食品、嗜好品

インフレ率が2カ月連続で統一後の最高更新

連邦統計局が11日発表した10月の消費者物価指数は前年同月比で10.4%上昇し、東西ドイツ統一後最高のインフレ率を2カ月連続で更新した。エネルギー価格の高騰とそれに伴う幅広い分野での値上げに加え、サプライチェーンのひっ迫 […]

化学・製薬業界売上が2年ぶりに減少

独化学工業会(VCI)が14日に発表した同国化学・製薬業界の7-9月期の売上高は631億ユーロとなり、営業日数・季節調整ベースで前期を1.6%下回った。売上減は2年ぶり。生産が大きく落ち込んだうえ、値上げ幅も比較的小さか

昆虫食ソリューション開発 Divaks(リトアニア)

食品業界向けに昆虫タンパク質製品を開発している。食品用途に最適とされるミールワーム※を原料に、栄養価と機能性に優れた高品質な昆虫由来素材を提供する。原料の飼育・繁殖から製品化までを行う垂直統合型の事業モデルが特徴。このほ

イスラエルのフォーシー、「ウナギ肉」の培養法を開発

●細胞の特徴をそのまま複製するオルガノイド技術を使用 ●「足場」が不要、筋肉と脂質を別々に培養して合体させる必要も無い イスラエルのフードテック・スタートアップであるフォーシー・フーズ(Forsea Foods)が、細胞

輸入物価の上げ幅なお大きく、9月は29.8%に

ドイツ連邦統計局が1日発表した9月の輸入物価指数は前年同月比29.8%増となり、上げ幅は前月の32.7%を下回った。ただ、上昇率は依然として極めて高く、物価が落ち着く見通しは立っていない。 全体を最も強く押し上げたのはこ

輸出見通しやや改善も状況は厳しく

Ifo経済研究所が10月26日に発表した同月の独製造業輸出期待指数(DI)はマイナス5.3ポイントとなり、前月のマイナス6.0ポイントからやや改善した。ただ、4カ月連続でマイナスの領域にとどまっており、状況は依然として厳

存続の危機を感じる企業、コロナ禍初期を大幅に下回る

会社存続の危機を感じている企業の割合は現在ドイツで7.5%に上ることが、Ifo経済研究所が10月に実施したアンケート調査で分かった。4月の前回調査(同7.1%)をやや上回るものの、コロナ禍初期の2020年6月(21.8%

インフレ率が一段と上昇、10月は10.4%に

ドイツ連邦統計局が10月28日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比10.4%増となり、上げ幅は前月の10%を上回った。10%台となるのは2カ月連続。川上物価の上昇が最下流の消費者物価に波及している。価格の転

生産者物価の上げ幅、2カ月連続で過去最高の132%に

ドイツ連邦統計局が20日発表した9月の生産者物価指数は前年同月を45.8%上回った。上げ幅は統計開始(1949年)後の最高となった前月と同じ極めて高い水準。エネルギーの上昇率が132.2%に達したことが特に響いた格好だ。

インフレ率が統一後最高に、エネ高騰や時限措置の終了で

連邦統計局が13日発表した9月の消費者物価指数は前年同月比で10.0%上昇し、東西ドイツ統一後最高のインフレ率を記録した。エネルギー価格の高騰とそれに伴う幅広い分野での値上げに加え、これまで物価上昇を抑制してきた政府の時

卸売物価の上げ幅が5カ月ぶりに拡大、9月は19.9%に

ドイツ連邦統計局が14日発表した9月の卸売物価指数は前年同月比18.9%増となり、上げ幅は前月を1.0ポイント上回った。上昇率の拡大は5カ月ぶり。石油製品(61.9%)、固形燃料(111.9%)、動物(49.8%)が全体

最大の心配事は生活費の増加=アンケート

ドイツ人が現在、最も懸念していることは物価高騰に伴う生活費の増加であることが、保険大手R+Vの市民アンケート調査で分かった。心配事の上位は生計に直接、間接的にかかわる事柄が占めている。コロナ禍が終了していないところにロシ

テルアビブ大研究者、高栄養の海藻繁殖技術を開発

●海藻と魚を一緒に育て、栄養豊富な海藻の繁殖を図るもの ●真水や肥料は不要、飢餓や栄養不足の解消に期待 イスラエルのテルアビブ大学の研究者らはこのほど、食用の海藻の繁殖技術開発に成功した。同技術は海藻と魚を陸上の養殖施設

露トルコ首脳会談、露はトルコを天然ガスのハブにと提案

ロシアのプーチン大統領は13日、訪問先のカザフスタンの首都アスタナでトルコのエルドアン大統領と会談し、トルコを欧州向けのロシア産天然ガスのハブとすることを提案した。同国にはすでにロシア産ガスを欧州に運ぶ「トルコストリーム

