欧州のコロナ感染、数カ月以内に新変異株が主流に
欧州で新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染が広がっている。EU保健当局の欧州疾病予防センター(ECDC)は2日、域内では数カ月以内にコロナ感染の半数以上をオミクロン株が占めるようになるとの見通しを示した […]
欧州で新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染が広がっている。EU保健当局の欧州疾病予防センター(ECDC)は2日、域内では数カ月以内にコロナ感染の半数以上をオミクロン株が占めるようになるとの見通しを示した […]
世界が新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の脅威にさらされている。とくに欧州では感染が相次ぎ、これまでにドイツ、イタリア、ベルギー、英国などで確認された。この変異株はデルタ株より感染力が高く、既存のワクチンが
新型コロナウイルスの感染再拡大が続くEUで、社会・経済活動を制限する動きが加速してきた。イタリア政府は24日、ワクチン未接種者の行動を厳しく制限すると発表。スロバキア政府は同日、隣国オーストリアに続いてロックダウン(都市
欧州委員会は25日、域外の第三国から域内への渡航を制限する措置の見直しを提案した。新型コロナウイルスワクチン接種者を優先的に受け入れるのが主眼。2022年1月10日から接種者に対する規制を緩和する一方で、未接種者の入域は
欧州委員会は25日、EU共通の新型コロナウイルスワクチン接種証明書について、有効期間を9カ月間とすることを提案した。欧州でコロナ感染が急拡大する中、免疫力が低下した人が域内を旅行するのを制限するのが目的。有効期限が設けら
世界保健機関(WHO)の欧州地域事務局は23日、欧州では今冬に70万人が新型コロナウイルス感染で死亡し、累計死者数が2022年3月1日までに220万人に達する恐れがあると発表した。デルタ株による感染が広がる中、ワクチンを
EU保健当局の欧州疾病予防管理センター(ECDC)は24日、域内各国は全成人を対象に新型コロナウイルスワクチンの追加接種(ブースター接種)を行うべきとする声明を発表した。これまでは一般の人に緊急に実施する必要はないとの見
EUの欧州医薬品庁(EMA)は25日、米製薬大手ファイザーが独バイオ企業ビオンテックと共同開発した新型コロナウイルス用ワクチンのEUでの接種について、5~11歳も対象とすることを承認するよう勧告した。これまでは12歳以上
欧州委員会は26日、EU域内で製造された新型コロナウイルス用ワクチンの輸出規制を2022年1月から撤廃すると発表した。域内のワクチン不足が解消されたことなどから、同規制を予定通り12月末で打ち切る。 EUは新型コロナワク
欧州委員会は25日、インターネット上の政治広告に対する規制案を発表した。大手IT企業などに広告の目的や手法、資金源に関する情報開示を義務付けるほか、ターゲティング広告で機微な個人情報の利用を禁止する内容。ロシアや中国を念
フランスのマクロン大統領とイタリアのドラギ首相は26日、安全保障や外交、経済、貿易、移民など幅広い分野で両国の関係を強化する新たな条約に署名した。英国の離脱などでEUの求心力が低下するなか、ドイツのメルケル首相の退任を控
欧州議会の域内市場・消費者保護委員会は23日、デジタル市場で支配的な立場にある巨大IT企業に対する新たな規制案「デジタル市場法(DMA)」の修正案を賛成多数で可決した。プラットフォーマーと呼ばれる大手に対し、他社のサービ
欧州委員会は25日、EU域内の資本市場を統合して単一市場を実現する「資本市場同盟」の構築に向けた政策パッケージを発表した。欧州委が2020年9月に提示した「資本市場同盟に関する新たな行動計画」をもとに、EU加盟国が優先課
ドイツの次期政権を樹立する予定の社会民主党(SPD)、緑の党、自由民主党(FDP)は24日、政権協定を発表した。3党はそれぞれが重視する政策分野で大臣ポストを獲得。政策内容面でも折り合いをつけた。政権協議中に悪化した新型
EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の9月の建設業生産高(季節調整済み、速報値)は前年同月比1.5%増だった。8月は6カ月ぶりに落ち込んだが、プラスに持ち直した。(表参照) 分野別では建築が1.5%増、土木
