ドイツ経済ニュース

21年の輸出入高がコロナ禍前超え

ドイツ連邦統計局が9日発表した2021年の輸出高は1兆3,755億ユーロとなり、新型コロナ危機1年目の前年を14.0%上回った。19年比でも3.6%増加。輸入高(前年比17.1%増の1兆2,022億ユーロ)も19年比で8

1月インフレ率、エネルギー除くと3.2%

ドイツ連邦統計局が11日発表した1月の消費者物価指数は前年を4.9%上回った。インフレ率は約30年来の高水準に達した前月の同5.3%を下回ったものの、依然として極めて高い。幅広い分野での原材料・部品不足に伴う価格の上昇が

卸売物価の上昇率高止まり、1月は16.2%

ドイツ連邦統計局が11日発表した1月の卸売物価指数は前年同月比16.2%増となり、3カ月連続で16%台の上げ幅を記録した。前年同月を上回るのは12カ月連続。コロナ禍からの世界経済の回復やそれに伴う原材料・部品不足が物価を

ECBの利上げ、年内に実施=独連銀総裁

ドイツ連邦銀行(中銀)のナーゲル総裁は9日、ユーロ圏で物価の急上昇が続いていることを受けて、欧州中央銀行(ECB)が年内に利上げするべきとの考えを示した。ECBのラガルド総裁も先日、利上げは来年以降とする方針にこだわらな

ヘンケル―資生堂からアジア太平洋のサロン向け事業買収―

化学大手の独ヘンケルは9日、資生堂からアジア太平洋地域のヘアサロン向け事業を買収することで合意したと発表した。事業ポートフォリオを拡充するとともに、急成長するアジア太平洋市場で主要なプレイヤーとなることが狙い。買収金額な

コベストロ―再生可能原料を三井化学などから調達―

化学大手の独コベストロは14日、バイオ原料ベースのフェノールとアセトンの供給を受けることで三井化学、三井物産と合意したと発表した。持続可能性に関する目標を顧客企業が達成できるようにすることを支援する狙い。 フェノールとア

BMW―中国合弁への出資比率引き上げ完了―

高級車大手のBMWは11日、華晨中国汽車(ブリリアンス)との現地合弁会社、BMWブリリアンス・オートモーティブ(BBA)への出資比率引き上げ計画が同日付で現地当局から承認されたと発表した。これにより出資比率は従来の50%

ボッシュ―売上記録更新―

自動車部品を中心に事業を展開する独ボッシュが9日発表した2021年12月期暫定決算の売上高は前年比10%増の788億ユーロとなり、過去最高を更新した。半導体不足などで生産調整を余儀なくされたものの、4部門すべてで増収を確

ダイムラー・トラック―MDAXに採用―

フランクフルト証券取引所を運営するドイチェ・ベルゼは8日、商用車大手ダイムラー・トラックを11日付でMDAXに採用すると発表した。これまでMDAXに採用されていた不動産大手アルストリア・オフィス・リートが買収され、浮動株

インフィニオン―NFC特許群を買収―

半導体大手の独インフィニオンは9日、近距離無線通信(NFC)の特許群をフランスの特許ファンドであるフランス・ブルベとアプリケーション・ソフトウエア会社ベリマトリックスから取得したと発表した。NFC機能搭載機器市場の将来性

シーメンス―郵便・小包自動化システム事業を売却―

電機大手の独シーメンスは9日、物流機器子会社シーメンス・ロジスティクスの郵便・小包自動化システム事業を独機械大手ケルバーに売却することで合意したと発表した。事業整理の一環。取引価格は11億5,000万ユーロ。年内の売却手

シーメンス・エナジー―再生エネ不振で赤字転落―

発電設備大手の独シーメンス・エナジーが9日発表した2021年10-12月期(第1四半期)決算の営業損益(調整済みベースのEBITA)は5,700万ユーロの赤字となり、前年同期の黒字(2億4,300万ユーロ)から大幅に悪化

ダグラス―オンライン薬局事業に参入―

コスメティック用品小売大手の独ダグラスは10日、オンライン薬局を運営する蘭ディサポ・デーエー・アポテーケ(disapo.de. Apotheke)を買収すると発表した。オンライン薬局事業に参入するとともに、ネット通販の相

