医療品

1人当たり医療費、最も高い自治体で2834ユーロ

社会保険の監督機関である連邦保険庁(BVA)がまとめた調査によると、公的健康保険の2010年の医療費支出額は加入者1人当たり2,170ユーロで、前年に比べ69ユーロ増加した。支出額が最も高かった自治体はバイエルン州中部の […]

処方薬の値引き販売、国外のネット事業者でも違法

患者の自己負担額が国内法で固定されている処方薬を、ドイツ以外の欧州連合(EU)加盟国にあるネット薬局がドイツ顧客向けに値引き販売することの是非めぐる裁判で、複数の最高裁判所の代表者で構成される合同法廷(Gemeinsam

Stada Arzneimittel AG―露2工場を売却へ―

後発医薬品大手の独Stada(バート・フィルベル)は7日、ロシアの2工場を第3四半期中にも売却する見通しだと発表した。2010年に開始したコスト削減プログラム「Stada-build the future」の一環として両

Agennix AG―がん治療薬の開発に失敗―

独バイオ製薬企業Agennix(マルティンスリート)は7日、肺がん治療薬「Talactoferrin」の開発に失敗したと発表した。同薬はAgennixが開発する唯一の医薬品で、同社の先行きにはにわかに雲がただよってきた。

Bayer

製薬大手の独Bayerは16日、北アイルランドの同業Norbrookが開発・製造するペット・家畜用の医薬品を、ドイツとフランスで独占販売する権利を取得したと発表した。製品の幅を拡充することが狙い。取引の詳細は明らかにして

後発薬の独シュターダ、ロシアの2工場売却へ

後発医薬品大手の独シュターダは7日、ロシアの2工場を第3四半期中にも売却すると発表した。2010年に開始したコスト削減プログラム「Stada-build the future」の一環として両工場の経営陣が新設予定の会社L

EQTのBSNメディカル買収を承認

欧州委員会は8日、北欧系投資会社のEQTグループが独・オランダ資本の医療機器メーカー、BSNメディカルを買収する計画を承認したと発表した。EQTが現在、医療機器分野に進出していないことから、競争上の問題はないと判断した。

蘭DSM、ブラジルの家畜用栄養強化剤メーカーを買収

ビタミン製造で世界最大手のオランダ化学大手ロイヤルDSMは8日、ブラジルの家畜用栄養強化剤メーカー、トルチュガを買収することで合意したと発表した。買収額は4億6,500万ユーロ。 \ トルチュガは畜牛の飼料に栄養強化剤と

Bayer AG―米訴訟の影響で4-6月期減益に―

製薬・化学大手の独Bayer(レバークーゼン)が7月31日発表した2012年4-6月期(第2四半期)の最終利益は4億9,400万ユーロとなり、前年同期比で33.9%低下した。避妊薬「Yaz」「Yasmin」の副作用をめぐ

Aenova Holding GmbH―投資会社BC Partnersが買収―

プライベート・エクイティ大手の英BC Partnersは6日、独製薬会社Aenova(ペール)を投資会社Bridgepointから買収すると発表した。取引金額は非公開。ロイター通信は金融筋の情報として5億ユーロ弱と報じて

後発薬の販売制限問題、仏セルヴィエにも異議告知書

欧州委員会は7月30日、仏製薬会社レ・ラボラトワール・セルヴィエが複数のジェネリック薬(後発医薬品)メーカーと協定を結び、同社が開発した高血圧症治療薬「ペリンドプリル」の後発薬の投入を阻害した疑いがあるとして、関係各社に

Bayer AG―血糖値測定器事業、売却の一次選考終了か―

製薬大手の独Bayer(レバークーゼン)が血糖値測定器事業の売却交渉を進めているもようだ。『ファイナンシャル・タイムズ(ドイツ版、FTD)』紙が業界・金融筋の情報として7月25日報じた。売却手続きはすでに一次選考を終了し

