2010/12/20

総合 –EUウオッチャー

ボスニア・アルバニアへのビザ免除、15日から実施

この記事の要約

ボスニア・ヘルツェゴビナとアルバニアの市民がEUを旅行する際のビザ(査証)取得義務が15日から免除された。これにより両国の市民は、90日以下の滞在であれば「シェンゲン協定」参加国(英国とアイルランド、ルーマニア、ブルガリ […]

ボスニア・ヘルツェゴビナとアルバニアの市民がEUを旅行する際のビザ(査証)取得義務が15日から免除された。これにより両国の市民は、90日以下の滞在であれば「シェンゲン協定」参加国(英国とアイルランド、ルーマニア、ブルガリアを除くEU諸国およびノルウェー、アイスランド、スイス)をビザなしで旅行することができるようになった。

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ビザなし渡航は、生体認証(バイオメトリック)パスポートの保有が条件となる。また、不法移民の大量流入などビザ免除の悪用が目立った場合は、EUがビザ免除を停止する権限を持つ。ボスニアでは15日、国営ラジオ局が終日、今回の渡航規制緩和は短期の旅行だけに適用されることなどを繰り返し告知し、ルールを順守するよう呼びかけた。

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EUは昨年12月、モンテネグロ、マケドニア、セルビアを対象にビザ取得を免除した。これによりEU加盟を目指すバルカン諸国の中で、ビザ免除が適用されないのはコソボだけとなる。

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