2012/7/30

競争法

ギリシャ4銀行への公的支援、暫定的に承認

この記事の要約

欧州委員会は27日、ギリシャ政府が資本不足に陥っている国内4銀行に実施した総額180億ユーロの資本注入を暫定的に承認したと発表した。同救済策がEUの公的支援に関するルールに合致しているかどうかについて、本格的な調査を実施 […]

欧州委員会は27日、ギリシャ政府が資本不足に陥っている国内4銀行に実施した総額180億ユーロの資本注入を暫定的に承認したと発表した。同救済策がEUの公的支援に関するルールに合致しているかどうかについて、本格的な調査を実施した上で、正式承認の可否を判断する。

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資本を注入されたのは、最大手銀行のギリシャ・ナショナル銀行、ピレウス銀行、ユーロバンク、アルファ銀行の4行。ギリシャ財務省は5月、欧州中央銀行(ECB)が、これらの銀行が深刻な資金不足状態にあるとして、公開市場操作を通じた資金供給を停止したことから、180億ユーロ相当のEFSF(欧州金融安定基金)債を供与する形で資本を増強した。これによって各行は、同債券を担保として、ECBから資金供給を受けることができるようになった。

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