ロシアへの追加制裁を正式決定、露産石油に上限設定へ

欧州連合(EU)加盟国は6日、ロシアがウクライナ東・南部4州の一方的な「併合」に踏み切ったことを受け、ロシアへの追加制裁を正式決定した。ロシア産石油の取引価格に上限を設けることや、ロシア産製品の輸入禁止枠の拡大などを柱と

ロシアへの追加制裁を正式決定、露産石油に上限設定へ

欧州連合(EU)加盟国は6日、ロシアがウクライナ東・南部4州の一方的な「併合」に踏み切ったことを受け、ロシアへの追加制裁を正式決定した。ロシア産石油の取引価格に上限を設けることや、ロシア産製品の輸入禁止枠の拡大などを柱と

輸入物価が74年以来の上げ幅に、8月は33%

ドイツ連邦統計局が7日発表した8月の輸入物価指数は前年同月比32.7%増となり、1974年3月以来の大幅上昇を記録した。5月から7月までの3カ月間は上げ幅が縮小していたが、8月はエネルギー価格の上昇率が前月の131.7%

値上げの動きが強まる、食品分野では全社が計画

Ifo経済研究所が5日発表した9月のドイツ価格計画指数(DI)は前月の48.1ポイントから53.5ポイントへと上昇した。アンケート調査の対象となった企業の半数以上が値上げを計画している。調査担当者は「インフレの波は残念な

ロシアへの追加制裁を正式決定、露産石油に上限設定へ

●ウクライナ東・南部4州の一方的な併合強行を受けたもの ●制裁は今回が第8弾 欧州連合(EU)加盟国は6日、ロシアがウクライナ東・南部4州の一方的な「併合」に踏み切ったことを受け、ロシアへの追加制裁を正式決定した。ロシア

ロシアへの追加制裁を正式決定、露産石油に上限設定へ

EU加盟国は6日、ロシアがウクライナ東・南部4州の一方的な「併合」に踏み切ったことを受け、ロシアへの追加制裁を正式決定した。ロシア産石油の取引価格に上限を設けることや、ロシア産製品の輸入禁止枠の拡大などを柱とする内容。石

9月インフレ率10%に上昇

ドイツ連邦統計局が9月29日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月を10.0%上回った。メディア報道によると、インフレ率は1951年12月(10.5%)以来の高水準。コスト上昇を川下に転嫁する企業が増えているほ

「23年成長率は最悪-8%に」=秋季予測

Ifoなど有力経済研究所は9月29日にドイツ政府に提出した秋季経済予測で、2023年の国内総生産(GDP)成長率が最悪の場合、マイナス7.9%となる見通しを明らかにした。今年から来年にかけての冬の寒さが厳しく天然ガス不足

ユニリーバ、ジョープCEOが来年末に退任

食品・日用品大手の英ユニリーバは9月26日、アラン・ジョープ最高経営責任者(CEO)が2023年末に退任すると発表した。英製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)の一般用医薬品(大衆薬)部門を買収する計画を巡り、株主と

ボッシュ―サプライチェーンAIのスタートアップに出資―

自動車部品大手の独ボッシュは22日、人工知能(AI)のスタートアップ企業グラヴィスAIに他の投資家とともに資本参加したと発表した。グラヴィスのプラットホームを用いるとサプライチェーンの問題対応力が高まり事業を安定的に展開

ファナック―独で新たな顧客層開拓―

ファナックがドイツで新たな顧客層を開拓している。これまでは産業用ロボットを工場向けに供給してきたが、現在は人とスペースを共有しながら作業できる協働ロボットを手工業者や小規模事業者に売り込んでいる。独法人ファナック・ドイチ

コンチネンタルがホースの検査結果を偽装

自動車・産業部品大手コンチネンタルのホース・配管部門コンチテックで複数の種類の品質不良製品を出荷していたことが明らかになった。カーエアコン用ホースの検査結果を偽装していたことが週刊誌『シュピーゲル』の23日付報道で発覚。

屋内農業ソリューション開発 Laava Tech(エストニア)

屋内農業用に人工知能(AI)を活用した照明システムを開発している。育成用のLEDライトの出力を最適化して省エネと収穫量の調整を図るもので、省エネ性に優れるLED照明のエネルギー消費をさらに90%近く削減できる。IoT(モ

