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2014/10/17

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Schnell Laden Berlin

この記事の要約

ドイツのベルリンで実施されている電気自動車の急速充電スタンドに関する実証試験プロジェクト。交流(AC)(22キロワット)と直流(DC)(50キロワット)の両方式に対応したコンバインド・チャージング・システム(CCS)方式 […]

ドイツのベルリンで実施されている電気自動車の急速充電スタンドに関する実証試験プロジェクト。交流(AC)(22キロワット)と直流(DC)(50キロワット)の両方式に対応したコンバインド・チャージング・システム(CCS)方式の急速充電スタンドを整備して利用状況を分析する。分析結果は、今後の充電インフラ整備のコンセプトの開発に役立てる。

これまでにベルリンの5カ所にCCS方式の急速充電スタンドを整備しており、年内に3カ所を追加する予定。また、電気自動車のタクシーも含めた17台の電気自動車を用意し、充電した場所や充電に要した時間、電気自動車の走行距離などのデータを収集・分析する。実施期間は2年で、2016年に成果をまとめる予定。

同プロジェクトはドイツ政府が2012年4月に発表した電気自動車(EV)の大型実証試験プロジェクト「Schaufenster Elektromobilitaet(ショーウインドウ・エレクトロモビリティー)」の一環に位置付けられる。4つのモデル地域を設け、EV関連の大規模なパイロットプロジェクトを実施するもので、ベルリン州/ブランデンブルク州も4つのモデル地域のひとつに選ばれた。

今回のプロジェクトには電力大手のRWEやバッテンフォール、石油大手のトタル、ベルリン工科大学、自動車大手のダイムラー、ドイツ航空宇宙研究センター(DLR)、技術監査サービス大手のテュフのほか、連合パートナーとして自動車大手のフォルクスワーゲンと重電大手ABBも参加している。

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