独自動車大手のダイムラーはフランクフルト国際モーターショー(IAA、9月15~25日)にレンジエクステンダー(航続距離延長装置)を搭載した電気自動車のコンセプトカー「Bクラス・Eセル・プラス」を出展した。
\電気モーターと気筒容量1リットルの3気筒ターボガソリンエンジンを搭載し、電気モーター単独で最大100km、全体では600kmを走行できる。ダイムラーは同コンセプトカーを2014年から量産する計画。
\電気モーターの最大出力は100kWで、連続出力は70kW。ガソリンエンジンの出力は50kWとなっている。ガソリンエンジンは時速約60kmでは、発電機を通してリチウムイオン電池を充電し、時速60kmを超えると電気モーターとともに駆動装置として前輪を動かす。
\リチウムイオン電池は、ダイムラーと独化学大手エボニックの合弁会社であるドイッチェ・アキュモーティヴ(Deutsche Accumotive)が供給した。
\同モデルの最高速度は150km、停止した状態から時速100kmに約11秒で加速する。
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