2012/5/7

欧州ビジネスウオッチ

独ルフトハンザ、3500人削減

この記事の要約

独航空最大手のルフトハンザは3日、従業員の削減計画を発表した。2014年までに事業コストを15億ユーロ圧縮する計画の一環として、管理部門の正社員を世界全体で3,500人整理する。クリストフ・フランツ社長は「管理機能の再編 […]

独航空最大手のルフトハンザは3日、従業員の削減計画を発表した。2014年までに事業コストを15億ユーロ圧縮する計画の一環として、管理部門の正社員を世界全体で3,500人整理する。クリストフ・フランツ社長は「管理機能の再編と人員削減を今のうちに実施しておくと、長期的には雇用の維持・拡大が可能になる」と述べ理解を求めた。

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同日発表した2012年1-3月期決算の営業損益は3億8,100万ユーロの赤字となり、赤字幅は前年同期から125.4%拡大した。燃料価格高騰のほか、今年から欧州排出権取引制度への参加が航空会社にも義務づけられたことが響いた。売上高は5.6%増の66億1,900万ユーロとなり過去最高を更新したものの、コスト増加分を相殺できなかった

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