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2012/11/9

総合 – 自動車産業ニュース

ドイツ乗用車新車登録、10月は0.5%減

この記事の要約

ドイツ連邦陸運局(KBA)が2日発表した2012年10月の乗用車新車登録は25万9,529台となり、前年同月に比べて0.5%の微増にとどまった。1~10月の累計は261万8,327台となり、前年同期を1.6%下回っている […]

ドイツ連邦陸運局(KBA)が2日発表した2012年10月の乗用車新車登録は25万9,529台となり、前年同月に比べて0.5%の微増にとどまった。1~10月の累計は261万8,327台となり、前年同期を1.6%下回っている。(6~7頁の表グラフ参照)

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10月の登録台数をメーカー別に見ると、ドイツ勢はアウディ(15.5%増)、フォルクスワーゲン(VW)(10.0%増)、スマート(8.4%増)が好調だった一方、BMW/MINI(10.3%減)、オペル(15.2%減)、ポルシェ(16.5%減)は2ケタ減と振るわなかった。

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国外メーカーでは、ルノー/ダチアが1.1%減となったものの、登録台数は1万3,226台で最も多かった。また、現代自(11.9%増)、起亜(13.7%増)、フィアット(8.9%増)、セアト(25.6%増)などが好調だった。日本勢は、スバルが117.1%増と大幅な伸びを示したほかはいずれも前年実績を下回った。

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■ 輸出は7%減、西欧市場の需要低迷が主因

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独自動車工業会(VDA)によると、10月の輸出は前年同月比7%減の33万6,900台、1~10月の累計も前年同期比2%減の347万7,500台にとどまった。VDAのヴィスマン会長はこれについて、西欧市場の需要低迷が主因であると説明している。ただ、国外需要は堅調に推移していると付け加えた。VDAによると、国外受注は10月が3%増、1~10月の累計でも6%増となっている。

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なお、10月の国内生産は前年同月比6%減の44万6,100台。1~10月の累計も前年同期比3%減の455万6,900台にとどまっている。

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■ ドイツメーカー、米国販売好調

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VDAによると、ドイツメーカーの米国販売が好調だ。ドイツメーカー全体の1~10月の乗用車および軽商用車の販売は、前年同期比19.7%増の100万7,000台と市場全体の成長率(14%)を上回っている。10月も前年同月比17%増の10万8,200台となり、市場全体の伸び率(約7%)を大きく上回った。

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