ドイツ機械工業界の動き

Gea Group AG―包装資材子会社売却―

機械大手の独Gea(デュッセルドルフ)は9月30日、食品向け包装資材を製造する子会社CFS Kempten GmbHを包装資材メーカーのConflex Packaging GmbHに売却すると発表した。売却価格は明らかに […]

8月機械受注14%増加、国内がけん引

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が4日発表した独業界の2011年8月の新規受注高は前年同月を実質14%上回った。国内受注が22%伸びて全体をけん引。国外は9%増だった。VDMAのエコノミストはユーロ圏債務問題の影響を業界は

森精機―提携先のGildemeister買収視野に―

森精機が戦略提携先の独Gildemeisterの買収を視野に入れている。森雅彦社長が独『ヴェルト』紙に対し明らかにした。 \ 両社は金融・経済危機を受けて2009年に提携合意。株式をそれぞれ5%持ち合うほか、製造、調達、

Airbus S. A. S.―経営難のサプライヤー買収へ―

欧州航空機大手のAirbus(仏トゥールーズ)が経営難に陥った独サプライヤーPFW Aerospaceを買収する方向だ。22日付『ファイナンシャル・タイムズ(ドイツ版、FTD)』紙が報じたもので、同サプライヤーが倒産する

Repower Systems SE―中国事業から撤退―

印Suzlon傘下の独風力タービン大手Repower(ハンブルク)は21日の株主総会で、中国事業からの撤退方針を明らかにした。価格競争が激しく、品質やサービスを重視する同社には採算が合わないと判断したためで、現地工場は来

Thysenkrupp

鉄鋼系複合企業の独Thysenkruppが経営難の造船子会社Blohm+Vossを英投資会社Star Capital Partnersに売却する方向で独占交渉しているもようだ。関係筋の情報として26日付『ファイナンシャル

徐州工程機械集団有限公司―独に開発拠点―

中国の建機大手・徐州工程機械集団有限公司(XCMG)が欧州市場の開拓に乗り出した。独エンジニアリング企業Fluitronics GmbHの資本70%を7月に取得。今月19日にはデュッセルドルフ近郊のクレーフェルト市に欧州

工作機械業界、生産成長率予測30%に据え置き

ドイツ工作機械工業会(VDW)は19日、独業界の2011年生産成長率を従来予測の30%に据え置いた。景気はピークを過ぎたものの、受注残高が大きいためだ。主要顧客産業の投資意欲が依然として高いこともプラス材料としている。

Nordex SE―ルーマニアで初受注―

風力発電設備大手の独Nordexは12日、ルーマニアで初受注を獲得したことを明らかにした。ポーランドとブルガリアでも需要拡大を見込んでおり、同社は東欧市場に大きな期待をかけている。 \ ルーマニアでは2社から受注を獲得し

独機械業界、2012年生産高で記録更新見込む

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は8日、独業界の2012年生産高が前年比4%増の約1,970億ユーロとなり、08年に記録した過去最高(1,960億ユーロ)を更新するとの予測を発表した。金融不安やアジア・南米諸国の金融引き締

KSB AG―製品用途とサービス事業の拡大目指す―

ポンプ・バルブメーカーのKSB(フランケンタール)は製品の新たな用途を開拓するとともに、サービス事業も拡大し成長を目指す。ウォルフガング・シュミット社長が『ハンデルスブラット』紙のインタビューで明らかにした。 \ 同社長

Kion

フォークリフト大手の独Kionは5日、業務用車両販売会社Liftecのロシア事業を買収すると発表した。LiftecはKionの傘下ブランドLindeのフォークリフトをロシアで販売してきた実績がある。Kionは今後、同ブラ

7月の独機械受注9%増に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が8月31日に発表した2011年7月の業界受注高は前年同月を実質9%上回った。国内受注が20%増加して全体をけん引。国外は3%の伸びにとどまった。国内は大型受注が多かったほか、工作機械と木工

中国風力発電機メーカー、欧州進出視野に

中国の風力発電設備メーカーが欧州市場への進出を狙っている。国内市場の飽和問題を背景に当局が風力発電パークの新設・拡張を抑制し、成長鈍化が確実となっているためだ。中国メーカーの技術力は欧州メーカーに比べ低いものの、欧州企業

Siemens AG―風力発電の統括拠点をハンブルクに移転―

電機大手の独Siemens(ミュンヘン)が風力発電設備事業の統括拠点をデンマーク中部のブランデから独北部のハンブルクに移転する。『ハンブルガー・アーベントブラット』紙が報じ、同社が追認した。 \ Siemensは2004

上期機械輸出18%増に、中露向けなどけん引

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が25日発表した同業界の輸出入統計によると、2011年上半期の輸出高は前年同期比18.2%増の689億ユーロと大きく拡大した。中国のほか、ロシア、トルコ向けが急増。米国向けも平均を上回る伸び

