石油・石炭・ガス

ハンガリーMOL、トルコ・ストリーム敷設事業に参加

ハンガリーの石油大手MOLはこのほど、ロシア産天然ガスをトルコ経由で欧州に運ぶパイプライン「トルコ・ストリーム」の敷設事業への参加を発表した。セルビアとハンガリーを結ぶ区間の整備プロジェクトに参画するもので、すでに規制当 […]

カザフスタン潤滑油メーカー、リトアニアで再生工場を新設

カザフスタンの潤滑油製造会社ヒルのリトアニア販売子会社が、西部クライペダ郡に潤滑油工場を新設する。使用済み潤滑油を再生して新たに潤滑油を製造する狙い。投資規模は1億ユーロ強。まずは130~140人を雇用し、最終的に300

英BP、石油化学事業をイネオスに売却

英石油大手のBPは6月29日、石油化学事業を英石化大手イネオスに売却することで合意したと発表した。低炭素エネルギー事業にシフトする戦略に沿ったもので、取引額は50億ドルに上る。 BPは2020年末までの売却手続き完了を見

ハンガリーMOL、トルコ・ストリーム敷設事業に参加

ハンガリーの石油大手MOLはこのほど、ロシア産天然ガスをトルコ経由で欧州に運ぶパイプライン「トルコ・ストリーム」の敷設事業への参加を発表した。セルビアとハンガリーを結ぶ区間の整備プロジェクトに参画するもので、すでに規制当

BASF―マットレスのリサイクル技術を開発―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は6月29日、マットレスを化学的にリサイクルする技術を開発したと発表した。独東部のシュヴァルツハイデにある拠点で年内にパイロットプロジェクトを開始し、実用化を目指す。化石原

6月インフレ率0.9%に上昇

ドイツ連邦統計局が6月29日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比0.9%増となり、インフレ率は前月の0.6%から上昇した。エネルギー価格の下げ幅が前月の8.5%から6.2%へと縮小したことが大きい。物価に占

ファルタ―国と州が補助金3億ユーロ―

電池大手の独ファルタ(エルヴァンゲン)は6月30日、国とバーデン・ヴュルテンベルク、バイエルン州から最大3億ユーロの補助金を受ける通知を受けた。電池分野で欧州がアジア企業に強く依存する現状の是正に向けた欧州連合(EU)の

ルーマニアのロムガス、鉄鋼大手リバティと合弁設立

ルーマニアの国営ガス事業者ロムガスはこのほど、同国の鉄鋼メーカー、リバティ・ガラティと低排出な鉄鋼生産に向けた合弁会社の設立で合意した。ロムガスがブカレスト証券取引所に提出した書面で明らかになったもので、両社は天然ガスを

ロステックのIT子会社、ドローン対策システムの輸出を開始

ロシア国営のハイテク企業体ロステックのIT子会社であるアフトマティカ(Avtomatika)は22日、中央アジアへのドローン対策システムの輸出を開始したと発表した。国内外でも交渉が進んでおり、出荷拡大に自信を示している。

生産者物価の下げ幅、5月は2.2%に拡大

ドイツ連邦統計局が19日発表した5月の生産者物価指数は前年同月比2.2%減となり、下げ幅は前月の1.9%から拡大した。前年同月を割り込むのは4カ月連続。新型コロナ危機を受けてエネルギー価格が大幅に低下したことが最大の押し

ガスプロム、ポーランドへの売却済みガス料金の値上げを計画

ロシア国営で天然ガス世界最大手のガスプロムは17日、ポーランド石油・天然ガス大手PGNiGと、すでに売却されたガスの支払額の引き上げについて交渉を行っていることを明らかにした。ガスプロム子会社のガスプロム・エクスポルトに

