マクロ経済

4月の小売売上が前月比で5.4%も減少

ドイツ連邦統計局が1日発表した4月の小売売上高(営業日数・季節調整値)は物価調整後の実質で前月を5.4%下回った。物価調整前の名目ベースでも4.7%落ち込んでいる。4月はインフレ率が7.4%と高水準に達した。それにもかか

5月のユーロ圏インフレ率は8.1%、過去最高を更新

EU統計局ユーロスタットが5月31日に発表したユーロ圏の同月のインフレ率(速報値)は前年同月比8.1%だった。ロシアのウクライナ侵攻でエネルギーなどの値上がりが加速し、前月の7.4%から大きく拡大。過去最高を更新した。(

ユーロ圏で生産者物価も急上昇、3月は過去最高

EU統計局ユーロスタットが2日に発表したユーロ圏の4月の生産者物価(建設業を除く)上昇率は前年同月比37.2%となり、前月の36.9%から0.3ポイント拡大した。エネルギー価格の高騰が物価を大きく押し上げる状況に歯止めが

ユーロ圏失業率、4月も過去最低

EU統計局ユーロスタットが1日に発表したユーロ圏の4月の失業率は前月から横ばいの6.8%だった。新型コロナウイルスとの共生が進み、経済再開が加速していることで雇用改善し、統計を開始した1998年4月以降で最低の水準を維持

ユーロ圏景況感、5月は小幅改善

欧州委員会が5月30日に発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は105.0となり、前月の104.9から0.1ポイント上昇した。改善は3カ月ぶり。ただ、ロシアのウクライナ侵攻や物価上昇が景気の先行きに影

トルコの5月インフレ率73%、食品価格は92%上昇

トルコ統計局(TUIK)が3日発表した5月の消費者物価指数(CPI)の上げ幅は前年同月比で73.50%となり、前月の同69.97%から一段と拡大した。これは1998年10月(76.6%)以来の高い水準。通貨リラ安が食料や

ロシア中銀が3会合連続で利下げ、政策金利11%に

●物価の上昇ペースに鈍化の傾向 ●中銀は今後の会合でさらなる利下げを行う可能性を示した ロシア中央銀行は5月26日の緊急理事会で、主要政策金利の7日物入札レポ金利を14%から3ポイント引き下げ、11%とすることを決めた。

インフレ率さらに上昇、5月は7.9%に

ドイツ連邦統計局が5月30日発表した同月の消費者物価指数は前年同月比7.9%増(暫定値)となり、インフレ率は第1次石油ショック以来およそ50年ぶりの高水準に達した。ロシアのウクライナ侵攻開始から3カ月が経過し、川上レベル

4月輸入物価32%上昇

ドイツ連邦統計局が5月30日発表した4月の輸入物価指数は前年同月比31.7%増となり、1974年9月以来の大きな上げ幅を記録した。ロシアのウクライナ侵攻が前月に引き続き反映された格好。上げ幅は前月の31.2%から一段と拡

1-3月期の実質賃金1.8%低下

ドイツ連邦統計局が5月30日発表した1-3月期の実質賃金(暫定値)は前年同期を1.8%下回った。名目賃金は4.0%増加したものの、インフレ率が5.8%に達したことから、実質の受給額が目減りした。

消費者信頼感指数、やや改善も極めて低い水準

市場調査大手GfKが5月25日発表したドイツ消費者信頼感指数の6月向け予測値はマイナス26.0ポイントとなり、過去最高となった5月(-26.6ポイント=確定値)からやや改善した。ただ、水準自体は依然として極めて低く、消費

1-3月期GDP0.2%増に、外需が強く押し下げ

ドイツ連邦統計局が5月25日発表した2022年1-3月期の国内総生産(GDP)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前期比0.2%増となった。内需は1.8%伸びたものの、外需(輸出-輸入)が振るわずGDPを1.4ポイン

【6月1日付の法令改正】

・エネルギー価格高騰に伴う市民負担の軽減策が施行。◇被用者必要経費控除を200ユーロ増の1,200ユーロに引き上げ◇所得税基礎控除を363ユーロ増の1万347ユーロに引き上げ◇通勤距離が20キロ超の就労者に対し20キロを

被用者の3人に1人がインフレで生活費不足に

ドイツの被用者の3人に1人が、インフレ率の高騰を受け給料だけでは生活費が足りないと考えていることが、求人情報専門の検索エンジン運営会社インディードのアンケート調査で分かった。特に手取2,000ユーロ未満の人で状況が厳しい