独シューラー、新規受注・受注残ともに過去最高に

プレス機械世界最大手の独シューラーが8日発表した2010/11年第3四半期(2011年6月末)決算の営業損益(EBITベース)は1,730万ユーロの黒字となり、前年同期の2,810万ユーロの赤字から大きく改善した。アジア

Schuler AG―2013年末までフル稼働に―

プレス機大手の独Schuler(ゲッピンゲン)の業績が好調だ。景気回復を受けて受注が急増、現在抱える受注をこなすだけで2013年末までかかるという。同社のシュテファン・クレーベルト社長が『フランクフルター・アルゲマイネ』

Thyssenkrupp AG―技術サービス子会社売却―

鉄鋼系複合企業のThyssenkrupp(エッセン)は23日、技術サービス子会社のXervonをサービス大手のRemondisグループに売却するとこで合意したと発表した。売上規模で計100億ユーロの事業を分離する計画の一

米建機大手の独同業デマーグ買収を承認

欧州委員会はこのほど、建機大手の米テレックスが独同業デマーグ・クレーンズを買収する計画を承認したと発表した。両社の事業は大部分が補完的で、唯一重複する可動式の港湾クレーンについても、テレックスの欧州でのシェアが低いことか

三菱重工―独Aidaに大型客船納入へ―

三菱重工業は3日、クルーズ客船世界最大手の米Carnivalとの間で大型クルーズ客船2隻の建造に関する内定覚書(MOA)を締結したと発表した。Carnival傘下の独Aida Cruisesに納入する。Aida向けの大型

Thyssenkrupp AG―民間船事業売却で基本合意―

鉄鋼系複合企業の独Thyssenkrupp(エッセン)が造船子会社Blohm+Voss(B+V)の民間船事業を欧州の投資会社に売却することで基本合意した。早ければ9月末にも最終合意し、年末の取引成立を目指す。独日刊紙『ヴ

Siemens

電機大手の独Siemensは4日、再生可能エネルギー事業を10月1日付で風力とソーラー・水力の2部門に分割すると発表した。風力発電タービン事業が好調な一方で、ソーラー発電事業が低迷していることに対応。分離により各事業が市

独工作機械業界、上期受注が倍増

ドイツ工作機械工業会(VDW)が3日発表した2011年上半期の業界受注高は前年同期比103%増と大きく拡大した。国外受注が107%、国内が96%の幅でそれぞれ増加。受注額は2008年に記録した上期の最高を8%上回った。売

小型風力発電への関心、ドイツでも高まる

家庭やビルの屋上などに設置できる定格出力数キロワット(kW)~数十kWの小型風力発電装置に対する関心がドイツでも高まってきた。英国などに比べ普及規模はまだ小さいものの、フラウンホーファー風力エネルギー・エネルギーシステム

Linde

工業ガス大手の独Lindeと建設大手の米Bechtelが北米のエチレン製造装置事業で提携する。シェールガス(シェール層から採取される天然ガスで、近年になって採掘が可能になった)の生産拡大を受けて化学メーカーの間でエチレン

独仏の軍用艦大手が合併か、EADSを手本に

造船大手の独ティッセンクルップと仏DCNSの2社が両国政府を交えて軍用船事業の合併を協議しているもようだ。1日付『ファイナンシャル・タイムズ(ドイツ版、FTD)』紙が報じたもので、両国の航空宇宙大手を統合したEADSの軍

独風力発電市場回復、上期タービン新設が20%拡大

独風力エネルギー全国連盟(BWE)は7月27日、今年上半期(1~6月)の風力発電タービンの国内新設発電能力が前年同期比約20%増の793メガワット(MW)に拡大したと発表した。昨年は金融危機の影響で大幅に落ち込んだが、2

6月機械受注、増加率が1%に大幅縮小

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が1日発表した2011年6月の業界受注高は前年同月比の増加幅が実質1%にとどまり、前月の同21%から大きく縮小した。国内受注が14%減と大幅に後退。国外も増加率が前月の21%から10%へと鈍

炭素繊維製造設備を独4社が共同販売

ドイツの機械メーカー4社が炭素繊維製造のフル生産ラインを共同で販売している。1日付『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じたもので、すでに中国企業との取引が成立したという。 \ 販売提携するのはTruetzschler

Siemens AG―露で合弁、ガスタービンを共同生産へ―

電機大手の独Siemens(ミュンヘン)は1日、ロシアの提携先Power Machinesと共同で現地にガスタービンの合弁会社を設立すると発表した。東欧の発電設備市場開拓に向けた橋頭保とする考えで、Siemensは新会社

