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2012/11/16

企業情報 - 自動車メーカー

VWも新冷媒「R1234yf」の採用中止の方向

この記事の要約

独自動車大手のダイムラーに次いで、フォルクスワーゲン(VW)もカーエアコンに使用する新冷媒「R1234yf」の採用を見送る方針のもようだ。VWのフェルディナント・ピエヒ監査役会長は独『アウトビルト』誌とのインタビューで、 […]

独自動車大手のダイムラーに次いで、フォルクスワーゲン(VW)もカーエアコンに使用する新冷媒「R1234yf」の採用を見送る方針のもようだ。VWのフェルディナント・ピエヒ監査役会長は独『アウトビルト』誌とのインタビューで、適切な冷媒は二酸化炭素(CO2)であるとの考えを示し、CO2 が新冷媒として使用できるようになるまで、従来の「HFC-134a(R134a)」の使用を続けることを明らかにした。

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ダイムラーは9月、カーエアコンに使用する冷媒として今後も「R134a」を使用する方針を明らかにした。独自に開発した安全性能試験を実施したところ、冷媒の回路に損傷があり、激しく正面衝突した場合、近くの排ガス装置の熱により冷媒が燃える恐れがあることが分かったと説明している。

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