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2012/9/14

企業情報 - 部品メーカー

ランクセス、中国に世界最大のEPDM工場を建設へ

この記事の要約

独化学大手のランクセスは5日、中国・常州市(江蘇省)にエチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)工場を建設すると発表した。投資額は同社の中国投資として過去最大の約2億3,500万ユーロとなる。年産能力は16万トンで、同社に […]

独化学大手のランクセスは5日、中国・常州市(江蘇省)にエチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)工場を建設すると発表した。投資額は同社の中国投資として過去最大の約2億3,500万ユーロとなる。年産能力は16万トンで、同社によるとEPDM工場として世界最大の規模という。15年の稼働を見込む。

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EPDMは耐熱性・耐候性・耐オゾン性・絶縁性などに優れるほか、市販されているゴムの中では最も比重が小さく、軽量化が可能なため、自動車・工業・建築分野などで広く使用されている。

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ランクセスが「Keltan」ブランドで販売するEPDMは、主に自動車のタイヤやドアの封止材、ワイパーのほか、電線や建設資材、オイル添加剤の製造などに使われている。同社の試算によると、自動車1台に使用されるEPDMはおよそ7キログラムに上るという。

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同社は世界のEPDM需要が今後、年4%以上の割合で拡大すると予測しており、中国では年8%の成長が見込めるとしている。アジアの旺盛な需要に対応できる体制を整えることで、合成ゴム市場における主導的地位をさらに強化する考えだ。

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