2014/2/26

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

シネプレックス、南東欧事業強化

この記事の要約

オーストリアの映画館チェーン、シネプレックスが南・東欧事業拠点をセルビアの首都ベオグラードに移し、事業強化に乗り出した。同市場でのブランドイメージを高めるとともに、広告宣伝の強化やグループ内の協力によるシナジー効果を狙う […]

オーストリアの映画館チェーン、シネプレックスが南・東欧事業拠点をセルビアの首都ベオグラードに移し、事業強化に乗り出した。同市場でのブランドイメージを高めるとともに、広告宣伝の強化やグループ内の協力によるシナジー効果を狙う。

シネプレックス広報者が墺経済紙『ヴィルトシャフツブラット』に明らかにしたところによると、南・東欧市場での上映権取得やマーケティングはこれまで、ウィーン本社が代理店に委託していたが、事業強化に向けてベオグラードに担当部署を設置し、昨年12月から自社による活動に切り替えたという。

シネプレックスは近年、国際戦略を加速させ、イタリア、スロベニア、クロアチア、セルビア、モンテネグロ、マケドニア、アルバニアに進出している。本国も含め現在、複数のスクリーンを備えた複合型映画館36軒と一般映画館6軒を展開する。

シネプレックスの2013年売上高は1億1,150万ユーロで、入場者数は1,050万人。南・東欧の事業規模は明らかにしていないが、今後、知名度の向上、上映本数拡大などにより入場者数拡大を狙っている。

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