2015/11/11

自動車

ドイツ自動車2社がポーランドで生産、自部品ベンテラーと商用車のMAN

この記事の要約

独自動車部品大手のベンテラー(Benteler)がポーランド西部のヴジェシニャに生産拠点を設ける。取引先の独フォルクスワーゲン(VW)の新工場が同地で来年、稼働するのを前に、供給体制を整える目的だ。 米系不動産開発会社パ […]

独自動車部品大手のベンテラー(Benteler)がポーランド西部のヴジェシニャに生産拠点を設ける。取引先の独フォルクスワーゲン(VW)の新工場が同地で来年、稼働するのを前に、供給体制を整える目的だ。

米系不動産開発会社パナットーニが4日発表したところによると、ベンテラーは同社が運営する工業団地「パナットーニ・パーク・ヴジェシニャ」で生産スペース、事務所など6,600平方メートルのリース契約を締結した。工業団地は国道DK92号線と高速道A2号線が交差する地点にあり、VWの新工場からの距離はわずか500メートルという。このため、パナットーニでは、VWサプライヤーの誘致に積極的な姿勢を示している。

また、VW傘下の独商用車大手MANトラック・アンド・バスは、大型トランスポーター「MAN TGE」(仮称)をVWの新工場で生産する計画だ。同モデルを製品群に加えることによって、3トンのトランスポーターから44トンの特大車まで、商用車すべてをラインナップし、新たな顧客層の獲得を目指す。

「MAN TGE」はVWの商用車部門が開発を担当。次期「クラフター」とプラットフォームを共通化した。クラフターと同じ工場で生産され、2017年に発売される見通しだ。(東欧経済ニュース8月5日号「ポーランド自部品グロツリン、GMとVWから大型受注」、2014年11月19日号「VW、ポーランドで商用車の新工場着工」、2014年3月26日号「フォルクスワーゲンがヴジェシニャに工場建設、『クラフター』生産へ」を参照)

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