟(Bitkom)はこのほど、ドイツのデータセンターの電力料金は周辺諸国の最大6倍に上ることを明らかにした。

ドイツのデータセンターが支払う電力の付加コストは1メガワット時(MWh)当たり113.11ユーロに上る。

Bitkomはさらに、経済・消費者データの管理が主にアマゾンなど米IT大手のクラウド上で行われている現状を改め「デジタル主権」を取り戻すという、ドイツ政府が打ち出したクラウド構想「ガイアX」を実現するうえでデータセンターが果たす戦略的な役割も指摘し、電力料金負担軽減の意義を強調した。

トレイトン―米戦略提携先ナビスターに買収提案―

買収が成功するとトレイトンは北米事業を大幅に強化。

自動車業界は環境規制の強化や車両の電動・自動・IoT化など大きな課題に直面していることから、トレイトンは買収により事業規模を拡大しこれらの課題に対処していく意向だ。

ナビスターは同日、買収提案が自社の戦略に合致するかどうか慎重に検討することを明らかにした。

米セキュリティシステムのNBC、リトアニアに進出

米セキュリティシステム大手NBCセキュリティがリトアニアに進出する。

世界中の防衛機関や警察など法執行機関に軍需・警備製品を供給するため、工場も設置する計画だ。

NBCのベゼンクリ社長は2004年、北大西洋条約機構(NATO)に加盟したリトアニアを訪問した際、同国に注目した。

「5G」参入巡り欧州委が勧告、華為の完全排除は見送り

中国の華為技術(ファーウェイ)を念頭に、加盟国に対して「高リスク企業」がネットワークの中核部分に参入するのを制限または阻止できる仕組みを導入するよう促す一方、同社製品の完全な排除は求めなかった。

米トランプ政権は安全保障上の懸念を理由に、5G通信網からファーウェイ製品を排除するよう同盟国に求めているが、28日には英政府が非中核部分で同社製品を容認する方針を打ち出しており、米国の反発が予想される。

高いリスクがあると判断した場合、機密情報を管理するネットワークへのアクセスを制限し、特に重要な中核部分から排除するよう求めている。

「5G」参入巡り欧州委が勧告、華為の完全排除は見送り

欧州委員会は1月29日、次世代移動通信システム「5G」の安全性強化に向けた勧告を発表した。中国の華為技術(ファーウェイ)を念頭に、加盟国に対して「高リスク企業」がネットワークの中核部分に参入するのを制限または阻止できる仕

「5G」参入巡り欧州委が勧告、華為の完全排除は見送り

中国の華為技術(ファーウェイ)を念頭に、加盟国に対して「高リスク企業」がネットワークの中核部分に参入するのを制限または阻止できる仕組みを導入するよう促す一方、同社製品の完全な排除は求めなかった。

米トランプ政権は安全保障上の懸念を理由に、5G通信網からファーウェイ製品を排除するよう同盟国に求めているが、28日には英政府が非中核部分で同社製品を容認する方針を打ち出しており、米国の反発が予想される。

高いリスクがあると判断した場合、機密情報を管理するネットワークへのアクセスを制限し、特に重要な中核部分から排除するよう求めている。

「5G」参入巡り欧州委が勧告、華為の完全排除は見送り

中国の華為技術(ファーウェイ)を念頭に、加盟国に対して「高リスク企業」がネットワークの中核部分に参入するのを制限または阻止できる仕組みを導入するよう促す一方、同社製品の完全な排除は求めなかった。

米トランプ政権は安全保障上の懸念を理由に、5G通信網からファーウェイ製品を排除するよう同盟国に求めているが、28日には英政府が非中核部分で同社製品を容認する方針を打ち出しており、米国の反発が予想される。

高いリスクがあると判断した場合、機密情報を管理するネットワークへのアクセスを制限し、特に重要な中核部分から排除するよう求めている。

VW傘下のトレイトン、米ナビスターに買収提案

独フォルクスワーゲン(VW)の商用車子会社トレイトンは1月30日、提携する米トラック大手ナビスター・インターナショナルの株式を買い増し、完全子会社化することを提案したと発表した。