EU統計局ユーロスタットが17日に発表した10月の消費者物価統計によると、ユーロ圏のインフレ率(確定値)は速報値と同じ前年同月比4.1%で、前月の3.4%から0.7ポイント拡大した。(表参照) インフレ率は2008年7月
欧州で新型コロナウイルスの感染再拡大に歯止めがかからず、各国が相次いで再び規制を強化している。オーストリアでは22日、4度目となる全国的なロックダウン(都市封鎖)に入った。通勤や生活必需品の買い出しなどを除き、原則として
EUの欧州医薬品庁(EMA)は19日、米製薬大手メルクが米リッジバック・バイオセラピューティクスと共同開発した新型コロナの飲み薬「モルヌピラビル」の緊急使用を認めると発表した。審査は終えていないが、EU域内で新型コロナ感
欧州委員会は18日、EUの国家補助規則を緩和し、加盟国による半導体事業への資金支援を認める可能性を示唆した。世界的な半導体不足で製造業への影響が深刻化する中、台湾や中国などアジアからの調達に依存する現状を改善し、域内での
欧州委員会は17日、森林破壊を防止するための対策が不十分な国・地域からの農産品や木材の輸入を厳しく制限する規則案を発表した。地球温暖化や生物多様性を脅かす要因とされている違法な森林伐採や、商品作物の農地拡大による森林破壊
米製薬会社バイオジェンとエーザイは17日、共同開発したアルツハイマー病の新薬「アデュヘルム」が欧州医薬品庁(EMA)のヒト用薬品評価委員会(CHMP)が販売承認に否定的な見解を示したことを明らかにした。EMA はCHMP
EUの欧州医薬品庁(EMA)は17日、米バイオ医薬品会社ノババックスが、同社が開発した新型コロナウイルスワクチンの販売を正式申請したと発表した。これを受けて本格的な審査に着手し、問題がなければ数週間以内に承認する方針を打
ドイツ連邦ネットワーク庁は16日、ロシア産天然ガスを輸送するパイプライン「ノルドストリーム2」の認証手続きを凍結すると発表した。運営会社が提出した書類を検討した結果、同手続きの要件を満たしていないことが判明したため。この
EUは15日に開いた外相理事会で、難民問題をめぐって対立しているベラルーシへの追加制裁で合意した。すでにEUはベラルーシのルカシェンコ政権が反体制派を弾圧しているとして制裁を科しているが、制裁対象を拡大する。 EUはベラ
欧州自動車工業会(ACEA)が18日に発表したEU(マルタを除く26カ国)の10月の新車乗用車の販売(登録)台数は66万5,001台となり、前年同月から30.3%減少した。半導体不足でメーカーが減産を迫られているためで、
EU統計局ユーロスタットが16日に発表した2021年7~9月期の域内総生産(GDP)の最新統計によると、ユーロ圏のGDPは前期比2.2%増、前年同期比3.7%増となり、10月末発表の速報値から改定はなかった。EU27カ国
EU統計局ユーロスタットが15日に発表した9月の貿易収支(速報値、季節調整前)統計によると、ユーロ圏の収支は73億ユーロの黒字となったが、黒字幅は前年同月の241億ユーロから縮小した。輸出が10%増の2,093億ユーロ、
EUの欧州医薬品庁(EMA)は11日、スイス製薬大手ロシュと米バイオ医薬品企業リジェネロン・ファーマシューティカルズが共同開発した「ロナプリーブ」など2種の新型コロナウイルス感染症向け抗体治療薬の承認を勧告した。欧州委員
欧州委員会は10日、EUが仏ワクチンメーカーのバルネバが開発中の新型コロナウイルスワクチンを調達する契約を承認したと発表した。2022年から23年にかけて最大6,000万回分を調達する。EUによる新型コロナワクチン調達契
フランスのマクロン大統領は9日、国内で原子力発電所の建設を再開すると発表した。エネルギー資源の海外依存度を下げながら電力を安定的に供給し、同時に気候変動問題に対応するため、原発を活用する必要があると訴えた。 フランスは電
EU統計局ユーロスタットが12日に発表したユーロ圏の9月の鉱工業生産指数(季節調整済み、速報値)は前月比で0.2%低下し、2カ月連続のマイナスとなった。ただ、下げ幅は前月の1.7%から大きく縮小した。(表参照) 分野別で
EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の9月の小売業売上高(速報値・数量ベース)は前年同月比2.5%増となり、7カ月連続で伸びを記録した。前月は速報値で横ばいとなっていたが、1.5%増に上方修正された。(表参
欧州委員会は11日に発表した秋季経済予測で、ユーロ圏の2021年の域内総生産(GDP)実質伸び率を5.0%とし、前回(7月)の4.8%から0.2ポイント上方修正した。新型コロナウイルスワクチンの接種が加速し、経済再開が進
