ドイツ経済ニュース

Peguform GmbH―印同業Mothersonが買収―

自動車部品メーカーの独Peguform(ベッチンゲン)は13日、投資会社の墺Cross Industriesが同社の資本80%をインドの自動車部品大手Motherson Sumi Systemsに売却すると発表した。Mo […]

Leoni AG―韓国同業を完全傘下に―

ワイヤーハーネス大手の独Leoni(ニュルンベルク)は出資先の韓国同業Daekyeungを来年にも完全子会社化する予定だ。現代自動車との取引開始につなげる狙い。Leoniのクラウス・プロープスト社長へのインタビューをもと

Carl Zeiss AG―独拠点に5億ユーロ、半導体部門強化へ―

精密・光学機器大手のCarl Zeiss(オーバーコッヘン)は13日、ドイツ国内拠点の拡張に今後数年間で最大5億ユーロを投じると発表した。主に半導体部門を強化する狙いで、同部門の事務所、製造工場を拡張。またシリコンウエハ

―大幅減収に、日本の震災響く―

スイスの半導体メーカーMicronas(チューリヒ)が19日発表した2011年1-6月期決算の売上高は7,969万スイスフランとなり、前年同期から17%減少した。主力の自動車向け半導体の販売が東日本大震災の影響で大幅に滞

Koninklijke Philips Electronics N.V.―巨額赤字に転落―

電機大手の蘭Philips(アムステルダム)が18日発表した2011年4-6月期(第2四半期)決算の純損益は13億4,500万ユーロの赤字となり、前年同期の黒字(2億6,200万ユーロ)から大幅に悪化した。ヘルスケアと照

Siemens AG―がん粒子線治療の商業化プロジェクト凍結―

電機大手のSiemens(ミュンヘン)は18日、ギーセン・マールブルク大学病院で進めてきたガン粒子線治療の商業化プロジェクトを凍結すると発表した。治療施設の経済性が確保できないと判断したためで、今後は当該施設を研究開発目

Nokia Siemens Networks B.V.―出資2社が売却断念―

NokiaとSiemensが通信設備合弁会社Nokia Siemens Networks(NSN、フィンランドのエスポー)の売却交渉を打ち切った。買収に関心を示した投資家と条件が折り合わなかったためで、2社はNSNの自力

WMF AG―小型家電事業を強化―

高級キッチン用品メーカーのWMF(ガイスリンゲン・アン・デア・シュタイゲ)は、小型家電事業を強化し、2014年までに同製品の売上高を1億5,000万ユーロに拡大する計画だ。同社のトルステン・クラップロート代表取締役が『フ

Intercell AG―新たな出資者模索―

オーストリアのバイオ企業Intercell(ウィーン)が新たな出資者を模索している。年末までに手持ちの現金が現在の8,700万ユーロから5,000万ユーロに低下する見通しのため。トーマス・リンゲルバッハ社長が墺経済紙『ヴ

Tengelmann―ネット通販強化に向け2社に出資―

独小売大手のTengelmann(ミュルハイム・アン・デア・ルール)は14日、コーヒーのネット通販会社Coffee Circleとオンライン決済システム開発のdeal united GmbHにそれぞれ30%、13%出資し

Deutsche Boerse AG―NYSEとの合併を株主承認―

フランクフルト証券取引所を運営するDeutsche Boerseは14日、同業のNYSE Euronextとの合併計画を株主が承認したと発表した。NYSEの株主はすでに7日の時点で承認を済ませており、合併は大きな山を一つ

Rewe

独小売大手のReweは17日、同社のデータバンクがハッカー攻撃を受け、一部の情報が流出したと発表した。漏えいしたのは同社が実施する販促キャンペーンに応募した顧客のデータ。クレジットカードや銀行口座に関する情報は被害を受け

Bosch

自動車部品大手のBoschは18日、ソフト開発の独inubit AGを完全買収すると発表した。inubitはビジネス・プロセス・マネジメント(BPM)を手がける企業で、従業員数は100人。昨年は1,000万ユーロを売り上

Roche

スイスの製薬大手Rocheは19日、子宮頸がんに重点を置いた体外診断薬開発の有力企業である独MTM Laboratoriesを買収すると発表した。診断薬・機器事業を強化する狙い。まずは1億3,000万ユーロを支払い、一定

消費者が企業に求めるもの、トップは「雇用」=E&Y調査

会計監査法人のアーンスト&ヤング(E&Y)はこのほど、ドイツの消費者を対象に実施した企業の経済・社会的役割に関するアンケート調査の結果を発表した。それによると、企業の役割として「雇用」を非常に重視する人が73%

