東欧市場における自動車工業界の動き

ロシア新車販売、8月は62.4%減少

ロシアの欧州ビジネス協会(AEB)は6日、同国の2022年8月の新車販売(乗用車・小型商用車)が4万1,698台となり、前年同月に比べ62.4%減少したと発表した。1~8月の累計は、前年同期比60.7%減の41万548台

韓国ポスコ、ポーランドでバッテリーリサイクル工場が完工

●EVバッテリー材料・部品の主要メーカーとして地盤を固める ●使用済みバッテリーを年7,000トン破砕処理する能力を持つ 韓国の鉄鉱・化学大手ポスコは26日、ポーランドのバッテリーリサイクル工場が完工したと発表した。カソ

アルバニアの登録車両、車齢2年未満は1%に満たず

●アルバニア次いで低い割合は北マケドニア ●車齢10年以上20年未満の車両の数は31万1,525台で最も多く アルバニアでは登録車両に占める古い車両の割合が高いことが、欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)の発表により

独メルセデスベンツ、モスクワ郊外の工場売却か

●取引の対象はモスクワ近郊のエシポヴォ工場 ●自動車販売会社のアフトドームの落札が有力視されている 高級車大手の独のメルセデスベンツが、モスクワ州の工場を売却するもようだ。現地経済紙『コメルサント』によると、入札手続きが

露自動車最大手アフトワズ、エアバッグの調達回復

●同社は対ロ制裁の影響で海外メーカーとの取引が中断 ●エアバッグはイランや中国の自動車業界から調達している模様 ロシア自動車最大手のアフトワズは24日、エアバッグ付きの低価格車「ラーダ・グランタ」の生産を再開したことを明

車載電池大手の中国CATL、ハンガリーにギガファクトリー設置

●当初はメルセデスのEV向けに製品を供給 ●投資額は同国のグリーンフィールド投資として過去最大 中国の車載電池大手、寧徳時代新能源科技(CATL)は12日、ハンガリー東部のデブレツェンにギガファクトリー(大規模工場)を設

独ネクスト・イーゴー、北マケドニアにEV工場設置

●独アーヘン工場、建設中のブルガリア工場に続く第3の生産拠点 ●北マケドニアにとり初の完成車工場であり、EV工場でもある 電気自動車(EV)の独スタートアップ企業ネクスト・イーゴー・モバイル(Next.e.GO Mobi

中国自動車ブランド、カザフ市場シェア拡大

●ロシア産外国ブランドの供給難が好機に ●江淮汽車、力帆、奇瑞汽車、長城汽車がすでに市場参入 カザフスタンで中国の自動車メーカーが市場シェアを拡大している。カザフスタン自動車事業協会(AKAB)によると、中国ブランドの昨

2021年(乗用車、バス) 1/5

チェコ自動車工業会(AutoSAP)によると、同国における2021年通期の電動車(乗用車、バス)の生産台数は12万1,322台だった。 うち、乗用車は、12万1,262台で、2021年の乗用車生産全体(110万5,223

露アフトワズ、イジェフスク工場の従業員に自主退職を勧告

●同工場は対ロ制裁による部品調達難で操業を停止している ●退職者は平均月額給与の5~7倍か最低賃金の約12倍が退職金に ロシアの自動車最大手アフトワズはこのほど、国内中部のイジェフスク工場の一部従業員に自主退職を勧告した

露アフトワズ、「ラーダ」にBEVモデルを導入

●乗用車2タイプとバンの計3タイプを計画 ●来年に量産開始、将来的に年数万台規模を生産 ロシア自動車メーカーのアフトワズは4日、乗用車ブランド「ラーダ」の「ラルグス」Largus)」に完全電動車(BEV)モデル「eラルグ

中国EVメーカーNIO、ハンガリーにバッテリー工場開設

●同社が海外に生産拠点を置くのはこれが初めて ●バッテリー交換サービス事業も強化 中国の電気自動車(EV)メーカー、上海蔚来汽車(NIO)は7月末、同社初の海外生産拠点となるバッテリー工場をハンガリーに開所することを明ら

シュコダ自の上期決算、30.6%の減益

●半導体不足とウクライナ戦争が影響 ●販売台数は30%減の51万5,300台に落ち込み チェコのシュコダ自動車が7月29日に発表した2022年上半期(1-6期)決算の営業利益は前年同期比30.6%減の6億7,600万ユー

BMW、チェコの走行試験場を来夏に稼働

●自動運転や電気自動車、デジタル化に関する試験を行う予定 ●投資額は約3億ユーロ、広さは9万平方メートル 独自動車大手BMWはこのほど、チェコ西部で整備を進める自動運転などに関する走行試験場を来年夏に開設する予定であるこ

カザフスタン、自動車生産が拡大

●1-3月の生産台数は前年同期比で30%の増加 ●同国は8つの自動車工場が稼働 カザフスタンの貿易統合省はこのほど、今年1-3月期の国内自動車生産台数が前年同期比で30%以上増えたことを明らかにした。自動車輸出がけん引し

バス製造大手ソラリス、スペインに電気バス供給

●「ウルビーノ12」4台と充電インフラを23年5月末までに納品 ●ソラリスはスペインの約30都市に電気バスを供給 ポーランドのバス製造大手ソラリスは19日、スペインの首都マドリードの公共交通会社EMTブエンラブラダと、電

ポーランドのソラリス、国内初の燃料電池バスを納入

●同国では今後、燃料電池バスを導入する自治体が増える見込み ●同社の燃料電池バスはすでに伊、独、オランダ、西で運用 ポーランドのバス製造大手ソラリスは11日、同国のコニン市の公共交通事業者ミースキエ・ザクラディ・コムニカ