楽天シンフォニー―独英仏に拠点設立―

楽天は14日、傘下の楽天シンフォニーがドイツ、英国、フランスに事業拠点を設立すると発表した。欧州の主要市場に事業拠点を設けることで、同地でのマーケティングと既存顧客へのサービスを強化。オープンRAN技術の普及を加速させる

アリアンツ―ギリシャ同業を買収―

保険大手の独アリアンツは11日、ギリシャ最大の独立系保険会社ヨーロピアン・リライアンスを2億700万ユーロで買収すると発表した。アリアンツの現地法人アリアンツ・ヘラスは収入保険料(GWP)ベースで国内5位に浮上する。 ア

ヘンケル

化学大手の独ヘンケルは11日、独スタートアップ企業PEMモーションと次世代車載電池の研究・開発で戦略パートナーシップを締結したと発表した。安全で持続可能な電池材料の実現を目指す。具体的には熱伝導性が低いとともに、修理・リ

余白一滴

コロナ禍の影響が一段と身に染みて感じられるようになってきた。自分の周辺にはこれまで存在しなかった感染者が最近、立て続けに2人出た。幸いにも症状はともに軽い。どの株に感染したかは不明だが、恐らくオミクロンだろう。 先週はご

1日で25万人が感染、医療や物流中心に人手不足

独ロベルト・コッホ研究所(RKI)が4日発表した新型コロナウイルスの前日の新規感染者数は24万8,838人となり、3日連続で過去最高を記録した。感染力の極めて高い変異株オミクロンが主流となったことで増加に歯止めがかからな

ワクチン証明書、欧州委が適用期間延長など提案

欧州連合(EU)の欧州委員会は3日、新型コロナウイルスワクチン接種などを証明する「EUデジタルCOVID証明書」の適用期間を1年延長する方針を発表した。欧州では変異株「オミクロン」が猛威を振るうなか、ワクチンの追加接種が

12月鉱工業生産3カ月ぶりに減少、21年は3%増に

ドイツ連邦統計局と連邦経済省が7日発表した2021年12月の鉱工業生産指数(2015年=100)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で96.3(暫定値)となり、前月を0.3%下回った。減少は3カ月ぶり。建設業が7.3%

BASF(化学)―炭素中立のイソシアネートを初市場投入―

化学大手の独BASFは7日、100%炭素中立のイソシアネートを初めて市場投入すると発表した。自社と顧客企業の二酸化炭素(CO2)排出削減につなげる考え。第2四半期(4~6月)から引き渡しを開始する。 「ルプラナートZER

ヘンケル(化学)―高砂香料にサステナビリティ大賞―

化学大手の独ヘンケルは8日、2021年の最優秀サプライヤー5社を表彰したと発表した。高砂香料工業はサステナビリティ大賞を受賞している。 高砂香料はスイス香料大手フィルメニッヒとともに洗剤部門のサステナビリティ大賞を受賞し

インフィニオン(半導体)―通期予測を引き上げ―

半導体大手の独インフィニオンは3日の決算発表で2022年9月通期の業績予測を引き上げた。第1四半期(21年10~12月)の業績が好調だったうえ、経済・社会のデジタル化の進展を背景に今後も需要の拡大が見込まれるためで、売上

フォルクスワーゲン(自動車)―コロナ一時金を支給―

自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は8日、ドイツ本国の従業員にコロナ一時金を支給することで従業員代表と合意したと発表した。感染リスクのあるなかで勤務したり、子供の世話を焼きながら在宅勤務するなど難しい状況下で業務を行

機械業界の21年新規受注32%増加、18年比でも+7%に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が3日発表した独業界の2021年の新規受注高は前年比で実質32%増と大幅に拡大した。増加は3年ぶり。受注が好調だった18年に比べても7%高い水準で、20年春以降の新型コロナ危機で落ち込んだ需

小売で品不足が緩和

小売業で深刻な品不足が一定程度、緩和してきたもようだ。Ifo経済研究所のアンケート調査によると、発注した商品の入荷が遅れているとの回答は1月に57.1%となり、前月の81.6%から約25ポイント低下した。入荷状況は依然し

21年小売売上0.7%増加、通販がけん引

ドイツ連邦統計局が1日発表した2021年の小売売上指数(自動車販売店を除く、2015年=100)は物価調整後の実質で前年比0.7%増の116.7(暫定値)となり、これまでに引き続き拡大した。コロナ禍で実店舗の売り上げは1

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