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2015/2/20

一般・技術・その他 (旧)

独ボッシュ、路上の空き駐車スペースを知らせるシステムを開発

この記事の要約

独自動車部品大手のボッシュは2月17~18日にベルリンで開催された業界会議「ボッシュ・コネクテッド・ワールド」で、同社が開発した路上の駐車スペースをオンラインでドライバーに知らせるシステムを公開した。路上に設置した無線セ […]

独自動車部品大手のボッシュは2月17~18日にベルリンで開催された業界会議「ボッシュ・コネクテッド・ワールド」で、同社が開発した路上の駐車スペースをオンラインでドライバーに知らせるシステムを公開した。路上に設置した無線センサーや車載センサーの情報を収集し、携帯端末やナビゲーションシステムに空いている駐車スペースを知らせる仕組み。

路上に設置するセンサーは小型で半円形の樹脂製ケースに入っており、センサーの上に車両が停止しているかどうかの情報を受信機に送信する。受信機は複数のセンサーから受け取った情報をインターネット経由でデータバンクに送信する。収集した情報はソフトウエアによりほぼリアルタイムで空いている路上駐車スペースを地図上に表示できるという。センサーは消費電力が極めて少ないため、電池を数年間交換せずに使用できるとしている。

また、駐車アシスタント機能にはボッシュの超音波センサーが装備されており、縦列車両の横を走行すると空いている駐車スペースを検知することができる。車両がインターネットに接続されていれば、既存の駐車アシスタント機能のセンサーで収集したデータも活用することができる。

ボッシュによると、過去に実施したアンケート調査では、ドイツでは駐車スペースを探す時間は平均で約10分、駐車場を探す1回当たりの走行距離は4.5キロメートル、コスト負担は1.35ユーロであるという。

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