クロアチアのリマック、「ネヴェーラ」の量産を開始

●年間50台を出荷予定、初年度分はすでに完売 ●同社はポルシェとの合弁ブガッティ・リマックに55%を出資 電動(EV)ハイパーカーの開発生産を手がけるクロアチアのリマックは12日、ザグレブ工場で初の量産モデル「ネヴェーラ

伊商用車大手イベコ、ロシアから撤退

●トラック製造のイベコAMTの保有株33%を現地合弁相手に譲渡 ●イベコは2月のウクライナ戦争開始以降、合弁事業を停止 伊商用車大手のイベコはロシアの合弁事業を解消し、同国から撤退する。ウクライナへの軍事侵攻を受けた措置

マジャールスズキ、生産数回復を計画

●今年は14万7,000台を生産する計画、外部要因に左右されるか ●昨年の売上高は17.5億ユーロ、うち国内が2.6億ユーロ スズキのハンガリー子会社であるマジャールスズキは今年、数億フォリントを投資する計画だ。生産台数

イランの自動車業界、ロシア・トルコとの協働に意欲

●トルコの自動車部品工業会(TAYSAD)から打診があったもよう ●イランの業界トップは3国の相互補完性を強調 イラン自動車部品製造業者協会のモハンマドレザー・ナジャフィマネシュ会長によると、イラン、ロシア、トルコの自動

ボルボ・カーズ、スロバキアEV工場設置に12億ユーロを投資

●同社が欧州に新たな生産拠点を設置するのは約60年ぶり ●新工場のEV年産能力は最大25万台 スウェーデン乗用車大手のボルボ・カーズは1日、スロバキア東部のコシツェ近郊に電動車(EV)工場を建設すると発表した。年産能力は

クロアチア・リマックの電動ハイパーカー、間もなく発売

●米国発売に必要な許可手続きが完了、EUからも承認済み ●18年のジュネーブモーターショーで試作モデル「c-two」を公開 電動スーパーカーや電動車部品を手がけるクロアチアのリマックは4日、ハイパーカー「ネヴェーラ」の米

マイクロEVのシティトランスフォーマー、仏セグラと提携

●2人乗りモデル「CT-1」の量産に向け。 ●同モデルは140センチの車幅を駐車時に100センチに縮められる マイクロEVの開発を手がけるイスラエルのシティトランスフォーマーは4日、フランス系のエンジニアリング企業セグラ

Skoda Auto

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車 はこのほど、チェコ投資会社PPFグループの子会社である重工大手シュコダ(プルゼニ)からシュコダの商標権を買収した。独業界紙『オートモビルボッへ』(

シュコダ自、本社工場に5Gネットワークを試験導入

●スマートファクトリー実現に向けた、さらなる一歩と位置付け ●品質管理の合理化や、設備の予知保全などが実現できる 独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は27日、ムラダー・ボレスラフ本社工場でスタ

ブルガリアのEVメーカー、オランダ進出で現地企業と提携

●蘭市場では来年の売上高で500万ユーロの達成を目指す ●販売目標は年内に7台、来年は100台 ブルガリアの電動車(EV)メーカー、シン・カーズ・インダストリー(Sin Cars)は23日、オランダのヨハン・クラーン・グ

クロアチア、電動車購入に助成措置

●補助金の総額は1億830万クナ(1,440万ユーロ) ●EVには最大2万クナ(約2,650ユーロ)を助成 クロアチアの環境保護・エネルギー効率化基金は21日、エネルギー効率の高い自動車の購入補助金に関する対象者の募集を

日産、9月末までロシア工場を停止

●工場の停止期間は6カ月に ●日産が連合を組む仏ルノーは先月、ロシア資産の売却を発表 日産自動車は28日、9月末まではロシア現地生産の停止を継続すると発表した。ロシア・ウクライナ戦争の情勢好転が見込めないためだ。従業員に

トヨタがトルコ工場を一時停止、半導体不足で

●7月4日から18日まで操業を一時停止 ●同工場は「カローラ」とクロスオーバークーペ「C-HR」を生産 トヨタ自動車はトルコの北西部サカリヤにある完成車工場の操業を7月4日から18日まで停止する。サプライチェーンの混乱と

プーチン大統領、政府に自動車産業支援策定を指示

●政府は今年、自動車販売促進に207億ルーブルを支出する意向 ●新車販売数は3月62.9%、4月78.5%、5月83.5%、それぞれ減少 ロシアのプーチン大統領は16日、政府に対し、国内自動車産業の追加支援策を8月末まで

ロシア自動車最大手のアフトワズ、新型グランタ発売へ

●価格は「市場最安値」の67万5,900ルーブル(1万1,300ユーロ) ●制裁による輸入部品不足のためABSなど装備せず ロシア自動車最大手のアフトワズが新型「ラーダ・グランタ・セダン」を発売する。欧米による制裁の状況

西側ブランドの穴を埋めろ~ロシア

ウクライナ侵攻以来、西側企業が次々に撤退したロシア。その穴を埋めるために国内企業が「ピンチヒッター」として生産を開始している。 コミ共和国の飲料メーカー、スィクティヴカルピヴォではコカ・コーラならぬ「コミ・コーラ」を出荷

ルーマニアのATPトラック、トレーラーヘッドの量産開始

●オートマチック・基本キャビン仕様の15台を生産 ●親会社のATPエクソダス、昨年の純利益は85%増 ルーマニアの自動車メーカー、ATPトラック・オートモービルは9日、新型トレーラーヘッドの量産を開始したと発表した。まず

ロシア新車販売、5月は83.5%減少

ロシアの欧州ビジネス協会(AEB)は6日、同国の2022年5月の新車販売(乗用車・小型商用車)が2万4,268台となり、前年同月に比べ83.5%減少したと発表した。 1~5月の累計は、前年同期比52.0%減の31万8,1

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