EUウオッチャー

アルカテル・ルーセント(2011年4-6月期決算)

2011年4-6月期(第2四半期)決算の最終損益は4,300万ユーロの黒字で、前年同期の赤字(1億8,400万ユーロ)から改善。売上高は2.4%増の39億ユーロと小幅の増収にとどまったが、前年同期のような巨額のリストラ費 […]

アレバ(2011年6月中間決算)

2011年6月中間決算の純利益は3億5,100万ユーロで、前年同期から58%減少。福島第1原子力発電所の事故の影響で日本、ドイツ企業が発注をキャンセルしたことで収益が悪化した。売上高は3.9%減の39億9,700万ユーロ

エールフランス─KLM(2011年4-6月期決算)

2011年4-6月期(第1四半期)決算で1億9,700万ユーロの純損失を計上し、前年同期の黒字(7億3,600万ユーロ)から赤字に転落。日本便の利用が大震災の影響で減少したほか、中東便も政情不安で利用が低迷。さらに燃料コ

BP(2011年4-6月期決算)

2011年4-6月期(第2四半期)決算で56億2,000万ドルの純利益を計上し、米メキシコ湾の原油流出事故で171億5,000万ドルの赤字を出した前年同期から黒字に転換。生産は11%減少したが、原油高を追い風に収益が拡大

グラクソ・スミスクライン(2011年4-6月期決算)

2011年4-6月期(第2四半期)決算の最終損益は11億600万ポンド(約12億5,000万ユーロ)の黒字で、前年同期の赤字(3億4,000万ポンド)から回復。売上高は4%減の67億2,000万ポンドに後退したが、糖尿病

アストラゼネカ(2011年4-6月期決算)

2011年4-6月期(第2四半期)決算の純利益は21億1,000万ドルで、前年同期から0.3%増加。ジェネリック薬(後発医薬品)メーカーの攻勢で苦戦したが、ドル安が追い風となって小幅ながら増益を確保した。売上高は3%増の

フィアット(2011年4-6月期決算)

2011年4-6月期(第2四半期)決算で13億8,000万ユーロの純利益を計上し、前年同期の赤字から黒字に転換。統合した米クライスラーの連結効果で収益が改善した。売上高は40%増の131億5,000万ユーロ。 \

バンコ・サンタンデール(2011年4-6月期決算)

2011年4-6月期(第2四半期)決算の純利益は13億9,000万ユーロで、前年同期から38%減少。中南米事業は好調だったが、スペインで貸倒引当金が膨らみ、英個人向けローン事業で特別損失が生じ、収益が悪化した。 \

アルセロール・ミタル(2011年4-6月期決算)

2011年4-6月期(第2四半期)決算の純利益は15億3,500万ドルで、前年同期から10%減少。前年同期に多額の特別利益を計上した反動で減益となった。本業は好調で、売上高は25%増の251億3,000万ドルに拡大した。

EADS(2011年6月中間決算)

2011年6月中間決算の純利益は1億900万ユーロで、前年同期から41%増加。防衛部門は各国の予算削減で不振だったが、売上高の7割を占める旅客機部門エアバスの納入が増え、大幅増益を確保した。売上高は8%増の219億ユーロ

UBS(2011年4-6月期決算)

2011年4-6月期(第2四半期)決算の純利益は10億1,500万スイスフラン(約8億7,000万ユーロ)で、前年同期から49%減少した。ギリシャに端を発したユーロ圏の信用不安で有価証券取引業務が不調で、投資銀行部門が7

クラリアント(2011年4-6月期決算)

2011年4-6月期(第2四半期)決算の利払い前・税引き前・償却前利益(EBITDA)利益は2億4,100万スイスフラン(約2億1,000万ユーロ)で、前年同期から9.5%減少。スイスフラン高による利益目減りと原材料コス

セルビアが最後の戦犯逮捕、EU加盟へ大きく前進

セルビア政府は20日、クロアチア紛争(1991~95年)時の戦犯として旧ユーゴ国際刑事裁判所(ICTY)から訴追されているゴラン・ハジッチ被告(52)を逮捕したと発表した。同被告はICTYに訴追された戦犯の中で唯一、逃亡

普通預金口座開設の制限緩和、欧州委が加盟国に勧告

欧州委員会は18日、EU加盟各国に対して、個人が普通預金口座を開設する際の制限を緩和するよう勧告した。域内の市民の多くが銀行から口座開設を拒否され、日常生活に支障をきたしていることを問題視したもの。各国政府は勧告に基づき

スペインがルーマニア人への就労制限復活、雇用状況悪化で

スペイン政府は22日、ルーマニア人労働者に対する就労制限を復活させると発表した。国内の雇用状況が急速に悪化しているためで、今後スペインで働くことを希望する人に事前の労働許可証取得を義務付け、労働者の流入を制限する。 \

EUで20日から玩具規制強化、有害物質使用など禁止に

EU域内で販売される玩具の規制を強化する指令が20日付で発効した。健康に害を及ぼす危険性の高い化学物質の使用禁止などを盛り込んだもので、中国製玩具も含めて厳格なルールを導入し、品質管理と安全性の向上を図る。 \ 新ルール

