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2012/11/16

一般・技術・その他 (旧)

オペル、「アダム」のEV版開発を断念・開発費がネックに

この記事の要約

米ゼネラルモーターズ(GM)の欧州部門オペル/ボグゾールは、新型コンパクトカー「アダム」の電気自動車(EV)バージョンの開発を断念した。開発コストがかかり過ぎることが理由としている。8日付け『オートモーティブ・ニュース・ […]

米ゼネラルモーターズ(GM)の欧州部門オペル/ボグゾールは、新型コンパクトカー「アダム」の電気自動車(EV)バージョンの開発を断念した。開発コストがかかり過ぎることが理由としている。8日付け『オートモーティブ・ニュース・ヨーロッパ』が伝えた。

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アダムは若いユーザーをターゲットにしたオペルのエントリーモデルで、9月のパリモーターショーで世界初公開された。MINIのハッチバックやフィアット「500」を競合モデルと想定しており、来年初頭から欧州各国で発売する予定。アダムのEVバージョンは、GMの小型車「シボレー・スパーク」のEVバージョン、「スパークEV」とパワートレインを共有することを前提に開発が進められていた。

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オペルの販売・マーケティング責任者であるリエック氏は、「現時点で入手可能な(EVの)テクノロジーは非常に高価だ。その結果、EVの販売価格は高額になり、顧客にそっぽを向かれてしまう」と述べ、EVの開発に必要となるコスト負担が重すぎることが、アダムのEVバージョンの開発中止の理由であると説明した。

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