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2012/11/16

クローズアップ

パワフル(Powerful)

この記事の要約

欧州連合(EU)の研究プロジェクト。軽商用車向けのエンジンを改良し、二酸化炭素(CO2)など排ガスに含まれる有害物質の削減や燃費の向上を目指すもので、ダウンサイズ化にも取り組んでいる。同プロジェクトに参加する独自動車大手 […]

欧州連合(EU)の研究プロジェクト。軽商用車向けのエンジンを改良し、二酸化炭素(CO2)など排ガスに含まれる有害物質の削減や燃費の向上を目指すもので、ダウンサイズ化にも取り組んでいる。同プロジェクトに参加する独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)がこのほどブリュッセルで研究成果を発表した。

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VWは同プロジェクトを通して、1.4リットルの3気筒エンジン(出力:70キロワット、最大トルク:約250Nm )を開発。エンジンの燃焼プロセスや燃料噴射システム、素材、コーティング技術などの改善のほか、シリンダー圧力の制御システムの開発や、2つの排ガス循環システムの組み合わせなどにも取り組んでいる。

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「パワフル」には、自動車メーカーではVWのほか、仏ルノーも参加している。また、伊マニエッティ・マレリなどの自動車部品メーカー、独アーヘン工科大学、ポーランドのポズナニ工科大学など、多数の自動車部品メーカーや研究機関が参加している。

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同プロジェクトはEUの第7次研究枠組み計画(FP7)の一環に位置づけられる。期間は4年で、2013年12月に終了する。

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