Bayer AG―血友病治療薬「Kogenate」の独生産を検討―

製薬大手のBayer(レバークーゼン)が血友病治療薬「Kogenate」を独西部のヴッパータール工場で生産することを検討している。7月30日付『ファイナンシャル・タイムズ(ドイツ版)』が社内情報として報じたもので、広報担

ルンドベックなどに異議告知書、後発薬の販売制限で

欧州委員会は25日、デンマーク製薬大手ルンドベックがジェネリック薬(後発医薬品)メーカーと共謀し、自社製品のジェネリック薬が市場に出回るのを不当に制限したとして、同社およびジェネリック薬8社に異議告知書を送付したと発表し

アストラゼネカ(英製薬大手)

2012年4-6月期(第2四半期)決算の純利益は16億ドルで、前年同期から24%減少。主力薬の販売がジェネリック薬(後発医薬品)の攻勢で落ちこんなことが響いた。売上高は21%減の66億6,000万ドル。 \

ロシュ(スイス製薬大手)

2012年6月中間決算の純利益は43億7,000万スイスフラン(約36億ユーロ)で、前年同期から17%減少。売上高は3%増の224億スイスフランに伸びたが、米国の研究開発施設閉鎖などリストラの費用がかさみ、収益が悪化した

Bayer AG―治験のアウトソーシング検討―

製薬大手の独Bayer(レバークーゼン)が臨床試験の第1段階に当たる「フェーズ1」事業のアウトソーシングを検討している。経済紙『ファイナンシャル・タイムズ(ドイツ版、FTD)』が19日付で報じ、同社が追認した。年末までに

Celesio AG―物流子会社Moviantoを売却―

医薬品流通大手の独Celesio(シュツットガルト)は23日、物流子会社Moviantoを医療器具卸の米Owens & Minorに売却すると発表した。中核事業の医薬品卸・小売事業に経営資源を絞り込む戦略の一環

Fresenius SE & Co. KGaA―医療機器のFenwalを買収―

総合医療大手のFresenius(バート・ホンブルク)は20日、医療機器・用品子会社のKabiが米同業Fenwalを投資会社TPG、Maverickから買収することで合意したと発表した。輸血分野の事業を強化する狙いで、買

キセノン用いたMRT、標的細胞の有無を数分で診断

過分極化したキセノン(129Xe)とバイオセンサーを用いた核スピン共鳴断層撮影(MRT)で標的分子(や細胞)の有無を短時間で正確に診断する手法を、ベルリン分子薬理学研究所(FMP)のチームが開発した。キセノンガスを吸入投

ノバルティス(2012年4-6月期決算)

2012年4-6月期(第2四半期)決算の純利益は27億3,000万ドル。多発性硬化症薬ギレンヤなど新薬の販売が好調だったが、ユーロ安・ドル高で売上高が4%減の143億ドルに後退し、利益は前年同期並みにとどまった。 \

Bayer AG―出血防止薬「Trasylol」の権利売却―

製薬大手の独Bayer(レバークーゼン)が出血防止薬「Trasylol」の世界販売権(米国を除く)を同業Nordicグループに売却する。Nordicが13日、明らかにした。取引金額は公表していない。 \ Trasylol

独化学業界生産高、上期は4%減に

独化学工業会(VCI)が12日発表した独業界(製薬を含む)の2012年上半期の生産高は前年同期比4%減と大きく落ち込んだ。欧州債務危機と南欧諸国の景気後退が大きな足かせとなった格好。生産者価格は3.0%上昇したものの、売

カルーガ州、製薬産業の集積拠点に

ロシアのカルーガ州政府は、製薬産業ハブ(集積・中継拠点)を設立する計画だ。アルタモノフ州知事が10日、明らかにした。投資総額は10億米ドルにのぼる可能性があるという。 \ アルタモノフ州知事によると、ハブに参加を表明して