トレイトンは2016年、ナビスターの株式16.8%を取得し、調達と技術面で提携してきた。

ナビスターは同日、買収提案が自社の戦略に合致するかどうか慎重に検討することを明らかにした。

帝人、独に車向けテクニカルセンター開設

帝人は次世代自動車に必要な軽量化や多機能化を実現するため、2017年に米コンチネンタル・ストラクチャル・プラスティックス(CSP)を買収した。

欧州ではCSPの仏現地法人CSPヨーロッパで、熱硬化性樹脂をガラス繊維に含浸させてシート状にした成形材料であるSMCの生産拠点2カ所を新設したほか、ポルトガルのイナパル・プラスティコスやチェコのベネット・オートモティブを買収。

TACEを設立することで今後は、欧州各拠点が有する研究開発機能やマーケティング機能を有機的に連携させて、複合成形材料のデザイン・設計やプロトタイプの試作・評価を実施。

蘭トムトム、FCAの「Unconnect5」に地図サービス提供

オランダのデジタル地図サービス大手トムトムは1月27日、欧米自動車大手のフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)の第5世代車載インフォテインメントシステム「Uconnect5」に地図、ナビゲーションおよびライブサービスを提供すると発表した。

コネクティビティ機能を強化した「Unconnect5」に同社のサービスを統合することで、地図機能などのワイヤレスアップデートが可能になる。

トムトムが供給するサービスは地図、ナビゲーションなどのほか、電気自動車(EV)の充電スタンドの検索機能やユーザーの希望する場所への案内を適切なタイミングで開始する「目的地予測(Destination prediction)」機能などがある。

仏がデジタル税めぐり米と協議継続、年内は米の制裁なし

フランスのマクロン大統領は1月20日、同国のデジタルサービス税導入をめぐって米政府と対立している問題で、米トランプ大統領と協議を続けることで合意したことを明らかにした。

両国政府は1月7日、対立激化を防ぐために協議を行い、2週間以内に妥協点を見出す努力をすることで合意していた。

仏政府筋によると、双方は経済協力開発機構(OECD)が検討している国際的なデジタル課税制度の実現を視野に、年末まで協議を継続し、その間は米国が報復関税の発動を控えることで合意したという。

スマートビールサーバーの開発・製造 トルコ

ビールサーバーに人工知能(AI)技術を応用したスマートビールサーバーを開発製造している。

AIが樽から注ぎ口までビールの流れを制御し、泡の量を調整するもので、経験の浅いバーテンダーでも「最良の1杯」を提供できる。

様々なビールの特徴を深層学習機能で把握して注ぎかたを自動調節することで、樽あたりのロスを20%削減できるという。

帝人―独に車向けテクニカルセンター開設―

帝人は次世代自動車に必要な軽量化や多機能化を実現するため、2017年に米コンチネンタル・ストラクチャル・プラスティックス(CSP)を買収した。

欧州ではCSPの仏現地法人CSPヨーロッパで、熱硬化性樹脂をガラス繊維に含浸させてシート状にした成形材料であるSMCの生産拠点2カ所を新設したほか、ポルトガルのイナパル・プラスティコスやチェコのベネット・オートモティブを買収。

TACEを設立することで今後は、欧州各拠点が有する研究開発機能やマーケティング機能を有機的に連携させて、複合成形材料のデザイン・設計やプロトタイプの試作・評価を実施。

ダイムラー―19年営業益半減、下振れの可能性も―

自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)は22日付の適時開示情報で、2019年12月期の営業利益(EBIT)が56億ユーロとなり、前期の111億ユーロから半減する見通しを明らかにした。

追加コスト加味前のEBIT(56億ユーロ)を部門別でみると、主力の乗用車は前期の72億ユーロから37億ユーロに半減し、バンは3億ユーロの黒字から24億ユーロの赤字へと転落する。

バンの製品ポートフォリオ見直しで3億ユーロ、同業BMWとの移動サービス合弁であるユア・ナウ・グループの再編で3億ユーロを計上する。

フォルクスワーゲン―EVカーシェア、今年は欧州7都市に進出―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW、ヴォルフスブルク)は23日、電気自動車(EV)専用のカーシェアサービス「ウィシェア」を今年は欧州7都市で開始すると発表した。

