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2014/6/13

一般・技術・その他 (旧)

ルノー「トゥイジー」など超小型車、安全性に大きな問題=ユーロNCAP

この記事の要約

欧州の代表的な衝突安全テストである欧州自動車アセスメントプログラム(ユーロNCAP)は4日、ヘビー・クワドリシクルとして分類される超小型車4車種のテスト結果を公表し、いずれのモデルも安全性に重大な問題があると結論づけた。 […]

欧州の代表的な衝突安全テストである欧州自動車アセスメントプログラム(ユーロNCAP)は4日、ヘビー・クワドリシクルとして分類される超小型車4車種のテスト結果を公表し、いずれのモデルも安全性に重大な問題があると結論づけた。

テスト対象となったのは、ルノー「トゥイジー80」、クラブカー「Villager 2+2 LSV」、タッツァーリ「ゼロ」、リジェ「IXO J LINE 4 Places」の4車種で、時速50キロメートルで前面および側面衝突試験を実施した。結果は、前面/側面とも満点16ポイントに対し、最も好成績だったトゥイジー80が前面6ポイント/側面7ポイント、次点のゼロが4ポイント/側面8ポイントと非常に低調で、いずれも乗員の生命に危険が及ぶレベルだった。

ユーロNCAPのファン・ラティンゲン事務局長は、「衝突安全テストが法律で義務付けられていないクワドリシクルの安全性レベルは、乗用車と比較してはるかに低いことが明らかになり、憂慮している。これらの車両は法律の基準を満たしてはいても、欧州で販売されている乗用車では当たり前となっている最低限の安全装備を欠いている」と厳しい見方を示した。

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