化学

ノースボルト―独北部に工場建設―

スウェーデンのリチウムイオン電池メーカー、ノースボルトは15日、ドイツ北部のハイデに工場を建設する計画を発表した。ドイツには有力な自動車メーカーが多いことから白羽の矢を立てた。ピーター・カールソン最高経営責任者(CEO) […]

バイエル―非農業分野の薬剤事業を投資会社に売却―

ライフサイエンス大手の独バイエルは10日、非農業分野の業務用薬剤を手がける「エンバイロサイエンス事業部」を投資会社シンヴェンに売却することで合意したと発表した。農業化学部門の経営資源を農業分野に絞り込む方針に基づく措置。

ナノテクノロジー技術開発 Naco(ラトビア)

ナノテクノロジーを応用したコーティングソリューションを開発している。グリーン水素生産に向けた独自技術の「EHコーティング」は原子レベルで生成される高密度の薄膜で、電極触媒に用いることで接触抵抗を下げ、耐腐食性を高められる

ロシア、自動車など200品目超を年内輸出禁止に

●対ロ制裁への報復措置、48ヵ国に影響が及ぶもよう ●政府は同国から撤退する外国企業の資産の国有化を画策 ロシア政府は10日、ウクライナ侵攻に対する広範な経済制裁の対抗措置として、特定製品の輸出を年内禁止することを決めた

バイエル、非農業害虫駆除事業を投資会社に売却

ライフサイエンス大手の独バイエルは10日、非農業分野の害虫駆除剤を手がける「エンバイロサイエンス事業部」を英投資会社シンベンに売却することで合意したと発表した。農業化学部門の経営資源を農業分野に絞り込む方針に基づく措置。

ロシア、自動車など200品目超を年内輸出禁止に

ロシア政府は10日、ウクライナ侵攻に対する広範な経済制裁の対抗措置として、特定製品の輸出を年内禁止することを決めた。対象製品は通信機器、医薬品、自動車、農産物、電気機器、技術装置、木材など200品目以上に及び、鉄道列車、

BASF―カナダで電池正極材生産へ―

化学大手の独BASFは4日、カナダ東部のベカンクールで車載電池正極材工場の用地を取得したと発表した。同社は米国に正極材工場を持っており、新工場を設置することで北米の生産能力を拡大する意向だ。 ベカンクール工場では2025

ヘンケル―ロシアの新規投資を凍結―

化学大手の独ヘンケルは4日、ロシアへの新規投資を今後、見合わせると発表した。ロシアの対ウクライナ軍事侵攻を受けた措置。カルステン・クノーベル社長は「わが社はロシアとその政府、金融セクターに対するすべての制裁に全面的に応え

BASF

化学大手の独BASFは7日、プラスチック添加剤の販売価格を全世界で引き上げると発表した。原料のステアリルアルコールの価格と物流コストの大幅上昇を受けた措置で、上げ幅は最大35%に上る。「イルガノックス1076」「イルガノ

ダイムラー・トラックなどDAXに昇格

フランクフルト証券取引所を運営するドイツ取引所は3日、主要株式指標の入れ替えを発表した。自動車大手ダイムラー(現メルセデスベンツ・グループ)から分離・独立した商用車大手ダイムラー・トラックと、ハノーバー再保険の2社が最上

ナノロボットで排水浄化、プラハの大学で開発

●感温性ポリマーと酸化鉄製のロボットは幅約200ナノメートル ●実験では100分の稼働でヒ素を平均65%除去 チェコのプラハ化学工科大学の研究チームが、産業排水を浄化するナノロボットを開発した。磁場を使って稼働させるため

1月の輸入物価27%上昇、天然ガスは4倍強に

ドイツ連邦統計局が2月25日発表した1月の輸入物価指数は前年同月比26.9%増となり、1974年10月以来の大きな上げ幅を記録した。エネルギーが144.4%増と2.5倍近く上昇し、全体が強く押し上げられた格好だ。エネルギ

独露貿易がコロナ禍前超えも重要性低下

ドイツ連邦統計局は2月24日、同国とロシアの貿易高が昨年は598億ユーロとなり、前年を34.1%上回ったと発表した。コロナ禍1年目の前年に落ち込んだ輸出と輸入がともに好転。貿易高はコロナ禍前の2019年比でも3.4%増え

