総合 - ドイツ経済ニュース

卸売物価の上昇率高止まり、1月は16.2%

ドイツ連邦統計局が11日発表した1月の卸売物価指数は前年同月比16.2%増となり、3カ月連続で16%台の上げ幅を記録した。前年同月を上回るのは12カ月連続。コロナ禍からの世界経済の回復やそれに伴う原材料・部品不足が物価を […]

ECBの利上げ、年内に実施=独連銀総裁

ドイツ連邦銀行(中銀)のナーゲル総裁は9日、ユーロ圏で物価の急上昇が続いていることを受けて、欧州中央銀行(ECB)が年内に利上げするべきとの考えを示した。ECBのラガルド総裁も先日、利上げは来年以降とする方針にこだわらな

1日で25万人が感染、医療や物流中心に人手不足

独ロベルト・コッホ研究所(RKI)が4日発表した新型コロナウイルスの前日の新規感染者数は24万8,838人となり、3日連続で過去最高を記録した。感染力の極めて高い変異株オミクロンが主流となったことで増加に歯止めがかからな

ワクチン証明書、欧州委が適用期間延長など提案

欧州連合(EU)の欧州委員会は3日、新型コロナウイルスワクチン接種などを証明する「EUデジタルCOVID証明書」の適用期間を1年延長する方針を発表した。欧州では変異株「オミクロン」が猛威を振るうなか、ワクチンの追加接種が

12月鉱工業生産3カ月ぶりに減少、21年は3%増に

ドイツ連邦統計局と連邦経済省が7日発表した2021年12月の鉱工業生産指数(2015年=100)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で96.3(暫定値)となり、前月を0.3%下回った。減少は3カ月ぶり。建設業が7.3%

消費者信頼感3カ月ぶりに改善

市場調査大手GfKが1月27日発表したドイツ消費者信頼感指数の2月向け予測値はマイナス6.7ポイントとなり、1月の確定値(-6.9ポイント)を0.2ポイント上回った。同指数の改善は3カ月ぶり。高水準に達しているインフレ率

1月失業者が実質減に

ドイツ連邦雇用庁(BA)が1日発表した1月の失業者数は246万2,000人となり、前月を13万3,000人上回った。冬季で屋外労働需要が減ったことや、クリスマス商戦で一時的に増えていた小売店の店員が減少したことが背景にあ

コロナ規制、早ければ2月下旬にも緩和、感染は拡大中

ドイツのカール・ラウターバッハ保健相は1月28日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するための規制を早ければ2月にも緩和する可能性を明らかにした。感染力が極めて高いオミクロン株の拡大局面にある現時点での緩和に

EU域内の旅行ルール、統一運用へ

欧州連合(EU)加盟国は1月25日に開いた総務理事会で、新型コロナウイルス感染拡大を受けて導入した域内間の旅行に関するルールをめぐる新たな勧告を採択した。ワクチン接種などの証明書を持つ人の自由な移動を認める制度を軽視する

EUが中国をWTOに提訴、リトアニアへの報復措置で

欧州連合(EU)の欧州委員会は1月27日、リトアニアに対する中国の差別的な貿易慣行がEU単一市場にも悪影響を及ぼしているとして、世界貿易機関(WTO)に提訴したと発表した。中国は台湾との関係を深めるリトアニアへの圧力を強

インフレ率の下げ幅小さく、1月は事前予測を上回る4.9%に

ドイツ連邦統計局が1月31日に発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比で4.9%上昇した。上げ幅は1992年6月以来の高水準となった前月(5.3%)を下回ったものの、水準自体は依然とし極めて高く、エコノミストの

第4四半期GDP-0.7%に、感染拡大響く

ドイツ連邦統計局が1月28日発表した2021年第4四半期(10~12月)の国内総生産(GDP)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前期を0.7%下回った。マイナス成長は第1四半期(1~3月)以来で3四半期ぶり。新型コ