プラハとブダペストではシュコダ車を利用する。

ベルリンでは現在、EV「eゴルフ」1,500台を投入している。

金属労組がベアより雇用を優先、製造業の転換期や景気低迷踏まえ

労組はこの問題に関して雇用者側と危機意識を共有しており、共同の課題と位置付けて解決していく意向だ。

雇用者側がこれを受け入れれば、大幅な賃上げを要求しない意向で、ベアはインフレ率を上回る程度の水準で満足するとしている。

インフレ率は現在、低迷していることから、2年前の前回(ベア4.3%)のような大幅賃上げは回避される見通しだ。

ECBがデジタル通貨研究で日銀などと連携、「リブラ」普及に備え知見共有

日銀や欧州中央銀行(ECB)など6カ国・地域の中央銀行と国際決済銀行(BIS)は21日、中銀デジタル通貨(CBDC)の発行を視野に、それぞれが進めているデジタル通貨についての研究で得られた知見を共有する新たな組織を立ち上げたと発表した。

CBDCの利用可能性を共同研究する新組織に参加するのは日銀、ECB、イングランド銀行、カナダ銀行、スウェーデン中銀のリスクバンク、スイス国民銀行とBIS。

米連邦準備理事会(FRB)や、すでにデジタル通貨の発行を検討している中国の中銀である中国人民銀行は参加していない。

仏がデジタル税めぐり米と協議継続、年内は米の制裁なし

フランスのマクロン大統領は20日、同国のデジタルサービス税導入をめぐって米政府と対立している問題で、米トランプ大統領と協議を続けることで合意したことを明らかにした。

両国政府は1月7日、対立激化を防ぐために協議を行い、2週間以内に妥協点を見出す努力をすることで合意していた。

仏政府筋によると、双方は経済協力開発機構(OECD)が検討している国際的なデジタル課税制度の実現を視野に、年末まで協議を継続し、その間は米国が報復関税発動を控えることで合意したという。

ディズニー・プラス、西欧で3月にサービス開始

米ウォルト・ディズニーは21日、新たな動画配信サービス「ディズニー+(プラス)」を西欧の一部の国で3月24日に開始すると発表した。

2019年11月12日にアメリカ、カナダ、オランダでサービスを開始した。

西欧では今夏にベルギー、ポルトガル、北欧諸国でもサービスを開始する予定だ。

仏ルノーのブラジル工場、ダボス会議で「I4.0」取り組み受賞

仏自動車大手のルノーは15日、今月21日~24日に開かれる世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)で、ブラジル南部にあるクリチバ工場がラテンアメリカにおいてインダストリー4.0(I4.0)に初めて対応した「先進工場」として表彰されると発表した。

具体的には、毎年生産する29万台に無線ICタグ(RFID)を付けて管理することで、顧客への納車時間が全体で30%短縮したほか、納期達成率が95.4%まで改善した。

さらに、230台の構内無人搬送車(AGV)を導入して生産プロセスを自動化し、従業員の労働負荷を軽減している。

仏ミシュラン、フリート管理ソリューションの開発で独保険大手HDIと提携

仏タイヤ大手のミシュランは17日、独保険大手HDIグローバルと、コネクテッド技術を活用したフリート管理ソリューションの開発で提携すると発表した。

フリート車両の端末から集めた走行データをビッグデータ解析し、運転手の行動をスコア化する。

2015年に設立したDDIは、車の走行状況のビッグデータをもとに保険リスクの解析や遠隔フリート管理、車両の整備予知、インフラ設備の診断などに活用できるデータを企業や団体に提供している。

