独軍需・自動車部品大手ラインメタル傘下の自動車部品会社KSPGは22日、グループ会社のピーアブルク・ポンプ・テクノロジーが中国に自動車向けのポンプを製造・販売する合弁会社を設立したと発表した。
\新合弁会社は、上海汽車集団傘下の自動車部品メーカー、華域汽車系統（HASCO）のグループ会社である上海幸福摩託車有限公司（Shanghai Xingfu Motorcycle）と折半出資で設立。社名はピーアブルク・華域・ポンプテクノロジー（PHP）とした。
\新合弁会社では、可変流量オイルポンプ、変速機用の電動オイルポンプ、メイン回路用の冷却ポンプ、排気ガス再循環システム用の電動式冷却水循環ポンプなどを生産するほか、高効率の真空ポンプを生産する計画。
\PHPは、ピーアブルク・ポンプ・テクノロジーの欧州研究開発（R&D）部門の支援を受けながら、独自の応用（アプリケーション）開発部門や試験・プロトタイプセンターを持ち現地顧客のニーズに合った製品を開発する。
\PHPは上海北部の宝山区月浦鎮（Yuepuzhen）にある産業団地に工場を建設。2013末～2014年初めにかけて循環式ウオーターポンプと真空ポンプの生産ラインと試験システムを導入する。
\KSPGは1997年から合弁会社や子会社を通して中国で事業を展開している。現在は上海やその周辺、山東省煙台市に10工場を持つ。折半出資の合弁会社はそのうち6社で従業員数は3,500人、2012年の売上高は前年比30％増の3億9,000万ユーロだった。
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