ドイツ経済ニュース

BMW―ハンガリーでBEV工場定礎式―

高級車大手の独BMWは1日、ハンガリー東部デブレツェンに建設する完成車工場の定礎式を行った。完全電気自動車(BEV)専用プラットフォームを採用した次世代の主力モデル「ノイエ・クラッセ」を2025年から生産する。 10億ユ […]

メルセデス―電池R&D拠点を本社工場内に建設―

高級乗用車・バン大手の独メルセデスベンツは5月31日、シュツットガルト・ウンターチュルクハイム地区にある本社工場で車載電池研究・開発拠点の定礎式を行った。「メルセデスベンツ・eキャンパス」と命名された同拠点では将来世代の

パナソニック―ライカと包括協業―

パナソニックは5月31日、独ライカカメラと包括的な業務提携で合意したと発表した。投資、開発、マーケッティングを共同で実施。協業の範囲をこれまでの、ライカ商標の使用、技術協力から拡大する。両社は今後、協業で生まれる新たなソ

エボニック―mRNA薬用脂質ナノ粒子工場を米に建設―

化学大手の独エボニックは2日、脂質ナノ粒子工場を米国に建設すると発表した。脂質ナノ粒子は伝令RNA(mRNA)ベースの医薬品に必要不可欠な材料。mRNA薬は新型コロナウイルス用ワクチンで初めて実用化され、そのポテンシャル

イマティクス―免疫細胞ベースのがん治療薬をBMSと開発へ―

独バイオ医薬品企業イマティクスは2日、米製薬大手ブリストル・マイヤーズ・スクイブ(BMS)とがん治療薬開発で協業合意したと発表した。免疫細胞の一種であるT細胞ベースの製品を共同開発する。イマティクスが持つ養子細胞免疫治療

機械受注が2カ月連続で減少、4月は-7%に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が3日発表した同国の4月の機械新規受注高は前年同月を実質7%下回った。減少は2カ月連続。ウクライナ戦争やサプライチェーンの逼迫、中国の景気低迷が響いた。 国内受注が17%減と大きく落ち込んだ

工作機械業界が生産予測引き下げ

ドイツ工作機械工業会(VDW)は5月31日、独業界の今年の生産成長率予測を引き下げた。サプライチェーンのひっ迫を受けたもので、従来予測の14%から8%へと下方修正した。 1-3月期の新規受注高は前年同期を44%上回った。

中古車価格が1年で30%上昇、新車不足のしわ寄せで

中古車価格が大幅に上昇している。調査会社DATのデータをもとにdpa通信が報じたところによると、3年落ちの4月の平均価格は2万7,900ユーロとなり、前年同月を30.1%上回った。ディーゼル車は31.8%増の2万8,96

新設住宅の暖房、半数以上がヒートポンプに

ドイツで2021年に完工した新築住宅10万2,955軒のうちヒートポンプをメイン暖房としているものは全体の50.6%を占め、初めて50%を超えたことが、連邦統計局の発表で分かった。前年の45.8%から約5ポイント増加。1

陸上風力発電の入札が札割れに

独連邦ネットワーク庁は7日、陸上風力発電パークの新規設置を対象に実施した助成金入札の結果を発表した。入札規模1,320メガワット(MW)に対し応札が947MWにとどまる札割れが発生。競争を通した助成額の引き下げという入札

4月の小売売上が前月比で5.4%も減少

ドイツ連邦統計局が1日発表した4月の小売売上高(営業日数・季節調整値)は物価調整後の実質で前月を5.4%下回った。物価調整前の名目ベースでも4.7%落ち込んでいる。4月はインフレ率が7.4%と高水準に達した。それにもかか

小売で品不足が深刻化、中国ロックダウンのしわ寄せで

小売業で品不足が深刻化している。Ifo経済研究所のアンケート調査によると、発注した商品の入荷が遅れているとの回答は80.1%に達し、前月の67.1%から大きく上昇。過去最高となった昨年12月(81.6%)とほぼ同水準まで

ドイツ銀行に立ち入り調査、グリーンウォッシング容疑で

フランクフルト検察当局は5月31日、連邦金融監督庁(Bafin)などと共同でドイツ銀行と同資産運用子会社DWSを対象に立ち入り調査を実施した。ESG(環境・社会・ガバナンス)をうたいDWSが販売した金融商品が実体を伴わな

