仏工業ガス大手のエア・リキードはこのほど、ドイツのデュッセルドルフ市に水素燃料供給スタンドを開設した。同社にとってドイツでは初めての公共の乗用車用水素燃料スタンドになるという。デュッセルドルフ市のあるノルトラインファーレン州にとっても初めての公共水素スタンドとなる。
\このスタンドは、独連邦政府が支援する水素燃料技術の実用化を目指すプロジェクト「クリーン・エネルギー・パートナーシップ(CEP)」の一環として設置された。エア・リキードは同プロジェクトを通して今後3年以内に水素スタンドをさらに10カ所開設する計画という。
\CEPは、水素・燃料電池技術に関する国家技術革新プログラム(NIP)の一環として位置づけられている。NIPは2015年までに国内の水素供給スタンドを50カ所に増やすことを計画している。
\ \■ ノルウェーとスイスでも水素燃料スタンドを設置
\ \エア・リキードはこのほど、ノルウェーのオスロとスイスのブルックでも水素供給スタンドを開設した。世界ではこれまでに、約60カ所に同社の水素スタンドが設置されているという。日本では、東京、川崎、佐賀の3カ所に設置されている。
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