スタートアップへの投資額3年連続で記録更新

資金調達件数が最も多かった州はベルリンで、全体の37%に上る262件に達した。

資金調達額もベルリンがトップで、前年比41%増の36億9,100万ユーロに上った。

2位バイエルンは93%増の15億4,900万ユーロと大幅に伸び、3位のハンブルク(2億6,800万ユーロを大きく引き離した。長距離バスや鉄道などの移動サービスを手がけるフリックスモビリティが5億ユーロを調達したことから、同市の水準が強く押し上げられた。
分野別ではモビリティが前年の4億700万ユーロから約4倍の16億500万ユーロへと急拡大し、1位に浮上した。フリックスモビリティと観光客向けのアクティビティや博物館予約の仲介プラットホームを運営するゲットユアガイド(調達額4億2,800万ユーロ)などの大型案件が大きい。
2位はフィンテック/インシュアテック(95%増の13億1,600万ユーロ)、3位はソフト/アナリティクス(82%増の12億2,100万ユーロ)だった。これまでトップに君臨してきた電子商取引は56%減の7億3,000万ユーロと大きく落ち込み4位に後退した。
調達額1位はフリックスモビリティ、2位はゲットユアガイドで、3位は中古車仲介プラットホームのフロンティア・カー・グループ(3億6,100万ユーロ)、4位はモバイル銀行のN26(2億6,600万ユーロ)、5位はプロセスマイニングのセロニス(2億6,100万ユーロ)だった。

カーシェアリングのヤンデックス・ドライブ、年内に欧州へ進出

ロシアのインターネット大手ヤンデックスが、カーシェアリング事業「ヤンデックス・ドライブ」の欧州進出を計画している。

今年、欧州の1都市で電気自動車(EV)1,000台を投入して実地試験を行う。欧州大手が同事業からの撤退や事業縮小を発表する中、ニッチの確保を狙う。進出先としては、マドリッド、コペンハーゲンのほか、フランス、イタリアの都市が候補に挙がっている。
ヤンデックス・ドライブは2年前に設立されたばかりだが、ロシア国内で2万1,000台を運営し、カーシェアリングの「世界最大手」を自認する。リャザノフ社長は「検索エンジンと配車サービス『ヤンデックス・タクシー』の経験を活かし、最初から業務を自動化して人力に頼らずに規模を拡大できる体制を整えたのが成功の秘訣」と語る。
スイスUBSのアナリストはヤンデックス・ドライブの時価を6億ドルと推定。今年の売上高が160億ルーブル(2億6,300万ドル)へ倍増すると予想している。リャザノフ社長は「近い時期」の黒字転換を見込む。市場関係者はヤンデックスがヤンデックス・ドライブとヤンデックス・タクシーをまとめて売却する可能性を指摘している。
自動車メーカーが主役の欧州カーシェアリング市場とは異なり、ロシアではヤンデックスのほか、メール.ruやデリモビルといったテクノロジー企業がカーシェアリング事業を担う。2018年の市場規模は前年の5倍の70億ルーブル(1億1,000万ドル)へと急成長し、ひと月当たりの利用者数は22万9,000人に上った。モスクワのカーシェアリング車両台数は3万台と、東京、北京、上海(各2万台)を大きく引き離している。
一方、欧米の都市では稼働する車両台数がごく少数で、運営事業者が採算性に疑問を持ち始めている。ドイツのBMWとダイムラーが合弁する「シェアナウ(ShareNow)」は先月、北米・英国市場撤退とフィレンツェ、ブリュッセルでの事業中止を発表した。長期的に採算が確保できないと判断したためだ。ゼネラルモーターズ(GM)も昨年、米国の8都市でサービスを中止した。フォード傘下のシャトルサービス「チャリオット」は昨年3月に事業を終了した。(1RUB=1.79JPY)