インフレ率3カ月ぶりに上昇、価格転嫁で食品など一段と高騰

ドイツ連邦統計局が13日発表した8月の消費者物価指数は前年同月比で7.9%上昇し、上げ幅は3カ月ぶりに拡大へと転じた。政府の家計負担軽減策の効果で上昇率は押し下げられたものの、エネルギー価格の高騰、サプライチェーンのひっ

卸売物価の上げ幅4カ月連続で縮小、8月は18.9%に

ドイツ連邦統計局が15日発表した8月の卸売物価指数は前年同月を18.9%上回った。上げ幅は原料、中間財価格の高騰を背景にこれまでに引き続き大きかったものの、4カ月連続で縮小した。過去最高となった4月は23.8%に達してい

アンモニア減産が食品業界にしわ寄せ、供給量は通常の3~4割

天然ガス価格の高騰を受け欧州の化学メーカーがアンモニアの生産量を大幅に引き下げた影響が幅広い分野に及んでいる。主要肥料の窒素やディーゼル車の排ガス浄化に欠かせない尿素水の不足はすでに指摘されていたが、ここにきて食品・飲料

森林開拓地での生産品の販売規制法案、欧州議会が可決

欧州議会は13日の本会議で、世界中の森林開拓地で生産された農産物、木材などのEU域内での販売を厳しく制限する法案を賛成多数で可決した。事業者に対して、扱う製品が違法伐採などによって開発された農地で生産されたものでないこと

南東欧の新興企業、「しぼっただけ」の無添加ジュースを販売

●「ジュースファスト」は投資家から計75万ユーロを獲得 ●ジュースは高静水圧処理(HHP)技術で殺菌 クロアチア・スロベニア系のスタートアップ「ジュースファスト」が来月初め、営業を開始する。新鮮な青果を「しぼっただけ」の

培養肉向け成長因子のバイオベター、1,000万ドルを調達

●同社の技術で1グラム当たり5万~50万ドルのFGF2相場が1ドルに ●2024年第1四半期中に生産を開始する計画 培養肉の生産に欠かせない成長因子を遺伝子組み換えタバコで作る技術を開発したイスラエルのバイオベター(Bi

危機の影響広範囲に、先物高騰で来年はエネコスト7倍増も

ロシアのウクライナ進攻をきっかけに始まったエネルギー危機の影響が広い範囲に及んでいることが鮮明になってきた。これまでは天然ガスの輸入会社や、物価高騰の直撃を受ける家計に関心が集まっていたが、ガスに連動した電力取引所価格の

値上げに歯止めかからず

Ifo経済研究所が7日発表した8月のドイツ価格計画指数(DI)は前月の45.6ポイントから47.5ポイントへとわずかに低下した。水準自体は依然として高い。調査担当者は、電力・天然ガス取引所価格の高騰分がこれまでのところご

輸入物価の上げ幅3カ月連続縮小、7月は28.9%に

ドイツ連邦統計局が8月31日発表した7月の輸入物価指数は前年同月比28.9%増となり、これまでに引き続き大きく上昇したものの、上げ幅は3カ月連続で縮小した。直近のピークである4月は31.7%に達していた。 輸入物価を最も

イスラエル、代替タンパク質の主要生産国に

●培養肉企業の数は米国に次ぐ世界2位 ●フードテック分野の新興企業に対する投資額は2.6倍へ急増 イスラエルが、培養による代替肉・乳製品・シーフードの主要生産国になりつつある。培養肉企業の数は米国に次ぐ世界2位、代替タン

チョコ小話~ハンガリー

チョコレートといえば、好きではない人を探す方が難しい。嬉しいときも悲しいときも、ストレスがたまったときも、人と集まったときも、チョコならいつでもOKだ。なじみのあるブランドは、英国のキャドバリーやドイツのミルカなどかもし

インフレ率3カ月ぶりに上昇、8月は7.9%に

ドイツ連邦統計局が30日発表した8月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比で7.5%上昇し、上げ幅は3カ月ぶりに拡大した。6月と7月は物価高騰の直撃を受ける一般世帯向けの負担軽減策でインフレ率が低下したが、8月は食料品と

第2四半期の実質賃金4.4%減少

ドイツ連邦統計局が29日発表した第2四半期(4~6月)の賃金(暫定値)は物価調整後の実質で前年同期を4.4%下回った。減少は3四半期連続。名目賃金は2.9%増えたものの、インフレ率が7.6%に達したことから大幅な実質減と

天然ガス高騰でビール減産?~ポーランド

ポーランドで、天然ガス高騰の影響が意外なところに出ている。化学企業がコスト高を理由に減産に踏み切ったことで、その副産物を必要とするビール・清涼飲料メーカーやチーズ製造業者も減産の判断に迫られているのだ。デンマークのカール

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