英国・ロンドンで電気自動車(EV)充電ネットワーク「ソースロンドン」を運営するブルーポイントはこのほど、サザークとサットンの両特別区にある充電スタンド60カ所の保守管理を受託したと発表した。
ソースロンドンのネットワークには現在、1,415カ所のスタンドがあり、仏複合企業ボロレ・グループ傘下のブルーポイントが運営に当っている。一方、スタンドの所有権はロンドンの各特別区、企業、地権者、充電器メーカーなどに分散しているため、故障の際の修理費用の負担をめぐって関係者間で意見が対立し、スタンドが修理されないまま放置されるというケースが頻発。現時点でソースロンドンのネットワークに属するスタンドの3分の1以上が使用不可能な状態になっている。
ブルーポイントが今回、サザークとサットンの充電スタンドの保守管理の受託契約を結んだことについて同社のアルノー社長は、「サザークとサットンのユーザーにより良い充電インフラを提供することができるようになる」と述べ、今後は他の特別区とも同様の契約を結び、ロンドン全体の充電インフラの改善を目指す方針を明らかにした。
ブルーポイントは2018年までにソースロンドンのネットワークを6,000カ所に拡大することを目指している。