共通漁業政策改革案に仏など反発、漁獲枠の取引制度が焦点に

欧州委員会が今月半ばに打ち出したEU共通漁業政策(CFP)の改革案をめぐり、加盟国間の意見対立が表面化している。各国が個々の漁業者に漁獲枠を割り当て、国内で取引できるシステムを導入することなどを盛り込んだ改革案に対し、1

第7次R&D支援計画、プロジェクト公募開始

欧州委員会のゲーガン=クイン委員(研究・イノベーション・科学担当)は19日、EUの研究開発(R&D)支援制度である第7次枠組み計画(FP7)に基づくプロジェクトの公募を開始すると発表した。今回の予算規模は前回よ

女性取締役を積極登用、仏LVMHが意向表明

高級ブランド大手の仏LVMHモエヘネシー・ルイ・ヴィトンはこのほど、女性取締役の割合を2015年までに30%、2020年までに40%に引き上げるとしたEUの目標達成を支援するため、域内企業による女性取締役の積極登用に関す

5月のユーロ圏製造業、新規受注15%増

EU統計局ユーロスタットが22日発表した5月の製造業受注統計によると、ユーロ圏の新規受注は前年同月比15.5%増となり、上げ幅は前月の10.3%から大きく拡大した。(表参照) \ 分野別では耐久消費財を除いて増加。とくに

ユーロ圏建設業の不振続く、5月生産高は1.9%減

ユーロ圏で建設業の不振が続いている。EU統計局ユーロスタットが19日発表した5月の建設業生産高(季節調整済み、速報値)は前年同月比1.9%減となり、3カ月連続で低迷。下げ幅は前月の1.3%から膨らんだ。(表参照) \ 分

銀行救済の特例措置、秋に継続の可否判断=欧州委

欧州委員会のアルムニア委員(競争政策担当)は18日、金融危機対策としてEU加盟国に特例として認めている銀行救済措置を継続するかどうかを今秋に判断すると発表した。 \ EUでは民間企業への公的救済を競争政策上の観点から厳し

合併審査の文書開示拒否は「不当」、欧州裁がEU敗訴の判決

欧州司法裁判所は21日、英大手旅行会社マイトラベル(旧エアツアーズ)と同業のファースト・チョイスの合併計画を差し止めたEUの決定をめぐり、2008年に一般裁判所(旧第一審裁判所)がマイトラベルによる関連文書の開示請求を却

独ヒポ・リアル銀への公的支援を承認

欧州委員会は18日、ドイツ政府が国有化した不動産金融大手ヒポ・リアルエステート(HRE)の再建計画と同行に対する公的支援策を承認したと発表した。HREは中核のドイチェ・ファントブリーフバンク(pbb)に経営資源を集中させ

ゲスタンプの独社買収を承認

欧州委員会は19日、スペインの自動車用金属部品大手ゲスタンプ・オートモシオンが独鉄鋼大手ティッセンクルップ傘下の同業ティッセンクルップ・メタル・フォーミング(TKMF)を買収する計画を認可したと発表した。自動車用金属部品

エボニックのカーボンブラック事業売却を承認

欧州委員会は19日、独化学会社エボニック・インダストリーズのカーボンブラック事業を米投資会社のローヌ・キャピタルとトリトンが買収する計画を承認したと発表した。ローヌ、トリトンはこれまでカーボンブラック事業を手掛けていない

核廃棄物の管理計画策定が義務化、加盟国が指令承認

EU加盟国は19日のエネルギー担当相理事会で、欧州委員会が2010年11月にまとめた「放射性廃棄物および使用済み核燃料の管理に関する指令」を承認した。加盟各国は今後、原子力発電所や研究施設、病院などから出る放射性廃棄物の

バイオ燃料の認証スキームを承認

欧州委員会は19日、EU域内で使用されるバイオ燃料の持続可能性を証明する「自主的スキーム」を承認したと発表した。今回承認されたのは、「ISCC」「Bonsucro EU」「RTRS EU RED」「RSB EU RED」

ロシュ、診断薬のMTM買収

スイスの製薬大手ロシュは19日、子宮頸がんに重点を置いた体外診断薬開発の有力企業である独MTMラボラトリーズを買収すると発表した。診断薬・機器事業を強化する狙い。まずは1億3,000万ユーロを支払い、一定の開発成果が上が

独企業景況感が大幅悪化、ユーロ圏財政危機響く

ドイツの Ifo経済研究所が22日発表した7月の独企業景況感指数(2005年=100)は112.9となり、前月の114.5から1.6ポイント低下した。同指数の悪化は日本の震災の影響が反映された4月以来3カ月ぶり。世界経済

フィリップス(2011年4-6月期決算)

2011年4-6月期(第2四半期)決算で13億4,500万ユーロの純損失を計上し、前年同期の黒字(2億6,200万ユーロ)から赤字に転落。医療機器と照明部門で営業権の巨額減損処理を行ったことが響いた。売上高は2%減の52

ボルボ(2011年4-6月期決算)

