欧州電機・電子産業界の動き

仏ヴァレオ、アイルランド工場の車載カメラ生産が1億台を突破

仏自動車部品大手のヴァレオは4月29日、アイルランド西部ゴールウェイ県のチュアム工場における車載カメラの累計生産が1億台を超えたと発表した。同工場ではリアビューやサラウンドビューなどのニアフィールドカメラ製品を生産してい

ユミコアとACC、EVバッテリー用カソードの長期供給契約を締結

ベルギーの非鉄金属大手ユミコアは4月27日、仏オートモーティブ・セルズ・カンパニー(ACC)と電気自動車(EV)用バッテリーのカソード材料の長期供給契約を締結したと発表した。ユミコアがポーランド南西部のニサに持つ生産施設

自動運転用センサのイノヴィズ、大型受注を獲得

●「世界大手」の「複数ブランド向けに直接納入」する ●受注額見通しは従来の26億米ドルから66億ドルに拡大 自動運転車向けライダー(LiDAR)センサの開発を手がけるイスラエルのイノヴィズ(Innoviz)・テクノロジー

再可エネ設備不足、チェコで顕在化

●需要が拡大する一方、主要生産国の中国からの供給に遅れ ●メーカーは利ザヤの大きい西欧を優先して製品を販売 チェコでソーラーパネルやヒートポンプなどの再生可能エネルギー設備が不足している。燃料価格の高騰や地政学的な不安要

仏シュナイダー・エレクトリック、ロシア事業から撤退

●同社は戦争勃発と同時にロシア向け新規投資や受注を停止 ●ロシア事業の売上高は全体の約2% 仏エンジニアリング大手シュナイダー・エレクトリックは4月27日、ロシア事業を現地経営陣に売却することで合意したと発表した。当局の

イスラエル政府、先端技術開発に5,400万シェケル助成

●ロボットと自動運転技術の研究開発事業を支援 ●政府の産学提携支援プログラム「MAGNET」の一環 イスラエルのイノベーション当局が、ヒューマンロボットインタラクション(HRI)と自動運転フリートの指揮統制ソリューション

ノキア、ロシア市場から撤退

●競合エリクソンより1歩踏み込んだ格好 ●ロシアの売上比率は低く、業績見通しに影響はない 電気通信設備大手のノキアが12日、ロシアから撤退する方針を明らかにした。ウクライナ戦争が理由で、前日に同国事業を無期限で停止した競

パナソニック、欧州ヒートポンプ需要に手ごたえ

●独開発拠点とチェコ工場を連動、欧州のニーズに合う製品を供給 ●欧州のヒートポンプ販売数は2020年に過去最高の162万台を記録 パナソニックのチェコ・プルゼニ工場が、ヒートポンプ式温水暖房機「アクアリア」の需要に手ごた

ロシア、ITインフラで外国製ソフトウエアの使用禁止へ

●禁止は2025年から、新規導入は許可制に ●企業はロシア国内のソリューションへの変更を余儀なくされる ロシアのプーチン大統領は3月30日の政令で、2025年から重要な情報通信(IT)インフラにおける外国製ソフトの使用を

中国のEVEエナジー、ハンガリー工場の設置を検討

●45haの敷地を購入し、EV向け円筒型バッテリーを生産する計画 ●同社はBMW、ダイムラー、JRLなどと取引実績 中国のEVEエナジー(恵州億緯鋰能)は3月29日、ハンガリー北西部のデブレツェンにおける工場用地の取得で

ウルフスピード―欧州への工場進出を検討―

半導体の有力企業である米ウルフスピードが欧州に工場を建設することを検討している。欧州は電動車が急速に普及するなど需要が大きいうえ、欧州連合(EU)が域外からの半導体メーカー誘致に注力しているためだ。グレッグ・ルーヴェ社長

amsオスラム―独自動車照明子会社を売却―

センサーや光学製品の有力企業である墺amsオスラムは25日、自動車照明子会社の独amsオスラム・オートモティブ・ライティング・システムズ(AMLS)を仏自動車部品大手プラスチック・オムニウムに売却することで合意したと発表

ポーランド初の「不整脈治療用ロボット」導入

●米ステレオタクシスの磁気誘導システム「ジェネシス」を導入 ●治療に活用することで、正確性・安全性を高める 米先端医療機器メーカーのステレオタクシス(Stereotaxis)は24日、同社が開発したロボット磁気誘導システ

三菱重工、トルコに自立給電システムのデモプラントを設置

●利用状況の実演を通じて拡販につなげたい意向 ●同システムは再可エネとレシプロエネ、蓄電池を組み合わせる 三菱重工(MHI)は22日、トルコのチャルック・ホールディングと共同でトリプルハイブリッド方式の自立給電システム「