ハード及びソフトウエアにおける耐用年数の変更

連邦財務省から2021年2月16日に出された通達により、コンピューター用ハードウエア及びソフトウエアの耐用年数が従来の3年から1年に変更されました。これにより、取得年度もしくは完成年度内にハード及びソフトの取得原価もしく

緊急時はガス発電を実質禁止、露産の供給停止にらみ法案作成へ

ロシア産天然ガスの供給が減少ないし停止しドイツ国内で供給不足が避けられなくなった場合、経済・気候省は天然ガス発電を実質的に禁止する意向だ。発電は他の電源を利用しても行えるためで、ガスの供給先を代替が不可能な暖房や製造業な

冬前にEUが天然ガスの共同調達開始へ

欧州連合(EU)の欧州委員会のシムソン委員(エネルギー担当)は23日、冬を迎える前にEUが天然ガスの共同調達を開始する方針を明らかにした。ロシアによるウクライナ侵攻でエネルギー価格が高騰するなか、共同調達で安定供給を図る

インフレ率さらに上昇、5月は7.9%に

ドイツ連邦統計局が5月30日発表した同月の消費者物価指数は前年同月比7.9%増(暫定値)となり、インフレ率は第1次石油ショック以来およそ50年ぶりの高水準に達した。ロシアのウクライナ侵攻開始から3カ月が経過し、川上レベル

4月輸入物価32%上昇

ドイツ連邦統計局が5月30日発表した4月の輸入物価指数は前年同月比31.7%増となり、1974年9月以来の大きな上げ幅を記録した。ロシアのウクライナ侵攻が前月に引き続き反映された格好。上げ幅は前月の31.2%から一段と拡

1-3月期の実質賃金1.8%低下

ドイツ連邦統計局が5月30日発表した1-3月期の実質賃金(暫定値)は前年同期を1.8%下回った。名目賃金は4.0%増加したものの、インフレ率が5.8%に達したことから、実質の受給額が目減りした。

消費者信頼感指数、やや改善も極めて低い水準

市場調査大手GfKが5月25日発表したドイツ消費者信頼感指数の6月向け予測値はマイナス26.0ポイントとなり、過去最高となった5月(-26.6ポイント=確定値)からやや改善した。ただ、水準自体は依然として極めて低く、消費

1-3月期GDP0.2%増に、外需が強く押し下げ

ドイツ連邦統計局が5月25日発表した2022年1-3月期の国内総生産(GDP)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前期比0.2%増となった。内需は1.8%伸びたものの、外需(輸出-輸入)が振るわずGDPを1.4ポイン

【6月1日付の法令改正】

・エネルギー価格高騰に伴う市民負担の軽減策が施行。◇被用者必要経費控除を200ユーロ増の1,200ユーロに引き上げ◇所得税基礎控除を363ユーロ増の1万347ユーロに引き上げ◇通勤距離が20キロ超の就労者に対し20キロを

フックス―電池材料事業に参入―

潤滑油大手の独フックス・ペトロルブは5月25日、電解液の独スタートアップ企業Eライト・イノベーションに資本参加したと発表した。電解液は正極、負極とならぶリチウムイオン電池の主要材料。電池需要の急速な拡大を受け電解液のニー

BMW―中国で電池リサイクル確立―

高級乗用車大手の独BMWは5月25日、中国子会社BMWブリリアンス・オートモーティブ(BBA)が廃電池のリサイクルを確立したと発表した。中国は世界最大の電動車市場で、今後は大量の廃車から使用済み電池が回収される見通し。B

ランクセス―事業整理で高機能材料事業を合弁化―

化学大手の独ランクセスは5月31日、高機能材料事業(HPM)の整理計画を発表した。蘭同業DSMの高機能樹脂事業(DEM)を投資会社アドベントと共同買収したうえで、DEMを新設する合弁会社に移管。また、HPMを同合弁に移管

テスラ―独工場の拡張を計画―

電気自動車大手の米テスラが独東部に新設したグリュンハイデ工場の拡張を計画している。グリュンハイデ村長などへの取材をもとに地元ベルリン・ブランデンブルク公共放送(RBB)が5月25日に報じた。順調に行けば6月23日にも村議

