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2012/6/22

企業情報 - 部品メーカー

KSコルベンシュミット、乗用車向けに鋼製ピストンを供給

この記事の要約

独自動車部品大手KSPG(旧称:コルベンシュミット・ピーアブルク)傘下のピストンメーカー、KSコルベンシュミットは2014年から乗用車向けに鋼製ピストンの生産・供給を開始する。KSPGのホルスト・ビニング取締役が14日、 […]

独自動車部品大手KSPG(旧称:コルベンシュミット・ピーアブルク)傘下のピストンメーカー、KSコルベンシュミットは2014年から乗用車向けに鋼製ピストンの生産・供給を開始する。KSPGのホルスト・ビニング取締役が14日、フランスで開催された記者会見で明らかにした。供給先については「南ドイツにある自動車メーカー」とコメントするにとどめ、詳細については言及を避けた。独自動車業界サイトatzonline.deが15日付で報じた。

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鋼製ピストンは商用車エンジンでは広く普及しているが、乗用車では車体の軽量化と放熱性の関係からアルミピストンが主流。ただ、とくにディーゼルエンジンは圧縮によって燃料を自然発火させる構造で、ピストン内部の圧力は200気圧以上に達するため、アルミ製ピストンでは負荷耐久性に限界がある。KSコルベンシュミットはこうした事情を踏まえ、アルミ並みに軽く、さらにアルミを超える強度と剛性を備えた鋼製ピストンを開発した。

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