鎮痛剤「アスピリン」をめぐる集団訴訟で製造元の独バイエルが和議を結んだ。独dpa通信が報じ、同社が追認したもので、ニューヨークの裁判所は和議を暫定承認した。同社は計1,500万ユーロを支払うことで合意したという。
\バイエルは2008年に米国で、アスピリンに植物由来の機能物質「植物ステロール」を配合した製品を「Bayer Aspirin with Heart Advantage」、同じくカルシウムを配合した製品を「Bayer Women’s Low Dose Aspirin + Calcium」として販売した。その際、認可当局である米食品医薬品局(FDA)の承認を得ていなかったため、FDAがバイエルに警告書を送付。その後、同社を相手取った集団訴訟が起こされた。
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