2013/7/1

総合 –EUウオッチャー

金融緩和、当面は継続=ECB総裁

この記事の要約

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は6月26日、仏下院で行った演説で、ECBが当面は金融緩和策を継続する意向を表明すると同時に、必要に応じて追加緩和に踏み切る用意があることを明らかにした。\ ドラギ総裁の発言は、米連邦準 […]

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は6月26日、仏下院で行った演説で、ECBが当面は金融緩和策を継続する意向を表明すると同時に、必要に応じて追加緩和に踏み切る用意があることを明らかにした。

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ドラギ総裁の発言は、米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長が先ごろ、米国の量的緩和策を年内に縮小する方針を打ち出したことを受けたもの。総裁は欧州経済になお下振れリスクがあるとの見解を示した上で、「ECBはこれまで緩和的だったし、現在も緩和的だ。予測し得る将来も緩和を維持する」と述べ、非常時の金融政策として実施している国債買い入れなどを今後も継続する方針を示した。

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さらに「我々は他のあらゆる措置についても心を開いており、必要に応じて行動する用意がある」として、金融市場や景気の動向に応じて緩和措置を拡大することも示唆した。

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