ルーマニアのロムガス、鉄鋼大手リバティと合弁設立

ルーマニアの国営ガス事業者ロムガスはこのほど、同国の鉄鋼メーカー、リバティ・ガラティと低排出な鉄鋼生産に向けた合弁会社の設立で合意した。ロムガスがブカレスト証券取引所に提出した書面で明らかになったもので、両社は天然ガスを

政府がグリーン水素戦略を策定、輸出産業への育成視野に

二酸化炭素(CO2)を排出せずに生産するグリーンな水素の実用化に向けた「水素戦略」をドイツ政府が10日の閣議で了承した。国内のCO2排出削減を図るとともに、水素の環境に優しい製造から利用に至る全バリューチェーンで世界を主

CO2多排出車の税額が来年から大幅増、少排出車は減税

ドイツ政府は12日の閣議で車両税改正法案を了承した。国内の二酸化炭素(CO2)排出量を2030年までに1990年比で最低55%削減するという政府目標実現に向けた措置の一環として、車両のCO2排出量が多ければ多いほど税額を

エネルギーが物価押し下げ、基礎インフレ率は1.2%に

ドイツ連邦統計局は16日、5月の消費者物価統計の詳細を発表した。それによると、インフレ率(ドイツ基準)は前年同月比が0.6%、前月比がマイナス0.1%で、ともに速報値と変わりがなかった。エネルギーは前年同月比で8.5%下

卸売物価の下げ幅が09年以来の規模に

ドイツ連邦統計局が16日発表した5月の卸売物価指数は前年同月比4.3%減となり、2009年10月以来の大きな下げ幅を記録した。新型コロナ危機の影響で石油製品の価格が32.2%低下したことが最大の押し下げ要因。古材・残材も

車部品のZFに過料命令、排ガス不正問題で

独シュツットガルト検察当局は10日、自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンに4,250万ユーロの過料支払いを命じた。同社が顧客の自動車メーカーに販売したトランスミッション制御用ソフトに絡んで監督義務を怠ったためと説

4月鉱工業生産18%減少、自動車は下落幅75%に

ドイツ連邦統計局のデータをもとに連邦経済省が8日発表した4月の鉱工業生産指数は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比17.9%減(暫定値)となり、下げ幅は前月の8.9%(修正値)から大幅に拡大した。新型コロナウイル

CO2多排出車の税額を大幅引き上げ、SUVに打撃

二酸化炭素(CO2)排出量が多い車両の自動車税を引き上げる方向でドイツ政府が法改正の準備を進めている。財務省の法原案をもとにロイター通信が8日、報じたもので、現在、省庁間の調整が行われている。排気量が大きいSUVは税額が

チェコCEZ、石炭火力発電所を閉鎖

チェコ国営電力CEZが今月末で同国北西部に位置するプルネージョフ第1石炭火力発電所の運転を停止する。欧州連合(EU)の大気汚染物質排出規制が7月から厳格化されるためで、環境保護団体は同発電所の閉鎖を歓迎している。 プルネ

ブルガリア、国営石油貯蔵会社を設立

ブルガリア議会は5日、国営の石油貯蔵会社を設立する内容の政府案を可決した。石油製品の小売価格を引き下げる狙いだが、国営企業を通じた国家の介入を批判する声も上がっている。 ブルガリアでは今年4月、石油会社の談合疑惑が浮上し

仏トタル、英大型風力発電事業の権益51%取得

仏石油大手のトタルは3日、英国の大型洋上風力発電プロジェクト「シーグリーン1」の権益51%を英電力大手SSEから取得すると発表した。再生可能エネルギー事業を拡大する戦略に沿ったもので、取引額は最大1億3,000万ポンド(

インフレ率が16年以来の低水準に、5月は0.6%

ドイツ連邦統計局が5月28日発表した同月の消費者物価指数(暫定値)は前年同月比0.6%増となり、2016年9月以来の低インフレ率を記録した。インフレ率の低下は3カ月連続。直近のピークである2月は1.7%に上っていた。新型