デリバリー・ヒーロー

食品配達仲介サイトを運営するスタートアップ企業、デリバリー・ヒーロー(ベルリン)は16日、新株と転換社債を計23億ユーロ発効したと発表した。

韓国の同業ウーワ・ブラザーズの買収資金などに充てる計画。

同社は12月、ウーフを最大36億ユーロで買収することを明らかにした。

非接触決済の利用者、デビットカードで32%

非接触決済機能を持つデビットカードの持ち主の32%が同機能を利用していることが、ドイツ連邦銀行(中銀)の調べで分かった。

クレジットカードでは同39%に上っており、連銀のブルクハルト・バルツ理事(決済担当)は、非接触決済は日常生活で使われるようになっているとの見方を示した。

これらのカードのうち非接触決済機能を持つものはデビットカードで49%、クレジットカードで40%にとどまった。

露ネット通販最大手ワイルドベリーズ、中欧に本格進出

年初からポーランド子会社を通じてオンラインショッピングのポータルサイト「wildberries.eu」を英語とポーランド語の2カ国語で開設したのをはじめ、同国を含む中欧諸国に複数の拠点を設置する計画だ。

ワイルドベリーズはすでにワルシャワに商品受け取り拠点を持つが、今後ポーランド全土でサービス拠点100カ所の開設を計画している。

また同社は昨年、スロバキアに物流拠点を設置すると発表しており、まずは今年2億ユーロをかけて面積30万平方メートルの配送センターを建設する予定だ。

FCAが鴻海と合弁設立に向け交渉、中国EV市場に本格参入へ

欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は17日、中国で電気自動車(EV)の開発や製造を手がける合弁会社の設立に向け、台湾の鴻海精密工業と交渉していると発表した。

鴻海側は16日に合弁会社の設立計画を発表していた。

鴻海が証券取引所に提出した文書によると、同社とその子会社が合弁会社の株式50%を握り、残り50%をFCAが保有する。

露ネット通販最大手ワイルドベリーズ、中欧に本格進出

年初からポーランド子会社を通じてオンラインショッピングのポータルサイト「wildberries.eu」を英語とポーランド語の2カ国語で開設したのをはじめ、同国を含む中欧諸国に複数の拠点を設置する計画だ。

また同社は昨年、スロバキアに拠点を設置すると発表しており、まずは今年2億ユーロをかけて面積30万平方メートルの配送センターを建設する予定だ。

ワイルドベリーズは2004年、当時28歳の韓国系ロシア人タチアナ・バカルチュク氏が創業した。

蘭ヒアのグローバル地図情報、中国・高徳地図のアプリに採用

デジタル地図大手のヒア・テクノロジーズ(オランダ)は8日、同社の地図情報サービスが中国同業・高徳地図のアプリ「Amap(旧AutoNavi)」に採用されたと発表した。

中国国外の国・地域の地図および交通データを提供する。

ヒアでアジア・太平洋地域事業を統括するスタニミラ・コレバ氏は、「(高徳地図との提携は)当社の地図・交通・位置情報サービスへの信頼の表れだ。将来的にAmapとの協業が拡大することを期待している」と述べた。

仏ルノー、車とスマートホームをつなぐソリューション開発

仏自動車大手のルノーは6日、米ラスベガスで開催された家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES 2020)」で、車とスマートホームをつなぐソリューションを公開した。

フランスの新興企業オトド(Otodo)と共同開発したもので、車両の端末からスマート家電を操作したり、自宅からスマートフォンなどを通して車の走行記録などを共有できるようになる。

ルノーはコネクテッドカーとスマートホームをつなぐ新たなサービスを提供することを計画している。

フォルクスワーゲン―シリコンバレーに自動運転のR&D拠点開設―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW、ヴォルフスブルク)は9日、自動運転システム(SDS)の開発子会社フォルクスワーゲン・オートノミー(VWAT)が米シリコンバレーに研究開発(R&D)拠点を開設すると発表した。

VWはSDSを2020年代半ばまでに市場投入する計画。

VWATはVWグループが持つ自動運転分野の経営資源を統合して開発を加速する目的で昨年、設立された。

自動運転のテスト区間、独北部に開設

自動運転車やコネクテッドカー、渋滞緩和の技術を研究・開発するためのテスト走行区間が8日、独北部ニーダーザクセン州のアウトバーン(高速道路)に開設された。

これらのデータを分析することで、自動運転車とコネクテッドカーの機能を開発・改善しやすくなるためだ。

データは車両の動きに関するものだけを収集し、運転手の顔やナンバープレート情報は収集しない。

フォルクスワーゲン―IT企業買収、コネクテッドカーサービスに向け―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW、ヴォルフスブルク)は10日、独中堅IT企業ディコニウム(Diconium)の資本51%を取得し完全子会社化することで合意したと発表した。

