ルーマニアで自動車市場の低迷が続いている。自動車製造業者・輸入業者協会(APIA)のまとめによると、2013年の新車販売台数は8万2,011台で、前年を6.3%下回った。07年に約37万台を記録した後、6年連続で減少し13年前の水準に落ち込んでいる。
販売台数の内訳は、乗用車が4.8%減の6万8,072台、トラックが13.7%減の1万2,146台、バスが7.1%減の1,163台だった。
ただ、昨年後半の販売台数は前年同期比5.7%増となり、市場好転の兆しを示した。なかでも乗用車は6月に導入された新車購入助成制度を追い風に、9.7%の大幅増となった。同制度を利用した販売台数は1万3,400台に上った。
新車販売が伸び悩む主要因は輸入中古車の人気が高いことで、同登録台数は新車登録台数の3.8倍に上った。