Henkel AG & Co. KGaA―4-6月期も大幅増収―
化学大手のHenkel(デュッセルドルフ)が4日発表した2010年4-6月期(第2四半期)決算は、最終利益が前年同期比87%増の2億8,000万ユーロに拡大し、2期連続で大幅増益となった。経済危機の影響を強く受けた接着剤 […]
化学大手のHenkel(デュッセルドルフ)が4日発表した2010年4-6月期(第2四半期)決算は、最終利益が前年同期比87%増の2億8,000万ユーロに拡大し、2期連続で大幅増益となった。経済危機の影響を強く受けた接着剤 […]
コンクリート・自然石製品メーカーF. C. Nuedling(フルダ)が高い空気清浄効果を持つ道路用敷石「AirClean」を開発した。光触媒の二酸化チタン(TiO2)を表面に塗布しており、見た目は普通の敷石と変わらない
ハンガリーの医薬品最大手ゲデオン・リヒターが2日発表した2010年4-6月期連結決算は、税引き前利益が267億7,600万フォリントで前年同期の3.6倍に拡大した。通貨フォリントの下落で金融収支が前年同期の75億フォリン
ドイツ製紙事業者連盟(VDP)は9日、加盟企業の2010年上半期の生産高と販売高が前年同期をともに14%上回り、経済危機前の08年の水準までほぼ回復したと発表した。景気の改善が反映された格好。今後の懸念材料としては原料価
ハンガリー2位の製薬会社エージスが4日発表した2010年4-6月期(第3四半期)連結決算は、最終利益が51億3,800万フォリントとなり、前年同期の24億フォリントから倍増した。金融収支が前年同期の16億8,000万フォ
ドイツの診断薬メーカーであるナノ・レプロがスロベニア市場に参入する。国外での販路を拡大する戦略の一環で、リュブリャナを本拠とする現地大手企業と提携し、在宅検査キットを販売する。当紙の取材によると、提携先名は同国での販売が
欧州委員会は3日、自動車用シートやマットレス、クッションなどに使われるポリウレタンフォームの販売をめぐり、複数メーカーがEU内でカルテルを結んでいた疑いで、関係各社に立ち入り調査を実施したと発表した。 \ 立ち入り調査は
2010年4-6月期(第2四半期)決算の純利益は2億7,300万ユーロで、前年同期の1億4,300万ユーロから倍増。製造業の回復を受け、工業用接着剤などの需要が増え、収益が大きく拡大した。売上高は12%増の38億9,00
スロバキアが新型インフルエンザ用ワクチンの生産に乗り出す。現地SITA通信が7月27日伝えたところによると、国家物資備蓄局は1,500万ユーロを投じてワクチン工場を建設することを計画しているという。 \ ワクチン工場は、
経済危機でやや悪化していたドイツの労働市場が再び活気づいてきた。連邦統計局によると、2010年6月の就労人口は4,030万人となり、同月としては統一後最高を記録。企業の新規採用は世界不況のしわ寄せを最も強く受けた製造業に
連邦統計局が7月30日発表した2010年6月の独小売売上(暫定値)は前年同月を名目で3.8%上回った。比較対象の09年6月よりも営業日数が1日多かったほか、サッカー・ワールドカップ(W杯)と猛暑の到来もプラスに作用。イン
太陽電池メーカーのConergy(ハンブルク)は7月29日、同月末で切れる融資契約を原則的に2011年12月末日まで延長することで債権銀行団と合意したと発表した。同社によると、経営再建の成果が業績に反映され始めており、銀
太陽電池大手の独SolarWorld(ボン)が7月29日発表した2010年4-6月期決算の営業利益(EBITベース)は5,640万ユーロとなり、前年同期から19%増加した。増益は5四半期ぶり。生産・調達コストの削減とユー
独化学大手のバイエル、バイエル、メルクは7月29日、2010年4-6月期の決算をそれぞれ発表した。世界的な需要回復と、景気悪化を受けて導入したコスト削減策の効果で3社とも業績が大きく改善、金融危機が起こる以前とほぼ同じ水
中国製光ファイバーに対しインドとトルコが相次いで反ダンピング関税を導入したことを受け、欧州複合材料工業会(EuCIA)が神経をとがらせている。欧州連合(EU)が同様の措置を発動すると域内企業が打撃を受ける恐れがあるためで
2010年4-6月期(第2四半期)決算の純利益は5億2,500万ユーロで、前年同期から1.3%減少。化学部門は好調だったが、製薬部門が30%、農業化学部門が33%の減益となり、収益が悪化した。売上高は14.6%増の91億
