ハンガリーのIT大手Synergonが2月23日発表した2009年連結決算は、純利益が2億5,600万フォリントとなり、前年の11億フォリントの赤字から黒字転換した。売上高は177億1,700フォリントで前年を1％下回ったが、営業コストの5％削減に成功。営業利益を同8％増の5億2,300万フォリントに押し上げた。
\10-12月期の業績は、売上高が前年同期比12％減の54億6,700万フォリント、営業利益が同56％減の2億8,800万フォリント。例年なら最も売上げが伸びる最終四半期が予想に反して大幅減収となったが、Lazarovits社長は経済危機の長期化に加え、議会選挙を控えて企業が投資に慎重になったと指摘した。ただ、受注は好調だったとして、今年の業績は好調に推移すると見込む。
\09年の純利益は、金融収支が1,100万フォリントの黒字となったことなどにより、2億700万フォリントを確保した。売上高に占める公共事業のシェアは38％だった。09年末の総資産額は101億1,400万フォリントで、前年末より4％低下した。（1HUF＝0.45JPY）
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