輸入物価が09年10月以来の下げ幅に、4月は-7.4%

ドイツ連邦統計局が6月2日発表した4月の輸入物価指数は前年同月比7.4%減となり、2009年10月以来の大きな下げ幅を記録した。前年同月割れは12カ月連続。新型コロナ危機を背景にエネルギーの低下率が前月の41.3%から5

ダイムラー―燃料電池セルをロールスロイスに供給―

自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)は5月26日、商用車子会社ダイムラー・トラックがエンジン大手の英ロールスロイスに燃料電池セルを供給することで基本合意したと発表した。ダイムラー・トラックがスウェーデン同業のボル

商船三井―独社と傭船契約、洋上LNG基地プロジェクトで―

商船三井は5月26日、独北部のヴィルヘルムスハーフェン港で推進する洋上LNG受入基地プロジェクトの事業化に向け、浮体式LNG貯蔵再ガス化設備(FSRU)の長期傭船契約を現地エネルギー大手ユニパーと締結したと発表した。LN

中国宇通客車、カザフにCNGバス760台納入

カザフスタンが中国のバスメーカー宇通客車から圧縮天然ガス(CNG)燃料バス760台を調達する。6月上旬に同国第3位の都市シムケントと西部のアティラウにそれぞれ590台と170台が到着の予定。両市における車両不足と大気汚染

ポーランド、ロシア産ガスの輸入量低減

ポーランド国営の送ガス事業者ガスシステムはこのほど、ロシア北極圏のヤマル半島から天然ガスを輸送する「ヤマル欧州パイプライン」の輸入量がほぼゼロになったことを明らかした。両国間の天然ガスの輸送契約は5月17日に失効していた

ポーランド石化大手オルレン、水素燃料の製造拠点を整備

ポーランド石油化学大手PKNオルレンは5月27日、国内南東部のヴウォツワヴェクに水素燃料プラントを建設すると発表した。来年末の完成に向け、今年8月末までに発注業者の入札を公示する。需要の増大が期待される水素燃料市場で主導

ガスプロム、ギリシャの資源大手と長期供給契約

ロシア国営ガスプロムは1日、輸出子会社のガスプロムエクスポルトがギリシャのインフラ・資源大手ミティリネオスと、天然ガスの長期供給契約に調印したと発表した。契約期間は今年から2030年まで。具体的な取引量は明らかにされてい

ウクライナが米国とLNG輸入で基本合意、調達先多様化へ

ウクライナ政府は5月27日、米国のルイジアナ天然ガス輸出会社との液化天然ガス(LNG)の輸入、およびガス輸送インフラの向上に関する覚書を閣議で承認した。調達先の多様化により天然ガスを長期的に確保するとともに、欧州連合(E

ポーランド石化大手オルレン、水素燃料の製造拠点を整備

ポーランド石油化学大手PKNオルレンは5月27日、国内南東部のヴウォツワヴェクに水素燃料プラントを建設すると発表した。来年末の完成に向け、今年8月末までに発注業者の入札を公示する。需要の増大が期待される水素燃料市場で主導

スロバキア・ポーランド天然ガスインターコネクタ、工事が停止

スロバキアとポーランドの天然ガス網を結ぶインターコネクタ(接続管)の建設がストップした。

同企業の新経営陣が「ユーストリームによる200万ユーロの工賃未払いで、従業員解雇を余儀なくされた」と地元テレビ局に語ったことに対しては、「未払いはない」と否定し、「契約にのっとって近く工事が再開される」との見方を示した。

インターコネクタのスロベニア区間工事(全長100キロメートル)は従来、来年に完工するとされていた。

クライペダ港、米国産LNG取扱い量が増加

23日には商船三井(MOL)のLNG船「エネルギーリバティ」が、クライペダの浮体式液化天然ガス(LNG)受入基地(FSRU)「インディペンデンス」に到着し、米シェニール・エナジーのサビン・パス基地で積み込んだ15万5,000トンを届けた。

