今年のIAAでは、ナチュラルカラーを自動車のボディカラーに採用するメーカーが増えている。化学大手BASF傘下の塗料メーカーBASFコーティングスがこのほど発表した『世界自動車カラートレンド』レポートによると、ブラウン、ベージュ、ミント、グリーンといったナチュラルカラーが今後のトレンドカラーになると予想。また、ロゼ、ライラックなどの紫系統も人気になる見通しという。独業界紙『アウトモビールボッヘ』(オンライン版)が5日、報じた。
\仏シトロエンはこのトレンドを取り入れ、「DS3」などのモデルに新たにヒッコリー・ブラウンと呼ばれるボディカラーと、フクシアピンクのルーフカラーを追加した。また、BMWも小型車「1シリーズ」のスポーツ・アーバンモデルにクリムゾンレッドとミッドナイトブルーを加えた。
\ただ、BASFの競合であるスタンドックスの調査によると、現在の乗用車市場のトレンドカラーはブラック、シルバー、グレー、ホワイトで、全車両の4分の3がこれらのカラーで占められている。ナチュラルカラーが次世代のトレンドカラーとなるかは不透明としている。
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