VWは2018年11月、同社に49%出資していた。

VWはグループブランドの車両をコネクテッドカーとし、専用クラウドを通して利用者が例外なくデジタルサービスを受けられるようにする計画で、同サービスをディコニウムと共同開発中。

デリバリー・ヒーロー―カーボンニュートラル実現へ―

食品配達仲介サイトを運営するスタートアップ企業、デリバリー・ヒーロー(ベルリン)は9日、温室効果ガスの排出量を差し引きでゼロにする「カーボンニュートラル」を実現する方針を発表した。

目標を達成する。

出前配達やオフィスの運営、出張で排出する温室効果ガスを植林プログラムで全面相殺する。

フリックスモビリティ―急成長続く、昨年は乗客37%増加―

移動サービス大手の独フリックスモビリティ(ミュンヘン)は9日、同社の長距離バスなどを利用した乗客数が昨年は6,200万人に達し、前年比で37%増加したことを明らかにした。

同社は独長距離バス市場が自由化された2013年に事業を開始した。

相乗りサービスはフランスで展開している。

スカウト24―自動車仲介ポータルを売却―

売買仲介サイトの運営会社スカウト24(ミュンヘン)は12月17日、自動車仲介サイトオートスカウト24を金融仲介サイトファイナンススカウト24などとともに米投資会社ヘルマン・アンド・フリードマンに売却することで合意したと発表した。

オートスカウト24は欧州最大の自動車売買仲介サイト。

スカウト24は今後、国内不動産仲介サイト1位の地位を一段と強化する意向だ。

シェアナウ―北米市場などから撤退―

独自動車大手ダイムラーとBMWのカーシェア合弁シェアナウが事業地域を縮小する。12月下旬に顧客向けに明らかにしたもので、2月末付で北米市場から全面撤退するほか、ロンドン、ブリュッセル、フィレンツェの欧州3都市でサービスを

家電大手エレクトロラックス、ハンガリーで「スマート冷蔵庫」を生産

インターネットと連携する高価格帯の「スマート冷蔵庫」を新たに生産する目的で、20年から出荷を開始する方針。

21年から既存の生産設備を段階的に改造する。

一方、同じハンガリーのヤースベレーニ工場は、生産の外注化・業務の外部委託化で約900人の人員削減が予定されている。

独経済に薄明かり、業績「拡大」予測が「縮小」を上回る

ドイツ経済はひとまず底を打ったとの見方が出てきた。Ifo経済研究所の企業景況感指数は8月を直近のボトムに上昇基調が継続。財界系シンクタンクIW経済研究所のミヒャエル・フューター所長は国内の主要業界団体を対象とするアンケー

華為排除なら報復も=中国外交官

次世代の5G通信網からドイツが華為技術の製品を排除した場合、中国政府は報復措置を発動するもようだ。在ドイツ中国大使館の経済・通商班に所属する外交官Wang Weidong氏が中国共産党系の日刊紙『環球時報』に明らかにした

ヒア―三菱商事とNTTが30%出資―

三菱商事とNTTは12月20日、デジタル地図大手の蘭ヒア・テクノロジーズに共同出資することで合意したと発表した。

オランダに新設する折半出資の持ち株会社を通じて、ヒア株30%を取得する。

出資額は明らかにしていないが、10億米ドル程度と目されている。

デリバリー・ヒーロー―韓国最大手ウーワを買収―

食品配達仲介サイトを運営するスタートアップ企業、デリバリー・ヒーロー(ベルリン)は13日、韓国の同業ウーワ・ブラザーズを買収することで合意したと発表した。

ウーフを40億ドル(36億ユーロ)と評価して完全買収する。

デリバリー・ヒーローは同市場2位のヨギヨを展開しているものの、競争が厳しいうえ、ウーフを買収しても寡占企業にはならないことから、独禁当局から買収計画を承認されるとみている。