米国からクライペダにLNGが供給されたのは5月で2回目、年初以来で3回目となる。

今回の受け入れ量を含めない段階でまとめたクライペダ基地のLNG国別受け入れ量統計によると、開設以来の累計に占める米国産LNGの割合は5.47%。

ロスネフチ、1-3月は 20億ドルの最終赤字

ロシア石油最大手の国営ロスネフチが15日発表した2020年1-3月期の最終損益は1,560億ルーブル(20億米ドル)の赤字となり、前年10-12月期の1,580億ルーブルの黒字から大きく悪化した。

ルーブル下落で外貨建て金融資産の為替損益が1,770億ルーブルに上ったことや、営業収入が前期比64.8%の大幅減益となったことが影響した。

売上高は1兆7,650億ルーブル(276億ドル)で、前期比で20.6%の大幅減収となった。

4月インフレ率は0.9%、エネルギーを除くと1.5%に

前年同月比のインフレ率は前月の1.4%から大きく低下した。

エネルギーを除いたインフレ率は1.5%に上った。

価格変動が激しい食料品とエネルギーを除いた基礎インフレ率は1.2%だった。

4月の卸売物価3.5%低下、09年以来の下げ幅に

ドイツ連邦統計局が14日発表した4月の卸売物価指数は前年同月比3.5%減となり、2009年10月以来の大きな下げ幅を記録した。

新型コロナ危機の影響で石油製品の価格が25.7%低下したことが最大の押し下げ要因。

4月の卸売物価指数は前月比でも1.4%減となり、下げ幅は前月の0.4%から拡大した。

ベラルーシが米国から石油輸入、調達先を多様化

ベラルーシのマケイ外務相はこのほど、米国からの石油輸入を開始すると発表した。

ポンペオ米国務長官が2月にベラルーシを訪問した際、ルカシェンコ大統領と結んだ合意に基づくもので、調達先を多様化し、石油化学産業の原料を確保するというベラルーシ政府の方針に沿うものだ。

石油調達をめぐってロシアとの関係が緊張する中、ベラルーシにとっては同国をけん制する意味もある。

ポーランドPGNiG、水素燃料の開発プロジェクトが始動

ポーランド国営の石油・天然ガス大手PGNiGがエネルギー・運輸分野における水素の活用に向けて新プロジェクト「水素―未来のためのクリーン燃料(Hydrogen – Clean Fuel for the Future)」を始動させた。

1つは自動車に水素を燃料として補給する水素ステーションの実証試験「ハイドラタンク(Hydra Tank)」で、すでにポーランド・英国企業連合が実施業務を受注した。

PGNiGはまた、水素を燃料とする電熱併給施設や、工場向け発電への水素利用についても実現の可能性を探る方針だ。

製造業の被用者が3月は1.3%減少

これに金属製造・加工が3.0%、金属製品と電気設備、機械が各2.3%、自動車・自動車部品が1.8%で続いた。

これに金属製造・加工(5.1%減)、ゴム・樹脂製品(4.9%減)、機械(4.1%減)、金属製品(3.6%減)、電気設備(1.3%減)が続いた。

化学(4.2%増)、食品・飼料(2.2%増)、電算機器/電子・光学製品(0.6%増)は拡大した。

ベラルーシ東部で新石油パイプライン敷設、ドルジバ油送管と接続

同パイプラインはゴメル(Gomel)-ゴーリキー(Gorki)間の250キロメートルの区間で予定されているもので、ロシア産の石油を欧州に輸送する「ドルジバ(友好)」パイプラインと接続する計画。

同国南部のモジルスキーNPZ製油所には既にポーランドとウクライナを経由して原油が供給されており、ロシア以外の供給元が確保されている。

ベラルーシでは昨年4月、ドルジバ・パイプラインを通してロシアから供給された原油に汚染物質が混入しており、影響が出ていた。

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