バイエルが米で和議、アスピリン問題で

鎮痛剤「アスピリン」をめぐる集団訴訟で製造元の独バイエルが和議を結んだ。独dpa通信が報じ、同社が追認したもので、ニューヨークの裁判所は和議を暫定承認した。同社は計1,500万ユーロを支払うことで合意したという。 \ バ

Merck KGaA―ポルトガルの研究投資凍結も―

製薬大手の独Merck(ダルムシュタット)がポルトガルでの研究開発プロジェクトの凍結を検討している。公立病院からの支払いが著しく滞っているためで、同社ポルトガル法人のフリッツ・ザッハー社長は経済紙『ファイナンシャル・タイ

F. Hoffmann-La Roche AG―米のR&D事業を整理―

スイスの製薬大手Roche(バーゼル)は6月26日、米国の研究開発(R&D)事業をスリム化すると発表した。米バイオ大手Genetechの完全買収に伴い事業の重複が生じたためで、ニューヨーク近郊のナットリーにある

Fresenius SE & Co. KGaA―独民間病院2位へのTOBが失敗―

独民間病院2位Rhoen-Klinikumの買収に向けて同最大手のFresenius(バート・ホンブルク)が実施した友好的な株式公開買い付け(TOB)が失敗した。TOBの成立条件を高く設定したほか、競合Asklepios

向精神薬処方件数、女性は男性の2~3倍

公的健保組合のBarmer GEKは6月26日、加入者に処方されている医薬品に関する実態調査レポートを発表した。それによると、女性加入者100人当たりの処方件数は昨年937件で、男性(同763件)の1.22倍に上った。男

健保医へのリベート、贈収賄罪適用されず

特定の医薬品を処方する見返りとして金品を受け取った健保医とそれを提供した製薬会社の職員を刑法で裁けるかどうかをめぐる係争で、最高裁の連邦司法裁判所(BGH)は22日、製薬会社、健保医はともに贈収賄罪を適用されないとの判断

化学業界でも派遣社員の賃金上乗せへ

独化学労組IG BCEは19日、化学産業で働く派遣社員を対象とした賃金協定を派遣業界団体BAP、IGZとの間で締結した。正社員と派遣社員の給与格差是正を狙った取り決めで、派遣社員は手当を時給に上乗せする形で受給する。金属

Anzag

医薬品卸大手の独Anzagは22日、来年4月1日付で社名を「Alliance Healthcare Deutschland」に変更することを9月の株主総会で提案すると発表した。英Alliance Bootsの傘下に入った

「独の立地条件に満足」、化学企業の9割に=アンケート

化学業界誌『CHEManager』などが国際化学技術・環境保護・バイオテクノロジー専門見本市(Achema、18~22日)の開催に合わせて発表した業界アンケート調査によると、ドイツの産業立地条件を「良好」ないし「やや良好

独化学業界、世界輸出市場シェア1位に

独化学工業会(VCI)が19日発表したドイツ化学・製薬業界の2011年の輸出高は1,500億ユーロを超えた。世界の輸出市場に占めるシェアは11.2%で1位を確保。2位の米国(9.9%)を1.3ポイント上回った。今年も世界

ファイザーのゴーシェ病治療薬、欧州医薬品庁が承認却下

米製薬大手ファイザーとイスラエルのプロタリクス・バイオセラピューティクスは22日、両社が共同開発したゴーシェ病治療薬「Elelyso」(一般名:タリグルセラーゼ)について、欧州医薬品庁(EMA)の医薬品委員会(CHMP)

後発薬大手の独シュターダ、ロシア中心に東欧事業強化へ

後発医薬品大手の独シュターダが東欧事業を強化する。重点を置くのはロシアで、2015年までに同国を同社最大の市場とする意向だ。ハルトムート・レッツラフ社長が『ハンデルスブラット』紙に明らかにした。 \ シュターダの最大市場