ネクスト・イー・ゴー―ブルガリア投資案を当局に提出―

電気自動車の独スタートアップ企業ネクスト・イー・ゴー・モバイルはこのほど、ブルガリア北部ロヴェチでの工場建設計画に関連し、市当局に投資案を提出した。6月半ばに着工し、来年末までに全設備の設置を終える計画で、2024年下半

トタル―独製油所でロシア産原油の使用削減―

仏石油大手トタルエナジーズのパトリック・プヤンヌ最高経営責任者(CEO)は5月25日の株主総会で、独東部のロイナ製油所で使用するロシア産原油の量を削減していることを明らかにした。ポーランドのグダニスク港経由で他国産を調達

レンゴー―独社を買収―

レンゴーは5月24日、重量物包装資材製造の独ティム・パッケージング・システムズを完全買収することで合意したと発表した。製品ポートフォリオの拡充、供給体制の充実を図り、より幅広い包装ニーズに迅速に対応できるようにする狙い。

レヴィ・ヘルス―不妊治療支援にAI活用―

ベルリンのスタートアップ企業レヴィ・ヘルスが不妊治療の支援に人工知能(AI)を活用している。人工授精と異なり費用が大幅に低いのが特徴だ。これまでに計250万ユーロの資金を投資家から獲得した。『南ドイツ新聞』が報じた。 流

メルセデス

高級車大手のメルセデスベンツがマニュアル車の生産を2023年で全面的に打ち切る。地方紙『シュツットガルター・ツァイトゥング』などが報じ、同社が追認したもので、車両の電動化に伴い需要が減少していることを受けた措置と説明して

ソフトの不具合でカード使えず、端末交換で対応の小売店も

ドイツ国内の多くの小売店でクレジットカードと銀行カードが利用できない状態が5月24日から続いている。米ベリフォン・システムズ製決済端末のソフトウエアに不具合が発生したためだ。ソフトアップデートの見通しは今なお立っていない

入国時の3G義務を停止、感染者数の大幅減少など受け

ドイツ政府は5月25日の閣議で、新型コロナウイルス感染拡大防止のための入国規制を緩和することを決めた。新規感染者数がピーク時に比べ大幅に減ったうえ、現在主流のオミクロン株はデルタ株などの従来株に比べ重症化リスクが低いこと

被用者の3人に1人がインフレで生活費不足に

ドイツの被用者の3人に1人が、インフレ率の高騰を受け給料だけでは生活費が足りないと考えていることが、求人情報専門の検索エンジン運営会社インディードのアンケート調査で分かった。特に手取2,000ユーロ未満の人で状況が厳しい

「1ケース3~4ユーロの値上げが妥当」=ビール大手

「白ビールの価格は理論的にみて1ケース当たり3~4ユーロ高くできる」――。白ビール大手エルディンガー・ヴァイスビアで販売事業を統括するヨーゼフ・ヴェスターマイヤー氏はニュースサイト「t-オンライン」でそう述べ、小売店が値

ECB総裁、「7月にも利上げ」

欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は23日、主要政策金利の中銀預金金利を7月にも引き上げるとの見通しを示した。その後も引き上げ、9月末までにマイナス金利から脱却するとしている。 ラガルド総裁の発言は、ユーロ圏のインフレ

メルセデスベンツ―電池材料の米シラと協業―

高級車大手の独メルセデスベンツは17日、次世代電池の分野で米スタートアップ企業シラ・テクノロジーズと協業すると発表した。シラが開発・生産するシリコン負極材を用いたリチウムイオン電池を実用化。車載電池のポートフォリオを拡充

独BEV生産、昨年は86%増加

ドイツ連邦統計局は19日、電気自動車(BEV)の国内生産台数が2021年は約32万8,000台となり、前年を85.8%上回ったことを明らかにした。19年比では268.0%増えている。生産額は137億ユーロで、前年の80億

粗鋼生産2カ月連続減少、4月は-1.1%に

独鉄鋼業界団体シュタールが20日発表した4月の粗鋼生産高は332万5,000トンとなり、前年同月を1.1%下回った。減少は2カ月連続。ウクライナ戦争勃発直後の3月は同11.8%落ち込んでおり、これに比べると減少幅は小さか

春小麦の作付面積74%増加

ドイツ連邦統計局は19日、春小麦の作付面積が今年は5万3,100ヘクタール(見通し)となり、前年を73.5%上回ったと発表した。ロシアのウクライナ侵攻を受け、穀物価格が高騰していることが大幅増につながった可能性があるが、

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