2012/6/4

欧州ビジネスウオッチ

メキシコ通信大手、蘭KPNにTOB

この記事の要約

メキシコ通信大手のアメリカ・モビルは5月30日、オランダ同業KPNに対する株式公開買い付け(TOB)を開始した。KPNの株式4.8%を保有する同社は、TOBにより持ち株比率を27.7%まで引き上げる計画だ。\ 世界的大富 […]

メキシコ通信大手のアメリカ・モビルは5月30日、オランダ同業KPNに対する株式公開買い付け(TOB)を開始した。KPNの株式4.8%を保有する同社は、TOBにより持ち株比率を27.7%まで引き上げる計画だ。

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世界的大富豪カルロス・スリム氏が率いるアメリカ・モビルは、未進出の欧州市場に収益基盤を築くため、オランダ通信最大手KPNに追加出資したい考え。これに対してKPNは1日、1株当たり8ユーロという買い取り価格を「当社への大きな影響力を持つには低すぎる」として、株主にTOBに応じないよう呼びかける声明を発表した。

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