2010年4-6月期(第2四半期)決算の純利益は11億8,000万ユーロで、前年同期の3億4,300万ユーロから急増。世界的な景気回復で需要が拡大し、大幅増益となった。売上高は30%増の162億1,000万ユーロ。 \
2010年4-6月期(第2四半期)決算の純利益は1億8,340万ユーロで、前年同期から69%増加。薄型テレビ、パソコンなどに使われる液晶の販売や化学部門が好調で、大幅増益となった。売上高は15.6%増の22億ユーロ。 \
米製薬メーカーのフォレスト・ラボラトリーズは20日、ハンガリー同業ゲデオン・リヒターと共同開発している非定型抗精神病薬「カリプラジンRGH-188」について、双極性うつ病患者における第2相臨床試験(フェーズ2)が2010
ロシア財務省が大手国営企業の部分民営化を計画している。2011~13年の3年間で2,980億ルーブル(約98億米ドル)を調達し、財政赤字を縮小する狙い。プーチン首相が承認すれば、1990年代以来、最大規模の民営化となる。
化学大手の独Sued Chemie(ミュンヘン)は21日、第2世代バイオマス燃料を生産する大型のデモ施設を建設すると発表した。投資額は総工費が1,600万ユーロ、研究費が1,200万ユーロで計2,800万ユーロに上る見通
スイスの農業科学大手Syngenta(バーゼル)は22日の2010年6月中間期決算発表で12月通期の営業利益見通しを従来の「増益」から「横ばい」に下方修正した。資金調達コストの上昇と税負担の増加が響くという。 \ 6月中
ロシアにあるシーメンス技術開発研究所(CT Russia)が、アルミニウムに炭素の同素体であるC60フラーレン(以下、フラーレン)を添加した新たなアルミニウム・炭素複合素材を開発した。アルミとフラーレンの微細構造をアルゴ
世界第3位の後発医薬品メーカーである米マイランが、ハンガリー北西部のコマーロムに包装工場を設置する。投資規模は6,700万ユーロで、フル稼働時に400人を雇用する予定だ。 \ 同社はコマーロム工業団地にある工場棟を改築し
欧州委員会は20日、欧米の化学6グループ(13社)が飼料用リン酸塩の販売でカルテルを結んでいたとして、うち5グループに総額1億7,560万ユーロの制裁金支払いを命じたと発表した。 \ 欧州委によると、6グループは1969
2010年6月中間決算の純利益は12億5,400万ドルで、前年同期から11%減少。北米をはじめとする先進国で価格競争が厳しかったほか、営業・投資費用の拡大が響いた。売上高は67億4,000万ドルで1%増加した。種苗部門が
独化学大手のズードケミーは12日、電気自動車やハイブリッド車に搭載する二次電池の材料となるリン酸鉄リチウムの工場を建設すると発表した。カナダのケベックにある子会社Phostech Lithium Inc.(出資比率:10
ドイツの特殊化学メーカー。銑鉄から硫黄を除去する際に使用する化学物質や、鉄鋼生産の後処理に使用する化学物質、紙の生産に使用する特殊な化学物質などを生産している。 \ 本社はドイツ南東部のオーストリア国境に近いウンターノイ
ドイツ経済の回復が加速している。世界経済の好調を背景に輸出が急増し、その効果が企業投資や雇用にも波及しているためだ。連邦経済省は19日発表の7月月報のなかで、2010年4-6月期(第2四半期)の国内総生産(GDP)成長率
連邦保健省が薬局で販売できる商品をこれまでよりも制限する方向で、薬局運営法(Apothekenbetriebsordnung)の改正を検討している。20日付『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じたもので、化粧品や衛生
製薬・化学大手の独Merckは大型買収を今後3年間は控える意向だ。バイオ大手の米Millporeを今年52億ユーロで買収したため、まずは債務の圧縮を優先する。ただ、化学部門に関しては既存事業を強化するために、やや規模の小
CIGS薄膜太陽電池(以下:CIGS)の製膜時の温度が低くなると薄膜を構成するガリウム(Ga)とインジウム(In)分子の濃度分布に偏りがでることを、マインツ大学、IBMなどの産学研究チームがコンピューターシミュレーション
汚染した土壌やがれき、危険物質が付着したスクラップなど特別産業廃棄物の輸入量がドイツで増大している。連邦環境庁(UBA)によると、2009年は前年比70万トン増の760万トンに拡大。ドイツ自然保護連盟(NABU)は「ドイ