日産と伊エネルが提携、EVバッテリーの二次利用で

日産自動車は18日、欧州電力大手の伊エネルと、電気自動車(EV)の廃バッテリーを利用した蓄電システムの運用で提携すると発表した。エネルのスペイン子会社エンデサがアフリカ北西部メリリャで運営する発電所において日産「リーフ」

ノースボルト―独北部に工場建設―

スウェーデンのリチウムイオン電池メーカー、ノースボルトは15日、ドイツ北部のハイデに工場を建設する計画を発表した。ドイツには有力な自動車メーカーが多いことから白羽の矢を立てた。ピーター・カールソン最高経営責任者(CEO)

空圧機器の独フェスト、ブルガリア工場に追加投資

●グループで2番目に大きい生産拠点になる見通し ●同社はソフィアでエンジニアリングセンターも運営 空圧機器大手の独フェストが、ブルガリア・ソフィア工場の機械・設備近代化に2,000万レフ(1,020万ユーロ)を投資する。

独加系のロック・テック、ルーマニアにリチウム工場設置へ

●カナダ産リチウム鉱石を精製し、EVバッテリーメーカーに供給 ●同社はルーマニア工場含め欧州に5工場を計画 独・カナダ系の資源会社ロック・テック・リチウムは8日、ルーマニアでの水酸化リチウム工場設置に関して、同国政府と覚

ブルガリア、今後5年でEV充電設備を1万基整備

●EV普及数は20年までに20万台、50年には350万台に増える見込み ●消費電力は1,000万MWhまで拡大 ブルガリアで5年以内に、再生可能エネルギーを電源とする電動車(EV)用充電設備が1万基整備される見通しだ。非

米フォード、トルコでEVバッテリーを合弁生産

●コチ財閥、韓国SKとの3社合弁 ●年産規模は30~45GWh、国内で生産するLCVなどに搭載する計画 米フォードがトルコ複合企業のコチ・ホールディング、韓国SKイノベーションのバッテリー子会社SKオンと合弁し、トルコで

ゲスタンプ、22工場に自家消費型の太陽光発電設備を導入

スペイン自動車部品大手のゲスタンプは2月22日、マドリッドの太陽光発電事業者パウエン(Powen)と自家消費型発電設備の導入で契約を締結したと発表した。ゲスタンプがスペインの20工場とポルトガルの2工場の屋上に太陽光パネ

イスラエルの放射線防護装置、ポーランドの病院で稼働

●X線がもれる部分をシールドし、スタッフへのばく露を防ぐ ●同装置のEUでの導入は初めて イスラエルの医療機器メーカー、ラディアクション(Radiaction)・メディカルは2月23日、ポーランドの病院と提携し、自社の放

イスラエルのミリ波センサ開発企業、日本法人を設立

●高齢者介護分野と自動車産業を重点に、日本事業を本格化 ●同社の「RoC」はカメラを使わない高精度の検知技術 4Dイメージングレーダー技術を手がけるイスラエルのバヤ(Vayyar)・イメージングは22日、東京を拠点とする

ベルギーのユミコア、仏ACCにLIBリサイクルの最新技術を供与

ベルギーの非鉄金属大手ユミコアは11日、仏オートモーティブ・セルズ・カンパニー(ACC)に対し、リチウムイオン電池(LIB)の最先端リサイクル技術を供与する契約を結んだと発表した。ACCが仏南西部ネルサックに持つパイロッ

イスラエルのバッテリー開発企業、2,700万ドルを調達

●電極形状を立体化することで二次電池を高性能化 ●EVなどへの応用を加速させ、24年の商業化を目指す バッテリー開発に取り組むイスラエルのスタートアップ企業アディオニクス(Addionics)は1月25日、シリーズAラウ

TPR、イスラエルの新興エンジン企業に追加投資

●投資額500万ドルをもとに日本などでの事業を加速 ●両社は昨年春に事業提携で合意 イスラエルのアクエリアス・エンジンズは1日、エンジン部品大手のTPRから500万米ドルの追加投資を受け入れたと発表した。この資金を活用し

スイスのルクランシェ、観光船にバッテリーシステム供給

スイスの電池メーカー、ルクランシェは19日、同国の鉄道事業者BLSがブリエンツ湖で運行する観光船「MSユングフラウ号」にバッテリーシステムを供給したことを明らかにした。これにより、1954年に建造された同船はディーゼルエ

ブルガリアのバッテリー製造モンバット、英社と提携

●英国・アイルランド事業の成長加速を狙う ●モンバットの昨年1-11月利益は69%増 ブルガリアのバッテリーメーカー、モンバットは18日、電力ソリューションのコンサルティングを手がける英アルファハウスと提携契約を結んだと

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