2010/2/22

環境・通信・その他

液状物機内持ち込み規制、EUが延長決定

この記事の要約

EU加盟国はこのほど、EUが航空テロ対策として導入している液状物の機内持ち込み規制の適用延長で合意した。AFP通信が17日報じた。今年4月が期限だったが3年延長し、2013年4月まで継続する。\ 同規制は2006年8月に […]

EU加盟国はこのほど、EUが航空テロ対策として導入している液状物の機内持ち込み規制の適用延長で合意した。AFP通信が17日報じた。今年4月が期限だったが3年延長し、2013年4月まで継続する。

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同規制は2006年8月に英国で旅客機を標的としたテロ未遂事件が起きたことを受けたもの。06年11月から化粧水、香水、飲料など液状物(通関後にEU内の空港で購入した品物を除く)の機内に持ち込みを1種類につき100ミリリットル以下に制限している。しかもすべての容器を容量1リットル以下の透明なプラスチック袋に入れなければならない。域外の航空会社だけでなく、EU内の空港を離陸するすべての便も対象にとなる。EU27カ国のほか、スイス、ノルウェー、アイスランド、ロシア、ウクライナ、セルビア、アルバニア、コソボの空港でも適用されている。

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欧州委は旅客の不便を考慮し、各空港が液状物の種類まで分析できる精度の高い手荷物スキャナーを導入することを条件に、4月に規制を解除する方針だった。ところが、同装置の開発が遅れていることから、延長に踏み切った。

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