ウクライナ東部情勢、悪化すれば供給網に支障

●エネルギーだけでなく、穀物や資源も不足する危険 ●「EU加盟国の中では特にドイツの受ける打撃が大きい」=米識者 ウクライナ東部情勢の悪化で値上がりするのは石油や天然ガスだけではない。アナリストらは、ロシアとウクライナが

中国が6年連続で最大の貿易相手国に

中国が6年連続でドイツ最大の貿易相手国となったことが、独連邦統計局が18日発表した暫定データで分かった。それによると、ドイツの対中貿易高は昨年2,454億ユーロとなり、前年を15.1%上回った。貿易相手国2位はオランダ(

独自動車部品レーハウ、ハンガリー工場が開所

●投資額は約1.4億ユーロ、ダイムラーからの受注を機に整備 ●バンパーなど外装部品を製造する ポリマー樹脂製建材や自動車部品を手がける独レーハウが15日、ハンガリー中部のウーイハルティヤーン工場の開所式を行った。投資額は

RWE、蘭で洋上水素プロジェクト

エネルギー大手の独RWEと英国の石油・天然ガス大手ネプチューン・エナジーは15日、オランダで洋上グリーン水素プロジェクトを実施することで合意したと発表した。オランダの水素経済実現を後押しする。RWEの再生可能エネルギー子

ベルギーのユミコア、仏ACCにLIBリサイクルの最新技術を供与

ベルギーの非鉄金属大手ユミコアは11日、仏オートモーティブ・セルズ・カンパニー(ACC)に対し、リチウムイオン電池(LIB)の最先端リサイクル技術を供与する契約を結んだと発表した。ACCが仏南西部ネルサックに持つパイロッ

ヘンケル

化学大手の独ヘンケルは11日、独スタートアップ企業PEMモーションと次世代車載電池の研究・開発で戦略パートナーシップを締結したと発表した。安全で持続可能な電池材料の実現を目指す。具体的には熱伝導性が低いとともに、修理・リ

バイエルがフォースマジュール、除草剤グリホサートで

農薬大手の独バイエルが除草剤「グリホサート」の納入義務を不可抗力で履行できなくなったとして、免責を求めるフォースマジュールを11日付で顧客に通告した。コロナ禍からの急速な経済回復に伴う農薬需給のひっ迫は一段と深刻化しそう

建材高騰、上げ幅は構造材で77%に

ドイツ連邦統計局は10日、建材の多くの分野で昨年は生産者価格の上昇率が統計を開始した1949年以降の最高を更新したことを明らかにした。原材料不足、物流のひっ迫、国内外の需要拡大が響いたとしている。 上げ幅が最も大きかった

スロベニアの大手製薬2社、新工場設置を計画

●後発医薬品大手のレクとクルカ、総額2.45億ユーロを投資 ●レクは米ファイザーのコロナワクチン充填作業を請け負う スロベニアの後発医薬品大手レク(Lek)はこのほど、首都リュブリャナにバイアル剤とプレフィルドシリンジ(

卸売物価の上昇率高止まり、1月は16.2%

ドイツ連邦統計局が11日発表した1月の卸売物価指数は前年同月比16.2%増となり、3カ月連続で16%台の上げ幅を記録した。前年同月を上回るのは12カ月連続。コロナ禍からの世界経済の回復やそれに伴う原材料・部品不足が物価を

ヘンケル―資生堂からアジア太平洋のサロン向け事業買収―

化学大手の独ヘンケルは9日、資生堂からアジア太平洋地域のヘアサロン向け事業を買収することで合意したと発表した。事業ポートフォリオを拡充するとともに、急成長するアジア太平洋市場で主要なプレイヤーとなることが狙い。買収金額な

コベストロ―再生可能原料を三井化学などから調達―

化学大手の独コベストロは14日、バイオ原料ベースのフェノールとアセトンの供給を受けることで三井化学、三井物産と合意したと発表した。持続可能性に関する目標を顧客企業が達成できるようにすることを支援する狙い。 フェノールとア

ダグラス―オンライン薬局事業に参入―

コスメティック用品小売大手の独ダグラスは10日、オンライン薬局を運営する蘭ディサポ・デーエー・アポテーケ(disapo.de. Apotheke)を買収すると発表した。オンライン薬局事業に参入するとともに、ネット通販の相

