日産自動車は12日、暗闇で光る特殊な塗装を施した電気自動車(EV)「リーフ」の動画を公開した。ボディ全体を蓄光塗料で塗装しており、暗闇で淡い光を放つ。
リーフに使われているのは、日産が英プロテック(Pro-Teq)社と共同開発した塗装材。プロテックは、日中に太陽の紫外線を吸収し、夜にエネルギーを放出する光る塗装材「スターパス(STARPATH)」で知られる。日産は、スターパスを開発したハミシュ・スコット氏とともに、日没から8~10時間程度光り続ける塗料を開発した。この塗料はストロンチウムアルミネートと呼ばれる希土類元素を含む有機材料で構成されており、発光能力は25年間持続するという。
車両用の夜光塗料はすでにさまざまな種類が売られており、これまでも多くの車に使用されてきたが、自動車メーカーが自ら夜光塗料を使用したのは日産が初めてだという。