成長率予測を政府が3.6%に引き下げ

ドイツ政府は1月26日、2022年の実質国内総生産(GDP)成長率を3.6%とし、10月の前回予測(4.1%)から0.5ポイント引き下げた。新型コロナウイルスの感染拡大で経済が減速する見通しを受けたもの。ロベルト・ハーベ

製造業の輸出見通し、1月は9月以来の高水準に

Ifo経済研究所が1月26日発表した1月の独製造業輸出期待指数(DI)は前月を4.5ポイント上回る17.4ポイントとなり、昨年9月以来4か月ぶりの高水準に達した。同指数の改善は2カ月ぶり。繊維・衣料品、印刷、食品を除くす

英国向け輸出、21年は2.5%減少

ドイツ連邦統計局は1月28日、英国向けの輸出高が2021年は654億ユーロ(暫定値)となり、前年を2.5%下回ったと発表した。英国の欧州連合(EU)離脱は貿易のマイナス要因となっており、20年も前年比で15.3%落ち込ん

中国が6年連続で最大の貿易相手国に

ドイツ連邦統計局は1月31日、中国との貿易総額(輸出高と輸入高の合計)が昨年は1~11月だけで前年同期比14.7%増の2,223億ユーロとなり、前年通期を上回ったと発表した。同国は2016年から6年連続で最大の貿易相手国

コロナ新規感染14万人に、入院患者数は拡大に転じる

ロベルト・コッホ研究所(RKI)が21日発表した新型コロナウイルスの20日の新規感染者数(報告ベース)は14万160人となり、過去最高を3日連続で更新した。感染力の極めて高いオミクロン株が主流となっていることが大きい。2

PCR検査対象を高齢者などに制限

ドイツのオーラフ・ショルツ首相と国内16州の首相は24日、新型コロナウイルス対策に関する協議をテレビ会議方式で実施し、PCR検査の対象を高齢者や基礎疾患を持つ人、医療・介護施設の職員などに制限することを取り決めた。感染力

ワクチン4回目、「必要な事態に備えて準備」=EU

欧州連合(EU)は21日、オンライン形式で臨時の保健相会合を開き、新型コロナウイルスワクチンの4回目の接種が必要になる事態に備えて準備を進める方針を確認した。感染力の強い変異株「オミクロン」が猛威を振るうなか、EU各国は

墺が全成人にワクチン接種義務化、2月1日から

オーストリアで20日、18歳以上の成人に新型コロナウイルスワクチンの接種を義務付ける法案が議会の下院(国民議会)で可決された。上院の承認を経て2月1日から施行される。全成人を対象とする接種義務化は欧州連合(EU)で初とな

企業景況感6カ月ぶりに好転、先行き見通しの改善で

Ifo経済研究所が25日発表した1月のドイツ企業景況感指数(2015年=100)は95.7となり、前月を0.9ポイント上回った。同指数の改善は6カ月ぶり。先行き見通しが改善し数値が押し上げられた。クレメンス・フュスト所長

21年インフレ率3.1%に、エネと食品を除くと2.3%

ドイツ連邦統計局が19日発表した2021年の消費者物価指数は前年を3.1%上回り、インフレ率は1993年以来の高水準に達した。比較対象の20年はコロナ禍初年度の景気失速で石油価格が大幅に下落。同年下半期は景気対策で付加価

生産者物価の上げ幅、12月は過去最高の24.2%に

ドイツ連邦統計局が20日発表した12月の生産者物価指数は前年同月比24.2%増となり、統計を開始した1949年以降で最大の伸びを記録した。同物価の上昇は13カ月連続。エネルギーと中間財がこれまでに引き続き全体を強く押し上

製造業受注残高が11カ月連続で記録更新

ドイツ連邦統計局が19日発表した11月の製造業受注残高指数(2015年=100)は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月を1.5%上回る146.5(暫定値)となり、統計開始(15年1月)後の最高を11カ月連続で更新し