Stada Arzneimittel AG―ロシア中心に東欧事業強化へ―

後発医薬品大手の独Stada(バート・フィルベル)が東欧事業を強化する。重点を置くのはロシアで、2015年までに同国を同社最大の市場とする意向だ。ハルトムート・レッツラフ社長が『ハンデルスブラット』紙に明らかにした。 \

重度肥満が増加、男女とも20%超に

国立のロベルト・コッホ研究所(RKI)は14日、国民健康調査(DEGS)の結果を発表した。それによると、成人人口に占める肥満と重度肥満(肥満度指数=BMI=25以上)の割合は男性が67.1%、女性が53%で、前回調査(1

Merck KGaA―バイオシミラーで印Dr. Reddy’sと提携―

医薬品大手の独Merck(ダルムシュタット)は6日、バイオシミラーの開発・生産・販売でインドの後発医薬品大手Dr. Reddy’sと提携すると発表した。バイオシミラーはバイオ医薬品の後発品で今後、世界的に市場が拡大すると

―投資会社EQTが買収―

スウェーデンの投資会社EQTは11日、医療品メーカーの独BSN Medical(ハンブルク)を英投資会社Montaguから買収すると発表した。取引金額は約18億ユーロで、ドイツ企業を対象とした投資会社の買収では過去2年間

市販鎮痛剤の販売減少、マスコミ報道が影響

市販の解熱鎮痛剤の販売が減少している。暖冬でインフルエンザ患者が少なかったほか、解熱剤の長期服用や過剰摂取による健康障害の問題がマスコミで取り上げられていることが背景にある。特にアセトアミノフェン(パラセタモール)は需要

政府、医療ツーリズム促進へ

ポーランド政府は医療ツーリズムの振興に乗り出した。情報・外国投資庁(PAIiIZ)はこのほど、コンサルティング会社ヨーロピアン・センター・フォー・エンタープライズ(EuCP)、医療サービス大手AMEDSセンターと共同で、

化学業界ベア4.5%で妥結、勤務時間の柔軟化などでも合意

独化学業界の労使は24日、賃金を4.5%引き上げることで合意した。協定の有効期間が19カ月に上るため、年率の上げ幅は3%弱で、金属業界の同4%弱を下回る。労使はこのほか、勤務時間の柔軟化や従業員の高齢化対策などでも取り決

化学・製薬企業に対する社員の評価が上昇

化学・製薬業界の大卒社員と管理職からなる組合VAAは25日、組合員2,000人強を対象に実施した年次アンケート調査の結果を発表した。それによると、自社の雰囲気や人事方針に対する評価の平均値は3.1となり、昨年の同3.3か

Merck KGaA―製薬部門のコスト3億ユーロ圧縮へ―

製薬・化学大手の独Merck(ダルムシュタット)は15日、製薬子会社Merck Seronoの収益力向上プログラムの詳細を発表した。2014年までに年間コストを3億ユーロ圧縮する方針で、リストラ費用は約6億ユーロを見込む

新規抗てんかん薬に「際立った治療効果なし」 

新規特許薬の価格取り決めに関する法令(AMNOG、11年1月施行)に基づき審査を受けていたグラクソ・スミスクライン(GSK)の抗てんかん剤、「レチガビン」(製品名:トロバルト)に対し薬効評価を担当する第三者機関G-BAは

製薬大手エージス、Q2は42%増益

ハンガリーの製薬大手エージス・ファーマシューティカルズが15日発表した2012年1-3月期(第2四半期)の純利益は64億5,000万フォリントとなり、前年同期から42.2%増加した。利ざやの改善と金融収支の黒字転換が貢献

アストラゼネカへの制裁は妥当=欧州裁法務官

欧州司法裁判所は15日、EUから競争法違反で制裁金支払いを命じられた英製薬大手アストラゼネカが、同措置を不当として提訴している問題で、同社の訴えを退ける判断を下した。 \ 欧州委員会は2005年、アストラゼネカが開発した

上部へスクロール