欧州委員会は10日、英国に拠点を置く中央清算機関(CCP)がEU域内の顧客向けのデリバティブ取引決済業務を2022年7月以降も継続することを認める意向を表明した。英国のEU離脱に伴い、22年6月末に禁止する予定だったが、
EUと英国は12日、英国と締結した離脱協定のうち、英領北アイルランドで導入された通商ルールの見直しを巡る協議を行った。大きな進展はなかったものの、双方は交渉を続けることで合意。英国が「北アイルランド議定書」第16条の特別
欧州司法裁判所の一般裁判所は10日、米グーグルがEU競争法に違反したとして、同社に24億2,000万ユーロ(約3,170億円)の制裁金を科した欧州委員会の決定を支持する判断を示した。グーグルは決定の取り消しを求めて提訴し
ユーロ圏19カ国は8日に開いた財務相会合(ユーログループ)で、圏内の物価は急上昇しているものの、2022年には許容範囲内まで縮小するとの見解で一致した。また、財政規律の見直しについて、景気回復を妨げないで債務削減に努める
新型コロナウイルスの感染が再拡大している欧州で、再びロックダウン(都市封鎖)の動きが広がってきた。オランダ政府は12日、全土で部分的なロックダウンを13日から3週間にわたって実施すると発表。オーストリア政府は15日からワ
フランスのマクロン大統領は9日、新型コロナウイルスワクチンの追加接種(ブースター接種)を65歳以上の人に事実上義務付ける方針を打ち出した。感染が再拡大していることを受けた措置。これまでは65歳以上の人と、新型コロナに感染
欧州で本格的な冬を前に、新型コロナウイルスの感染が再拡大している。ドイツでは5日、1日あたりの新規感染者が3万7,120人に上り、2日連続で過去最高を更新した。死者数も150人を超えており、今後さらに増加する恐れがある。
EUと英国は5日、英政府がEU離脱協定に盛り込まれた「北アイルランド議定書」の大幅な見直しを求めている問題について協議したが、進展はなかった。英国側はEUに譲歩を迫るため、交渉が不調に終われば協定の一部を一方的に破棄する
英仏海峡での漁業権を巡る英国とフランスの対立で、仏側は2日に発動を予定していた英国に対する制裁措置の導入を見送り、両国は紛争解決に向けて協議を再開した。対立がエスカレートして報復合戦に発展する事態はひとまず回避されたが、
英国でEU離脱に伴い、食肉を解体処理する職人が不足し、食肉加工事業者や畜産農家が悲鳴を上げている。業界団体によると、職人が15%以上も足りず、国内での処理が難しいため食肉用家畜の在庫が積み上がり、これまでに1万頭以上の豚
欧州議会の代表団が3~5日に台湾を公式訪問し、蔡英文総統ら政権幹部と会談した。台湾への統一圧力を強めている中国を念頭に、代表団は自由や民主主義といった価値観を共有する台湾に寄り添い、今後も交流を継続してEUと台湾の関係強
経済正常化が進むユーロ圏で、雇用の改善も続いている。EU統計局ユーロスタットが3日に発表したユーロ圏の9月の失業率は前月を0.1ポイント下回る7.4%となり、20年4月以来の低水準だった。(表参照) 失業率は経済がコロナ
ポルトガルのレベロデソウザ大統領は4日、議会を解散し、2022年1月30日に総選挙を実施すると発表した。コスタ首相率いる少数与党の22年度予算案が議会で否決され、政権運営に行き詰まったことから、総選挙を2年前倒しして民意
EU統計局ユーロスタットが4日に発表したユーロ圏の8月の生産者物価(建設業を除く)は前年同月比で16.0%の上昇となり、9カ月連続で伸びた。エネルギー価格の急上昇が大きく、上げ幅は前月の13.4%を大きく上回った。(表参
欧州委員会が10月28日に発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は118.6となり、前月の117.8から0.8ポイント上昇した。景況感の改善は2カ月連続で、過去最高だった7月の119.0に近づいてきた
EU統計局ユーロスタットが10月29日に発表した2021年7~9月期のユーロ圏の域内総生産(GDP、速報値)は実質ベースで前期比2.2%増だった。プラス成長となるのは2四半期連続。新型コロナウイルスワクチンの普及、経済・
欧州中央銀行(ECB)は10月28日に開いた定例政策理事会で、コロナ禍を受けて実施している金融緩和策の維持を決めた。ユーロ圏では景気が回復し、物価が急上昇しているが、インフレ高進は一時的とする見方を変えず、早期の利上げを