2011/11/28

欧州ビジネスウオッチ

ドイツ銀、資産管理事業を全面見直しへ

この記事の要約

独最大手銀行のドイツ銀行は22日、資産管理事業を全面的に見直す方針を明らかにした。同事業は以前から収益力が弱いうえ、市場の悪化の直撃も受けており、同社は部分売却も視野に入れている。富裕層向け事業とファンド子会社DWSの独 […]

独最大手銀行のドイツ銀行は22日、資産管理事業を全面的に見直す方針を明らかにした。同事業は以前から収益力が弱いうえ、市場の悪化の直撃も受けており、同社は部分売却も視野に入れている。富裕層向け事業とファンド子会社DWSの独・欧州、アジア事業は放出しない。

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メディア報道によると、売却候補となるのは米国事業と年金ファンドなどの大口顧客を対象とするDBアドバイザーズなど。これらの事業はすべて収益力が弱く、資産管理事業の足を強く引っ張っている。

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資産管理事業の運用規模は5,160億ユーロで、DWSはうち1,570億ユーロを占める。

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