21年卸売物価9.8%上昇、1974年以来の上げ幅に

ドイツ連邦統計局が12日発表した2021年の卸売物価指数は前年比9.8%増となり、第1次石油危機のただ中にあった1974年以来の大きな上げ幅を記録した。石油製品(上昇率32.0%)、鉱石・金属(同44.3%)が特に水準を

21年GDP2.7%上昇、コロナ禍前の19年比では-2%に

ドイツ連邦統計局が14日発表した2021年の国内総生産(GDP、速報値)は物価調整後の実質で前年比2.7%増となり、2年ぶりに拡大した。内需と外需がともに伸びた。ただ、新型コロナウイルス感染拡大の局面が数度あり、その都度

新変異株対策で飲食店規制強化、オミクロン感染8州で過半数に

ドイツのオーラフ・ショルツ首相と国内16州の首相は7日、新型コロナウイルス対策に関する協議をテレビ会議方式で実施した。感染力の極めて高い新変異株オミクロンに感染する人が国内で増えていることを受けたもの。迅速なワクチン接種

墺以外の隣接国がコロナ高リスク地域に

ドイツ政府は9日、計40カ国を新たに新型コロナウイルス感染の「高リスク地域」に指定した。これらの国で新規感染者数が高水準に達していることを踏まえた措置。ルクセンブルクも含まれており、隣接国はオーストリアを除きすべて高リス

EUのワクチン接種証明、有効期間9カ月に

欧州委員会は12月21日、欧州連合(EU)共通の新型コロナウイルスワクチン接種証明書について、有効期間を 9カ月間とすることを決定したと発表した。欧州でコロナ感染が急拡大するなか、免疫力が低下した人が域内を旅行するのを制

mRNA薬のキャリア開発・生産を政府が支援

ドイツ連邦経済・気候省は3日、伝令RNA(mRNA)医薬品の重要材料である脂質ナノ粒子(LNP)の開発・生産助成指針を発表した。mRNAベースの医薬品は効果と将来性が高いことが新型コロナウイルスワクチンで確認され、今後さ

12月インフレ率5.3%に、21年平均は93年以来の高水準

ドイツ連邦統計局が6日発表した2021年12月の消費者物価指数は前年同月比5.3%増(暫定値)となり、1992年6月以来の大きな上げ幅を記録した。エネルギー価格の上昇率は前月の22.1%から18.3%に低下したものの、食

輸入物価の上げ幅25%に拡大、エネルギーは2.6倍に

ドイツ連邦統計局が12月23日発表した11月の輸入物価指数は前年同月比24.7%増となり、上げ幅は前月の同21.7%を一段と上回った。エネルギーと中間財がこれまでに引き続き全体を強く押し上げ、第1次石油危機の渦中にあった

製造業受注11月は3.7%増に

ドイツ連邦統計局と連邦経済省が6日発表した2021年11月の鉱工業新規受注指数は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月を3.7%上回った。増加は2カ月ぶり。国外受注が好調で、全体が押し上げられた。国内は2.5%落ち込

11月鉱工業生産は微減

ドイツ連邦統計局と連邦経済省が7日発表した2021年11月の鉱工業生産指数(15年=100)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で96.3(暫定値)となり、前月を0.2%下回った。減少は2カ月ぶり。経済省は前月の増加幅

輸出が2カ月連続増加、11月は前月比+1.7%に

ドイツ連邦統計局が7日発表した2021年11月の輸出高(暫定値)は営業日数・季節要因調整後ベースで前月比1.7%増の1,257億ユーロへと拡大した。増加は2カ月連続。原材料・部品価格の上昇が製品価格に幅広く転嫁されている

1月1日付の法令改正

【労働・社会保障・税】 ・最低賃金引き上げ。1時間9.60ユーロから9.82ユーロに(7月1日からは10.45ユーロ) ・労使が折半する公的年金保険料の料率、18.6%に据え置き ・年金受給開始年齢、1956年生まれで6

上部へスクロール