欧州列車制御システム導入を独政府が大幅縮小へ

独連邦交通省はオランダとイタリアを結ぶ欧州縦断鉄道輸送ネットワークで計画されていた自動列車保安システム「ETCS」のドイツ国内区間への導入規模を大幅に縮小する意向だ。財政状況が厳しいためで、完全に新システムに入れ替える代

独自動車メーカー、持続可能性への取り組み本格化

ドイツの自動車メーカーが、企業の社会的責任(CSR)活動の一環として環境保全をはじめとするサステナビリティ(持続可能性)への取り組みに本腰を入れている。経営指針の中に持続可能性を盛り込んでいない大手メーカーは1社もなく、

化学業界が売上成長予測引き上げ

独化学工業会(VCI)は14日、2011年の業界売上成長率を従来予測の9%から10%に引き上げた。上方修正は今年2度目。好景気が下半期も続き、原料費高騰の川下転嫁が進むと判断したためで、生産者価格の上昇率もこれまでの4%

異なる同位体の構造を同時に測定

分子構造と原子の構成要素を同時に測定できる新たな分光法をマックス・ボルン非線形光学・短時間分光光学研究所(MBI、ベルリン)の研究チームが開発した。「2つの異なる状態を同時に精確に測定することはできない」とされる量子力学

カルテル罰金に対する遅延利息は「違憲」

カルテル制裁金に対する遅延利息賦課をめぐる係争でデュッセルドルフ高等裁判所はこのほど、カルテル罰金の支払いの遅れに遅延利息を課すとする競争制限禁止法(GWB)の規定は違憲との判断を示した。裁判による罰金判決などでは遅延利

ティッセンクルップのカルテル、欧州裁が制裁減額命令

欧州司法裁判所の一般裁判所は13日、欧州委員会がエレベーターなど昇降機販売をめぐるカルテルで独ティッセンクルップに科した制裁金の33%減額を命じる判決を下した。 \ 欧州委は2007年、ティッセンクルップとオーティス(米

BMW・VWへの公的補助に疑義、欧州委が本格調査開始

欧州連合(EU)の欧州委員会は13日、独自動車大手BMWとフォルクスワーゲン(VW)が旧東独地域で行うプロジェクトにドイツ政府が補助金を交付する計画について、妥当性に疑問があるとして本格的な調査を開始すると発表した。 \

住宅価格が上昇へ

景気回復を背景にドイツで住宅需要が高まり、住宅価格も上向いている。貯蓄銀行系住宅金融組合LBSがこのほど発表した不動産市場動向によると、2011年の住宅需要は一戸建て、新築テラスハウス、分譲マンションの全てで高まり、価格

スイス大手銀2行が人員削減へ

スイスの大手銀行であるUBSとクレディ・スイスが大規模な人員削減を実施するもようだ。スイスフラン高による収益の目減りに加え、ユーロ圏の信用不安によるトレーディング部門の低迷が打撃となり、業績が急速に悪化しているため。削減

家電量販大手メディア・サターンに収賄容疑

独アウグスブルク検察当局は13日、家電販売欧州最大手メディア・サターンの本社ビルと事務所、社員宅を収賄容疑で家宅捜査した。社員が取引先の家電メーカーやサービス事業者から賄賂などを受け取っていた疑いがあるため。同社は捜査に

300ユーロは少額横領にあらず

少額の横領を行った被用者を解雇することは難しい。これについては最高裁の連邦労働裁判所(BAG)が昨年の判決で基準を示したように、処分歴のない者に対して下せる処分は警告にとどまる(本誌2010年6月16日号を参照)。 \

職場風刺は表現の自由、解雇無効に

職場や上司、同僚に暴言を吐けば警告・解雇などの処分を受ける。これについては7月6日号のコラム「責任能力なくても即時解雇可」でお伝えした。しかし、小説を書いて上司や同僚を想起させるような人物を侮蔑的に描写した場合は事情が異

中期財政計画、歳出抑制が鮮明に

連邦政府は6日の閣議で、2012年度予算案と2015年までの中期財政計画を承認した。景気回復を背景に税収が大幅に拡大する一方で、財政健全化に向けて歳出の伸びを抑制したのが特徴。閣議では市民の税・社会保障費負担を2013年

全国の予備発電装置、政府がリストアップへ

老朽原発7基の廃炉と2022年の原発全廃がほぼ確定したことを受けて、連邦政府が電力の供給不足を補う予備発電能力(「待機予備力」「コールドリザーブ」とも言う)の詳細な調査に乗り出した。6日付『ファイナンシャル・タイムズ(ド