ヘンケル、資生堂からアジア太平洋のサロン向け事業買収

独化学大手のヘンケルは9日、資生堂からアジア太平洋地域のヘアサロン向け事業を買収することで合意したと発表した。事業ポートフォリオを拡充するとともに、急成長するアジア太平洋市場で主要なプレイヤーとなることが狙い。買収金額な

サムスン・エンジニアリング、露で石化プラントを初受注

韓国プラント大手のサムスン・エンジニアリングは8日、ロシアの石油ガス会社ルスガズドビチャ傘下のバルチックケミカルコンプレックス(BCC)が進める石油化学プラント整備事業で、エタンクラッカーの設計調達(EP)を受注したこと

BASF(化学)―炭素中立のイソシアネートを初市場投入―

化学大手の独BASFは7日、100%炭素中立のイソシアネートを初めて市場投入すると発表した。自社と顧客企業の二酸化炭素(CO2)排出削減につなげる考え。第2四半期(4~6月)から引き渡しを開始する。 「ルプラナートZER

ヘンケル(化学)―高砂香料にサステナビリティ大賞―

化学大手の独ヘンケルは8日、2021年の最優秀サプライヤー5社を表彰したと発表した。高砂香料工業はサステナビリティ大賞を受賞している。 高砂香料はスイス香料大手フィルメニッヒとともに洗剤部門のサステナビリティ大賞を受賞し

イスラエルの代替肉企業、1億3,500万ドルを調達

●同社が特許を持つ量産法では牛肉の組織構造を完全に複製可能 ●同国のフードテック業界では1億ドルを超える大型調達が続く 3Dプリンタによる代替肉製造技術を手がけるイスラエルの新興企業リディファイン・ミート(Redefin

仏ミシュラン、サマータイヤの新製品2種類を発売

仏タイヤ大手のミシュランは1月28日、夏用タイヤの新製品としてスポーツタイヤ「パイロットスポーツ5」とコンフォートタイヤ「プライマシー4+」を発売したと発表した。どちらも旧製品よりグリップ力が高められているほか、競合製品

ノキアンタイヤズ、持続可能なコンセプトタイヤを発表

フィンランドのタイヤ大手ノキアンタイヤズは1月26日、材料の93%をリサイクル素材または再生可能資源とするコンセプトタイヤ「グリーン・ステップ(Green Step)」を発表した。タイヤ製品の持続可能性を高める方針に沿っ

ウルトラキャパシタのスケルトン、新たに3,760万ユーロを獲得

●獲得資金は独工場のキャパシタ製品の生産拡大に振り向ける ●これまでの調達額は2億ユーロを超える ウルトラキャパシタ(電気二重層キャパシタ)の開発製造を手掛けるエストニアのスケルトン・テクノロジーズは1月28日、シリーズ

メルセデスベンツ―全固体電池の開発で台湾PLGと協業―

独ダイムラーの乗用車子会社メルセデスベンツは1月27日、台湾の輝能科技(プロロジウムテクノロジー=PLG)と電動車用の次世代全固体電池を共同開発することで合意したと発表した。最先端の電池を自社モデルに速やかに取り入れ、競

ランクセス―持続可能な防腐剤の原料を伊社から調達―

化学大手の独ランクセスは1月31日、持続可能な防腐剤の分野でイタリア企業マトリカと協業すると発表した。植物油に由来する生分解性の原料をマトリカから調達して、洗剤や塗料、染料向けの防腐剤に加工する。拡大する需要を取り込む狙

スイスのルクランシェ、観光船にバッテリーシステム供給

スイスの電池メーカー、ルクランシェは19日、同国の鉄道事業者BLSがブリエンツ湖で運行する観光船「MSユングフラウ号」にバッテリーシステムを供給したことを明らかにした。これにより、1954年に建造された同船はディーゼルエ

シュコダ自、シートカバー素材にペットボトルを活用

●電動SUV「エンヤックiV」のシートカバーに採用 ●1台分の生地生産には約1,000本のペットボトルが必要 環境意識の高まりを反映し、自動車業界でも環境負荷を低減した車づくりに取り組む動きが活発化している。チェコのシュ

独後発医薬品大手シュターダ、ルーマニアに新工場

●欧州向けに固形製剤を年1億個生産 ●当初9つの生産ラインは最大12まで拡張可能 後発医薬品大手の独シュターダはこのほど、ルーマニアのクルジュ県トゥルダに新工場を設置する計画を明らかにした。投資額は4,830万ユーロ。完