トルコ中銀、5会合連続で据え置き

●「ウクライナ戦争が終わり、物価上昇も鈍化する」と予想 ●ディスインフレ効果が現れることを期待し据え置きを決定 トルコ中央銀行は5月26日の金融政策決定会合で、主要政策金利である7日物レポ金利を14%に据え置いた。金利据

財政規律の運用停止、23年末まで延長=欧州委

欧州委員会は23日、EU加盟国の財政赤字を厳しく制限する財政規律の適用を一時的に停止する措置の延長を提案した。同措置は新型コロナウイルス感染拡大による経済危機に対応するため導入され、2022年末まで実施される予定だったが

ECB総裁、「7月にも利上げ」

欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は23日、主要政策金利の中銀預金金利を7月にも引き上げるとの見通しを示した。その後も引き上げ、9月末までにマイナス金利から脱却するとしている。 ラガルド総裁の発言は、ユーロ圏のインフレ

ユーロ圏建設業生産高、3月は3.3%増

EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の3月の建設業生産高(季節調整済み、速報値)は前年同月比3.3%増だった。増加は3カ月連続。上げ幅は前月の8.9%を大きく下回った。(表参照) 分野別では建築が3.4%増

ロシア中銀が3会合連続で利下げ、政策金利11%に

ロシア中央銀行は26日の緊急理事会で、主要政策金利の7日物入札レポ金利を14%から3ポイント引き下げ、11%とすることを決めた。利下げは3会合連続。27日から新金利を適用する。物価の上昇ペースが鈍化し、インフレ圧力が下が

トルコ中銀、5会合連続で金利据え置き

トルコ中央銀行は26日の金融政策決定会合で、主要政策金利である7日物レポ金利を14%に据え置いた。金利据え置きは5会合連続。インフレ率が70%に迫る中、ウクライナ戦争が終わることで物価の上昇も鈍化するとの予想に立ち利上げ

企業景況感2カ月連続改善、「景気後退の兆しなし」

Ifo経済研究所が23日発表した5月のドイツ企業景況感指数(2015年=100)は93.0となり、前月を1.1ポイント上回った。同指数はロシアのウクライナ侵攻を受けて3月に大幅悪化したが、その後は2カ月連続で改善。Ifo

製造業受注残高、3月は前月比+0.6%に

ドイツ連邦統計局が18日発表した3月の製造業受注残高指数(2015年=100)は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月を0.6%上回る149.1(暫定値)へと上昇した。上昇は2カ月連続。原料・部品不足に伴う生産低迷が

生産者物価の上げ幅またも記録更新、4月は33.5%に

ドイツ連邦統計局が20日発表した4月の生産者物価指数は前年同月比33.5%増となり、統計を開始した1949年以降で最大の上昇率を5カ月連続で更新した。ロシアのウクライナ侵攻が前月に引き続き反映された格好。上げ幅は前月の3

ECB総裁、「7月にも利上げ」

欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は23日、主要政策金利の中銀預金金利を7月にも引き上げるとの見通しを示した。その後も引き上げ、9月末までにマイナス金利から脱却するとしている。 ラガルド総裁の発言は、ユーロ圏のインフレ

粗鋼生産2カ月連続減少、4月は-1.1%に

独鉄鋼業界団体シュタールが20日発表した4月の粗鋼生産高は332万5,000トンとなり、前年同月を1.1%下回った。減少は2カ月連続。ウクライナ戦争勃発直後の3月は同11.8%落ち込んでおり、これに比べると減少幅は小さか

中東欧経済、1-3月は成長も今年後半に鈍化の予想

●戦争やエネルギー危機など複数のリスクが重なり、成長減速へ ●各国中銀はインフレ抑制と経済成長の両立を求められる 2022年1-3月期に市場予想を上回る堅調な成長をみせた中東欧諸国の経済だが、インフレ加速とウクライナ戦争

22年のユーロ圏成長率、欧州委が2.7%に下方修正

欧州委員会は16日に発表した春季経済予測で、ユーロ圏の2022年の域内総生産(GDP)実質伸び率を2.7%とし、前回(2月)の4.0%から1.3ポイント下方修正した。ロシアのウクライナ侵攻でエネルギーなどの価格上昇が加速

ユーロ圏の1~3月期GDP、0.3%増に上方修正

EU統計局ユーロスタットは17日に発表した2022年1~3月期のユーロ圏の域内総生産(GDP)は前期比0.3%増だった。プラス幅は速報値で0.2%となっていたが、0.1ポイント上方修正され、前期と同水準となった。(表参照