自動運転車の実用プロジェクト、カタールのサッカーW杯でVWが実施

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)と同社の大株主カタール投資庁(QIA)は14日、電力を動力源とする自動運転車の運行プロジェクトをカタールで共同実施する契約に調印した。

VWは自動運転機能を装備したVWブランド商用車の電気マイクロバス「ID.BUZZ」35台と大型商用車ブランド・スカニアのハイテクバス10台を提供。

VWのヘルベルト・ディース社長は、リアルな交通環境で自動運転車を運行することで貴重な知見を獲得できると指摘。

駐車ソリューション開発 ハンガリー

アプリを通じた通常の駐車場検索に加え、駐車場の予約や貸し借りもできる駐車場シェアリングサービスでもあるのが特徴。

提供するサービスは、駐車場利用(「オフ・ストリートパーキング」)、路上駐車(「オン・ストリートパーキング」)、充電スタンドの検索と利用(「eモビリティ」)の3つ。

このうち駐車場利用では、公共の駐車場に加え、Parklの提携パートナーが開放している駐車スペース(ホテル、オフィス、集合住宅など)の利用も可能になる。

テレフォニカ―独5Gネットワークに華為製品投入へ―

スペイン電気通信大手テレフォニカの独法人テレフォニカ・ドイチュラント(ミュンヘン)は11日、次世代移動通信5Gのネットワークにフィンランドのノキアのほか、中国の華為技術の製品を投入する計画を発表した。

ドイツ政府は5G通信網からの華為製品排除を命じる可能性があるものの、独テレフォニカは排除命令が出ないことを条件とするとの保留付きで今回の決定を下した。

交換機間を結ぶ大容量の基幹回線網(コアネットワーク)にどのメーカーの製品を採用するかについては来年に決定する見通しを明らかにした。

テレフォニカ、独5Gネットワークに華為製品投入

スペイン通信最大手テレフォニカの独法人テレフォニカ・ドイチュラントは11日、第5世代の移動通信規格(5G)のネットワークにフィンランドのノキアのほか、中国の華為技術の製品を投入する計画を発表した。

通信網の末端に当たる無線アクセスネットワークの構築に華為とノキアの製品を投入する。

テレフォニカはベルリン、ハンブルク、ミュンヘン、ケルン、フランクフルトの5都市で5G通信網の構築を2020年に開始し、21年末に完了する計画。

バイエル―カーボンニュートラルを今後10年で達成―

バイエルはこれを踏まえて30年までに達成すべき同社独自のSDGs目標を策定した。

飢餓や健康・男女平等などの分野では◇低中所得国の小規模な農業従事者1億人に最新の技術や知識を提供することを通して、食料品の地域的な自給を実現するとともに、農村地域の貧困を改善する◇低中所得国の女性1億人が適切な家族計画を実現できるようにするために、避妊薬を手ごろな価格で提供するとともに、啓発プログラムへの財務支援を行う◇一般医薬品が不足している地域で供給状況を改善し、1億人が恩恵を受けられるようにする。

同社はこのほか、SDGsを意思決定プロセスと取締役・管理職の報酬に反映させることで、目標実現に向けた主体的な取り組みを促進する意向だ。

電子契約プラットフォーム ハンガリー

企業間取引(BtoB)向けに電子契約のプラットフォームを運営している。

事業者が契約時や契約後にも不安なくビジネスを行えることを目的にしており、事業の急拡大に伴い契約や支払業務の労力が増えている中小企業などに効率化と低コスト化のソリューションを提供する。

TrustChainは企業法務のデジタル化に精通した複数の法律事務所と連携しており、法的拘束力を持つ電子署名が携帯端末から簡単に行える。

蘭通信大手デジ、ルーマニア同業と通信網利用で提携

RCS&RDSは今後、DCSとATTPのネットワークを介して54万世帯に通信サービスを提供していく。

RCS&RDSの提供サービスにはインターネット通信やケーブルテレビ、固定電話及び携帯電話サービスが含まれる。

RCS&RDSはスペインとイタリアのルーマニア系住民に対し、格安SIMブランド「MVNO」として携帯通信サービスを提供している。

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