2013/12/9

欧州ビジネスウオッチ

仏イリアッド、低料金の4Gサービス開始

この記事の要約

仏通信会社イリアッドは3日、第4世代(4G)携帯電話サービスを開始した。国内同業を下回る価格で、超高速データ通信サービスを提供する。これによって仏携帯電話サービス市場の価格競争が一層激化しそうだ。\ イリアッドはインター […]

仏通信会社イリアッドは3日、第4世代(4G)携帯電話サービスを開始した。国内同業を下回る価格で、超高速データ通信サービスを提供する。これによって仏携帯電話サービス市場の価格競争が一層激化しそうだ。

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イリアッドはインターネット接続サービスを手がけていたが、2009年に携帯電話サービスの事業免許を付与され、傘下のフリー・モバイルを通じて12年1月に同事業に参入。オレンジ(旧フランステレコム)、ビベンディ傘下のSFR、ブイグ・テレコムに次ぐ仏4番目の携帯電話サービス事業者となった。

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同社はライバルより低いサービス料金を設定し、同事業を展開しており、すでに10%のシェアを獲得した。新たに開始した4Gでも、従来の3G料金である月額19.99ユーロを据え置き、既存契約者に追加料金なしでサービスを提供する。ブイグの月29.99ユーロ、SFRの同最低40ユーロを大きく下回る。しかも、データ通信量の上限は20ギガバイト(GB)と、ライバル2社の3GBを上回り、長期契約も不要とする。

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