Siemens AG―風力発電設備の製造効率向上へ―

電機大手のSiemens(ミュンヘン)が風力発電設備の製造効率引き上げに取り組んでいる。作業工程の無駄を洗い出すとともに、これまで手仕事に頼ってきた作業を機械化。品質の高さを維持したまま製造時間の短縮とコスト圧縮を図る。

Rheinmetall AG―自動車部品部門のIPO検討―

独複合企業のRheinmetall(デュッセルドルフ)は7月28日、軍需と自動車部品を事業の2大柱とするこれまでの戦略を見直すと発表した。両事業がそれぞれ柔軟性と競争力を高められるようにすることが狙いで、自動車部品部門K

森精機―欧州販売網をGildemeisterと統合―

森精機は7月27日、欧州の販売網を業務・資本提携先の独Gildemeisterと統合すると発表した。グローバルレベルの販売統合に向けた措置で、当局の承認を経て実施する意向だ。 \ ドイツにおいてはGildemeister

EADS N.V.―衛星通信サービスのVizada買収―

欧州航空宇宙大手のEADS(蘭スキポール・ライク)は1日、衛星通信サービスのVizadaを投資会社のApax Franceから買収すると発表した。航空機事業に偏重した事業構造を是正する措置の一環で、買収により宇宙部門As

Siemens

電機大手の独Siemensは7月29日、排熱ボイラー製造・サービスの蘭NEMと同Nem Energy Service(NES)を投資会社HTP Capitalから買収すると発表した。コンバインドサイクル発電設備事業を強化

ダイムラーとロールスロイスの買収を承認

欧州委員会は7月25日、独自動車大手ダイムラーと英エンジン大手ロールスロイスが独エンジンメーカーのトグナムを共同買収する計画を承認したと発表した。ダイムラーとロールスロイスは均等出資の合弁会社を設立し、トグナムを吸収する

Duerr AG―日本パーカライジングが出資―

塗装設備大手の独Duerr(シュツットガルト)は25日、同社株0.4%を日本パーカライジングが取得したと発表した。Duerrは日本パーカライジングの子会社パーカーエンジニアリングに出資しており、今回の出資により協力関係を

ロボット・自動化設備業界、今年は売上成長20%見込む

ドイツ機械工業連盟(VDMA)のロボット・自動化設備部会は22日、独業界の2011年売上高が前年比20%増の約90億ユーロとなり、2008年に記録した過去最高(93億ユーロ)に近くづくとの予測を発表した。最も重要な輸出先

独デュル、VW中国合弁会社からエコ塗装設備を受注

独産業設備大手のデュルは14日、独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)と中国自動車大手の上海汽車(SAIC)の合弁会社である上海フォルクスワーゲン(SVW)から江蘇省・儀徴市に建設する新工場の環境配慮型塗装システム「エ

Hochtief AG―洋上事業でベルギーDemeグループと合弁―

建設大手の独Hochtief(エッセン)は6日、洋上風力発電パーク関連のサービス事業でベルギーのDemeグループと提携すると発表した。折半出資の合弁会社を設立し、洋上風力発電パークや石油プラットフォームの建設に必要な特殊

Deutsche Lufthansa AG―バイオ燃料のフライト試験開始―

航空大手の独Lufthansa(フランクフルト)は10日、バイオ燃料を搭載した旅客機のフライト試験を15日から実施すると発表した。期間は6カ月で、商業フライトを利用して行う同燃料の実用試験では世界最長という。バイオ燃料が

Gea Group AG―ニュージーランド企業買収―

食品機械大手の独Gea(デュッセルドルフ)は11日、ニュージーランドの同業Nu-Con Ltd.を買収すると発表した。粉体加工システム事業を強化する狙い。独禁当局の承認を経て買収手続きが9月にも終了すると見込んでいる。取

独シューラー、増資で6800万ユーロ調達

独プレス機械大手のシューラーは4日、機関投資家や個人投資家を対象にした新株発行増資で6,825万ユーロを調達したと発表した。調達した資金は負債返済のほか、自己資本の強化と事業拡大に充てる計画。 \ シューラーは今回の増資

Thyssenkrupp AG―造船子会社売却が白紙に―

エンジニアリング大手の独Thyssenkrupp(エッセン)は1日、造船子会社Blohm+Voss(B+V)の商船事業をアラブ首長国連邦アブダビ首長国の同業 Abu Dhabi MAR Group(ADM)に売却するとし

Kion

フォークリフト大手の独Kionは5日、仏モンタテール工場と伊バリ工場を閉鎖すると発表した。販売に占めるアジア、南米市場の比重が高まり、欧州が低下しているためで、2工場の閉鎖により欧州工場の稼働率を安定させる意向だ。閉鎖の

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