4月のEU新車販売20.6%減、10カ月連続マイナスに

欧州自動車工業会(ACEA)が18日に発表したEU(マルタを除く26カ国)の4月の新車乗用車の販売(登録)台数は68万4,506台となり、前年同月から20.6%減少した。販売低迷は10カ月連続。サプライチェーン混乱による

ユーロ圏貿易収支、3月は過去最悪の赤字

EU統計局ユーロスタットが16日に発表した3月の貿易収支(速報値、季節調整前)統計によると、ユーロ圏の収支は164億ユーロの赤字だった。ロシアのウクライナ侵攻で輸入依存が高いエネルギー価格が急騰したことが響き、前年同月の

4月のユーロ圏インフレ率、7.4%に下方修正

EU統計局ユーロスタットが18日に発表した4月の消費者物価統計によると、ユーロ圏のインフレ率(確定値)は前年同月比7.4%となり、速報値の7.5%から0.1ポイント下方修正された。ただ、依然として過去最高水準となっている

電機輸出3月も増加、1-3月期は20年ぶり以上の入超に

独電気電子工業会(ZVEI)が16日発表した同国の3月の電機輸出高(サービスを含む)は前年同月比5.1%増の207億ユーロへと拡大した。ロシアのウクライナ侵攻にもかかわらず拡大基調を保った。1-3月期の輸出高は5.1%増

農産物の生産者価格、3月上げ幅は過去最高の35%

ドイツ連邦統計局が12日発表した農産物の3月の生産者価格は前年同月を34.7%上回り、統計を開始した1961年以降で最大の上げ幅を記録した。作物が42.1%、家畜・畜産物が29.5%の幅で上がった。前月比でも15.1%高

インフレ率が2カ月連続で統一後最高に、4月は7.4%

ドイツ連邦統計局が11日発表した4月の消費者物価指数(確定値)は前年同月比7.4%増となり、インフレ率は東西ドイツ統一後の最高を2カ月連続で更新した。サプライチェーンのひっ迫で物価が高騰していたところに、ロシアのウクライ

4月の卸売物価23.8%上昇、2カ月連続記録更新

ドイツ連邦統計局が16日発表した4月の卸売物価指数は前年同月比の上げ幅が23.8%に達し、統計を開始した1962年以降の最高を2カ月連続で更新した。ウクライナに対するロシアの軍事侵攻が前月に引き続き反映された格好。上昇率

ユーロ圏鉱工業生産、3月は1.8%低下

EU統計局ユーロスタットが13日に発表したユーロ圏の3月の鉱工業生産指数(季節調整済み、速報値)は、前月比で1.8%の下落だった。マイナスとなる2カ月ぶり。耐久消費財を除いて低迷した。(表参照) 分野別では資本財が2.7

英GDP 、1~3月は0.8%増

英政府統計局(ONS)が12に日発表した2022年1~3月期の国内総生産(GDP、速報値)は、物価変動分を除いた実質で前期比0.8%増となった。新型コロナウイルス感染拡大を受けた行動制限が緩和されたことで経済再開が進み、

値上げ計画の企業が再び記録更新

Ifo経済研究所が5日発表した4月のドイツ価格計画指数(DI)は前月の55ポイントから62ポイントへと上昇し、調査開始(1991年)後の最高これまでに引き続き更新した。値上げを計画する企業の割合が値下げ計画の企業を約62

3月輸出3.3%減少、ロシア向けは-62%に

ドイツ連邦統計局が4日発表した3月の輸出高は営業日数・季節調整後の実質で1,206億ユーロ(暫定値)となり、前月を3.3%下回った。ロシアのウクライナ侵攻が響いた格好で、ロシア向けは制裁や企業の抑制の影響で62.3%減の

3月製造業受注4.7%減少、戦争勃発で発注抑制

ドイツ連邦統計局と連邦経済省が5日発表した3月の製造業新規受注指数(2015年=100)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で108.3(暫定値)となり、前月を4.7%下回った。減少は2カ月連続。ロシアのウクライナ侵攻

3月鉱工業生産3.9%低下、約2年来の下落幅に

ドイツ連邦統計局と連邦経済省が6日発表した3月の鉱工業生産指数(2015年=100)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比3.9%減の95.3(暫定値)となり、2020年4月以来およそ2年ぶりの大幅下落を記録した

電機業界新規受注3月も増加、大型受注効果で+14%に

電気電子工業会(ZVEI)が9日発表した独電機業界の3月の新規受注高は前年同月を13.9%上回った。ロシアのウクライナ侵攻で経済環境は悪化したものの、大型受注の効果で水準が強く押し上げられた格好だ。地域別ではユーロ圏(ド

上部へスクロール