資生堂は15日、アルバニア、マケドニア、コソボで化粧品販売を開始すると発表した。事業のグローバル展開を進める3カ年計画の一環。都市に住む富裕層をターゲットに、高級化粧品の需要を開拓する。 \ 首都の人口増加や社会基盤の安
独化学大手BASFのアンドレアス・クライマイヤー研究開発担当取締役は7日付の独日刊紙『フランクフルター・アルゲマイネ』紙のインタビュー記事のなかで、国家プロジェクトのパートナー企業とともに電気自動車用のバッテリーを開発す
独化学工業会(VCI)は7日、上半期の業界売上高が前年同期比16%増の777億ユーロに拡大したと発表した。1年前は景気の最悪期だったこともあり、生産高と輸出高もそれぞれ13%、12%の2ケタ成長となった。設備稼働率は83
ハンガリーのプラスチック加工・電池メーカー、ヤース・プラスチック(Jasz-Plasztik)は、ルーマニア西部サロンタ近郊で建設中の新工場を今年9月までに稼働させる。ハンガリー経済紙『Napi Gazdasag』が8日
ドイツ連邦統計局が9日発表した同国製造業の2010年5月の売上高は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比3.7%増(暫定値)となり、伸び率は4月の同1.4%(修正値)から大幅に拡大した。売上増は3月から3カ月連続。
独エンジニアリングサービス大手のユーロ・エンジニアリング(ウルム)は1日、ダイムラーの本社工場があるジンデルフィンゲンに新拠点を開設すると発表した。年内にエンジニアなど20人を新規採用する予定。同地ではまた、新たな事業と
高級車大手のBMW(ミュンヘン)はこのほど、同社が開発中の電気自動車(EV)「メガシティ・ヴィークル(MCV)」の構想を明らかにした。シャシにアルミニウム、車体に炭素繊維素材を採用し、約300キロに上るバッテリーの重量を
日立化成工業は6月30日、黒鉛電極大手の独SGL Groupと欧州市場における自動車・産業用リチウムイオン電池の負極材事業で包括提携すると発表した。欧州市場で負極材の供給体制確立を目指す。 \ 高性能リチウムイオン電池の
化学品の卸売と輸送を手がける独Brenntag(ミュールハイム・アン・デア・ルール)は5日、デンマークの複合企業East Asiatic Company(EACグループ)からアジアの化学物流子会社EAC Industri
米日用品大手プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)はこのほど、ルーマニア南部ウルラツィで建設していたヘアケア用品工場を稼働させた。現地経済紙『ジアルル・フィナンチアル(ZF)』が5日付で伝えた。同工場はヘアケ
Bayerの農業科学子会社Bayer CropScienceは1日、遺伝子組み換え(GM)作物の特許をめぐる係争で、スイスの競合Syngentaと法廷外で和解したことを明らかにした。和解内容は伏せている。両社は害虫への耐
ブラウンシュヴァイク大学とフラウンホーファー木材研究所(WKI)の研究チームは、ナノ粒子を取り扱う研究・開発機関や製造現場での安全性向上に向けたプロジェクトを立ち上げた。人体への影響やリスク評価のもとになるデータを簡易に
日立化成工業は6月30日、欧州のリチウムイオン電池用負極材事業で独SGLグループと提携することで合意したと発表した。両社の提携により、正極材と対照的に欧州で生産体制が整っていない負極材の供給体制を確立し、需要増が見込まれ
化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は23日、独特殊化学メーカーのCognisを7億ユーロで買収することで合意したと発表した。Cognisが抱える債務と年金支払いの肩代わりを含めると、買収総額は31億ユーロと
Bayerの樹脂部門Bayer MaterialScience(レバークーゼン)がアジア事業を強化している。機能性フィルムの研究センターを22日シンガポールに開設したほか、年内にはアジアにおけるポリカーボネートの新生産拠
フラウンホーファー応用重合体研究所(IAP)が製品の偽造・模造を防止する新たな手法を開発した。樹脂などの原料に複数の蛍光色素を混入して製品を成形するもので、素材に合わせて色素の種類を変えるため、非常に高い精度で真贋を確認
塗料大手の蘭アクゾノーベルは21日、食品添加剤子会社ナショナル・スターチを米食品原料大手コーン・プロダクツ・インターナショナルに売却すると発表した。取引金額は現金13億ドル。アクゾノーベルは2008年の英ICI買収に伴い