欧州自動車産業情報、メーカーの動向、最新技術の情報を配信

2012/11/9

企業情報 - 部品メーカー

BASF、ポーランドに排気ガス触媒の新工場

この記事の要約

独化学大手のBASFは6日、ポーランドのシロダ・シロンスカ(ブロツワフ近郊)にある特別経済区に自動車用排気ガス浄化触媒を生産する新工場を建設する計画を発表した。面積は4万平方メートルと欧州にあるBASFの触媒工場としては […]

独化学大手のBASFは6日、ポーランドのシロダ・シロンスカ(ブロツワフ近郊)にある特別経済区に自動車用排気ガス浄化触媒を生産する新工場を建設する計画を発表した。面積は4万平方メートルと欧州にあるBASFの触媒工場としては最大規模になるという。年内にも建設を開始し、2014年第1四半期からの操業開始を見込んでいる。

\

初期投資は9,000万ユーロ。10本の生産ラインすべてが稼働する2016年には投資規模が1億5,000万ユーロに拡大し、従業員数は400人以上になる見通しを示している。

\

新工場では、ディーゼル車向けのパーティキュレートフィルター(DPF)や選択還元型触媒(SCR)などを生産する。また、地域市場向けの実験設備を持つほか、自動車向けにオゾンを分解する触媒も工場の一部で生産する予定。

\

同社はドイツ北部のニーンブルクにある排ガス浄化触媒工場(ハノーバー近郊)でも現在、拡張・近代化工事を進めている。欧州連合(EU)の次期排ガス規制「ユーロ6」および「ユーロVI」の導入により規制が厳格化されるため、排ガス浄化装置の需要が高まると見込んでいる。

\
一般・技術・その他 (旧)
COMPANY |
CATEGORY |
KEYWORDS |