2011年4-6月期(第2四半期)決算の純利益は51億2,000万クローナ(約5億6,200万ユーロ)で、前年同期から63%増加。販売が金融危機前の水準に回復し、収益を押し上げた。売上高は15%増の790億クローナ。販売

エリクソン(2011年4-6月期決算)

2011年4-6月期(第2四半期)決算の純利益は31億2,000万クローナ(約3億4,200万ユーロ)で、前年同期から65%増加。受注が好調で大幅増益となった。ただ、利益はリストラ費用が膨らんで予想を下回った。売上高は1

エレクトロラックス(2011年4-6月期決算)

2011年4-6月期(第2四半期)決算の純利益は5億6,100万クローナ(約6,164万ユーロ)で、前年同期から46%減少。主要市場での需要減退に加え、原材料費の高騰で収益が悪化した。売上高は12%減の241億4,000

ノキア(2011年4-6月期決算)

2011年4-6月期(第2四半期)決算の最終損益は3億6,800万ユーロの赤字で、前年同期の黒字(2億2,700万ユーロ)から悪化。スマートフォン販売で米アップルに抜かれ、収益が落ち込んだ。赤字は1年半ぶり。売上高は7.

ロシュ(2011年6月中間決算)

2011年6月中間決算の純利益は52億5,900万スイスフラン(約44億6,000万ユーロ)で、前年同期から5%減少。スイスフラン高で海外事業の利益が目減りしたことが響き、減益となった。売上高は12%減の216億7,10

ノバルティス(2011年4-6月期決算)

2011年4-6月期(第2四半期)決算の純利益は27億3,000万ドルで、前年同期から12%増加。中国など新興国での販売が好調だったほか、米眼科医療関連製品大手アルコンの子会社化による収益基盤拡大が反映された。ドル安も追

EU-ETS第3期間の排出枠、12年に1.2億トン相当を有償割当

EU加盟国は13日開いた気候変動委員会で、EU排出量取引制度(EU-ETS)の第3期間(2013-20年)における総排出枠のうち、1億2,000万トン相当の排出権について、2012年に前倒しでオークションによる有償割当を

船舶燃料の硫黄含有率、国際基準に沿って上限引き下げへ

欧州委員会は15日、船舶から排出される大気汚染物質に対する規制強化策を発表した。EU海域を航行する船舶が使用する燃料の硫黄含有率の上限を大幅に引き下げ、酸性雨による環境被害や呼吸器疾患などの健康被害を引き起こす二酸化硫黄

NYSEとの合併、ドイツ取引所株主も承認

フランクフルト証券取引所を運営するドイツ取引所は14日、NYSEユーロネクストとの合併計画を株主が承認したと発表した。NYSEの株主は7日に承認済みで、合併は大きな山を一つ越えた格好だ。米国とEUの独禁当局が計画を承認す

ネスレ、中国の徐福記国際を買収

スイスの食品大手ネスレは11日、中国同業の徐福記国際集団を買収すると発表した。株式60%を総額17億ドルで取得し、経営権を握る。買収成立は中国当局の承認を必要とする。 \ 徐福記国際の株式は創業者の徐一族が56.5%、残

ダイムラーとボッシュ、EV用モーターで提携

独自動車大手のダイムラーは14日、部品大手のボッシュと電気自動車(EV)用モーター分野で提携すると発表した。折半出資の合弁会社「EMモーティブ」を設立し、モーターを開発、生産する。合弁化によりシナジー効果と開発の加速を実

VWの上期販売、400万台突破

欧州自動車最大手の独フォルクスワーゲン(VW)は11日、今年上期のグループ販売台数が初めて400万台を超えたと発表した。世界の全地域で実績が拡大。11年通期では過去最高となった昨年の728万台から大幅に増えて800万台の

ノキアとシーメンス、合弁売却を断念

ノキアとシーメンスが通信設備の合弁会社ノキア・シーメンス・ネットワークス(NSN)の売却交渉を打ち切った。買収に関心を示した投資家と条件が折り合わなかったためで、2社はNSNの自力再建を余儀なくされた格好だ。 \ NSN

特殊化学大手ロンザ、米殺生物剤メーカー買収へ

スイスの特殊化学大手ロンザは11日、米化学大手のアーチ・ケミカルズに対する株式公開買い付け(TOB)計画を発表した。殺生物剤を主力の医薬品受託生産に匹敵する事業にする考えで、買収が実現すると世界最大の殺生物剤メーカーとな

味の素、欧州食品事業を再編

味の素は13日、欧州の食品事業体制を再編すると発表した。アミノ酸・産業用が中心だった食品事業の強化に向け、「欧州味の素食品社(フランス、AFE)が欧州味の素コンシューマープロダクツ社(フランス、ACPE)を吸収合併する。

ソニー・エリクソン(2011年4-6月期決算)

2011年4-6月期(第2四半期)決算で5,000万ユーロの純損失を計上し、前年同期の黒字(1,200万ユーロ)から赤字に転落。東日本大震災の影響で部品供給が滞ったことで販売が落ち込んだ。売上高は32%減の11億9,00

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