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2012/11/9

一般・技術・その他 (旧)

自動車用電池、市場拡大も競争激化=A.T.カーニー

この記事の要約

大手コンサルティング会社のA.T.カーニーはこのほど、電気自動車およびハイブリッド車向け電池市場に関する調査レポート『Eドライブ・バッテリーズ2025』を発表した。市場規模は今後大きくなるものの、現在、世界に約30社ある […]

大手コンサルティング会社のA.T.カーニーはこのほど、電気自動車およびハイブリッド車向け電池市場に関する調査レポート『Eドライブ・バッテリーズ2025』を発表した。市場規模は今後大きくなるものの、現在、世界に約30社あるセルメーカーは淘汰が進むと予想している。

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同レポートによると、電気自動車およびハイブリッド車向け電池市場の規模は2025年までに1,000億ドル以上に成長する見通し。内訳は(プラグイン)ハイブリッド車向けが60%、電気自動車向けが40%になると予想している。また、欧州の市場規模は200億ドルに達すると見込んでいる。

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バッテリーセルのメーカーは現在、市場成長を上回るテンポで生産能力を拡大している。このため、生産能力が過剰となり、自動車メーカーのセルメーカーに対する値下げ圧力は高まると分析している。このため中期的には、資金力があり、生産規模も大きい、世界市場で事業展開できる大手メーカーが勝ち残る可能性が高いとみており、2025年には約10社までにセルメーカーの淘汰は進むと予想している。

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30社のセルメーカーのうち欧州メーカーについては、生産規模が小さいため、価格競争で不利になると指摘している。また、アジアの競合が欧州市場に進出してくれば、欧州のメーカーは極めて厳しい状況に追い込まれる、とも見ている。さらに、セルメーカーではなく、電池の部材メーカーの方が見通しは明るく、特にドイツの化学会社は長期的に市場競争を勝ち抜ける可能性が高いと分析している。

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