2015/6/3

ロシア

ロシア中銀、3銀行の営業免許を取消し

この記事の要約

ロシア中央銀行は1日、国内3銀行の営業免許を同日付で取り消したと発表した。金融戦略のリスクが極めて大きく、資産を失う危険が容認できる限度よりも高くなっていると判断した。 今回免許が取り消されたのはメトロ銀行、OPM銀行、 […]

ロシア中央銀行は1日、国内3銀行の営業免許を同日付で取り消したと発表した。金融戦略のリスクが極めて大きく、資産を失う危険が容認できる限度よりも高くなっていると判断した。

今回免許が取り消されたのはメトロ銀行、OPM銀行、シブネフチ銀行の中堅3行だ。これら3行の顧客資産は最高140万ルーブル(2万4,000ユーロ)まで保証される。

ロシアには銀行が800行以上あるが、昨年12月のルーブル下落を機に経営が急激に悪化した。景気後退も重なり、4月以来だけでも18行が閉鎖に追い込まれている。(1RUB=2.35JPY)

政府は金融システムの維持に必要な大手銀行に限って救済措置を適用している。(東欧経済ニュース3月18日号「ロシア2位銀行VTB、14年黒字額は大幅減」を参照