CCS法案が連邦議会で可決、州に建設拒否権あり実効性に疑問も

二酸化炭素(CO2)の分離・貯蔵(CCS)技術の導入と利用に向けた連邦政府案が7日の連邦議会(下院)で可決された。研究・デモ目的に限り貯留施設の建設を認めるもので、プロジェクト事業者に事故に伴う損害の賠償責任を負わせるこ

5月輸出20%増加

ドイツ連邦統計局が8日発表した2011年5月の輸出高(暫定値)は921億ユーロとなり、前年同月比で19.9%増加した。欧州連合(EU)連合域外向けが特に好調だった。輸入高は同15.6%増の773億ユーロで、貿易収支の黒字

製造業売上5月は0.9%減に

ドイツ連邦統計局が8日発表した2011年5月の製造業売上高(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比0.9%減となり、4カ月ぶりに落ち込んだ。国内が0.7%減、国外も1.3%減とともに後退。国外はユーロ圏外

欧州中銀が追加利上げへ、政策金利1.5%に

欧州中央銀行(ECB)は7日の定例政策理事会で、ユーロ圏17カ国に適用される最重要政策金利を0.25ポイント引き上げ、年1.5%とした。利上げは3カ月ぶり。 \ ECBはユーロ圏の消費者物価が急上昇していることを受け、4

着床前診断が制限付きで可能に、下院が法案可決

着床前診断(PGD)を条件付きで認める法案が7日の連邦議会(下院)で可決された。PGDは議員の倫理観や信仰に直接かかわる問題のため、決議は党議拘束なしに実施。出席議員594人のうち326人が賛成票を投じた。 \ ドイツで

―資源大手Lynasと合弁、磁石原料のネオジム確保へ―

電機大手の独Siemens(ミュンヘン)は7日、永久磁石の合弁生産会社を設立することで資源大手の豪Lynasと基本合意したと発表した。永久磁石の原料である希土類のネジオムを長期的に確保することが狙い。ネジオムの生産は現在

BASF SE―EV関連の開発強化へ―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は7日、電気自動車(EV)関連の素材開発を強化する方針を打ち出した。バッテリーや軽量素材などこれまで出遅れていた分野に本腰を入れ、長期的に数億ユーロ規模の売上実現を目指す。

SGL Carbon SE―BMW大株主が出資拡大、今年2度目―

富豪ズザンネ・クラッテン氏の投資会社Skionが炭素繊維大手SGL Carbon(ヴィースバーデン)への出資比率を従来の27.27%から29%弱へと引き上げた。同比率の拡大は5月に続き今年2度目。ロイター通信が6日報じた

Vacuumschmelze GmbH & Co. KG―米OMグループが買収―

JP Morgan傘下の投資会社One Equity Partnersは5日、傘下の独磁性素材メーカーVacuumschmelze(VAC、ハーナウ)を米国の特殊化大手OMグループに売却すると発表した。成約額は10億ドル

Hochtief AG―洋上事業でベルギーDemeグループと合弁―

建設大手の独Hochtief(エッセン)は6日、洋上風力発電パーク関連のサービス事業でベルギーのDemeグループと提携すると発表した。折半出資の合弁会社を設立し、洋上風力発電パークや石油プラットフォームの建設に必要な特殊

Deutsche Lufthansa AG―バイオ燃料のフライト試験開始―

航空大手の独Lufthansa(フランクフルト)は10日、バイオ燃料を搭載した旅客機のフライト試験を15日から実施すると発表した。期間は6カ月で、商業フライトを利用して行う同燃料の実用試験では世界最長という。バイオ燃料が

KSM Castings GmbH―中国メーカーが買収―

中堅自動車部品メーカーの独KSM Castings(ヒルデスハイム)は7日、親会社である英投資会社のCognetasが同社を中国の国営アルミホイール大手 CITIC Dicastal Wheel Manufacturin

BMW―金融大手INGの車両リース事業買収―

自動車大手の独BMW(ミュンヘン)は8日、金融大手の蘭INGから企業向け自動車リース事業を買収することで合意したと発表した。欧州車両リース市場で競争力を強化する狙い。買収予定の事業はリース子会社のAlphabetに組み込

Volkswagen AG―グループ上期販売400万台突破―

欧州自動車最大手Volkswagen(VW、ヴォルフスブルク)のヴィンターコルン社長は11日、2011年上半期のグループ販売台数が初めて400万台を超えたと発表した。世界の全地域で実績が拡大。11年通期では過去最高となっ

Gea Group AG―ニュージーランド企業買収―

食品機械大手の独Gea(デュッセルドルフ)は11日、ニュージーランドの同業Nu-Con Ltd.を買収すると発表した。粉体加工システム事業を強化する狙い。独禁当局の承認を経て買収手続きが9月にも終了すると見込んでいる。取

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