オーストリアの樹脂加工機械メーカー、エンゲル・オーストリアはこのほど、4月1日付けでタイのバンコクに販売・サービス子会社を設立したと発表した。インドネシアとフィリピンの販売・サービス業務も同子会社が担当する。東南アジアでは今後需要が大きく伸びると見込んでおり、現地法人の設立により事業基盤をさらに強化する。
\同社は3年前にバンコクに販売オフィスを開設。今回の現地法人設立に伴い販売・サービス要員を7人に増員した。同社は自動車向けでは新会社の事業地域ですでに事業基盤を築いており、同分野以外ではインドネシアで特にプラスチック容器の需要が高まると見込んでいる。東南アジア事業の強化では、中国と韓国に工場を持っており顧客の個別ニーズにも迅速に対応できることが強みとなると説明している。
\エンゲル・オーストリアは自動車向けのほか、通信機器、プラスチック容器、医療用品向けなどに樹脂加工用の射出成形機械を生産している。欧州、北米、アジア(中国、韓国)に8工場を持ち、世界85カ国以上に現地法人や駐在員事務所を配置している。
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