農林水産

アグロフェルト、ドイツ食品事業を強化

チェコの農業・食品・化学大手アグロフェルトは25日、イタリアのパスタ大手バリラから独製パン子会社リーケンを買収した。ドイツ食品事業を強化する狙い。取引額などの詳細は明らかにしていない。買収成立には欧州競争当局の承認が必要 […]

独有機食品市場、12年は6%成長

有機食品産業全国連盟(BOeLW)が12日発表した2012年の国内有機食品市場規模は前年比6%増の70億4,000万ユーロに拡大した。環境や家畜福祉に関心を持つ消費者が増えたためとみられる。食品全体に占める有機食品のシェ

有機養鶏が17%増加

飼育規模3,000羽以上のドイツの養鶏場で昨年12月1日時点で飼育されていた鶏は1年前を7.5%上回る計3,660万羽に上ることが、連邦統計局が18日発表したデータで分かった。増加幅は有機鶏が最も大きく17.0%を記録。

EUが牛肉加工食品のDNA検査実施、馬肉混入問題に対応

EU加盟国は15日、ルーマニア産の馬肉が「牛肉」と偽られて流通し、英国などで加工食品材料として使用されていた食品偽装事件を受けて、域内で牛肉加工食品のDNA検査を実施することを決定した。 \ 問題の発端となったのは、アイ

農機メーカーのキーロフ、独工作機械メーカーを買収

ロシアの農機メーカー、キーロフ・ザヴォード(サンクトペテルブルク)は13日、ドイツの工作機械メーカー、モンフォルツを完全買収したと発表した。工作機械事業を強化するほか、技術的なノウハウを吸収する狙いがある。取引金額は公表

EUが牛肉加工食品のDNA検査実施、馬肉混入問題に対応

EU加盟国は15日、英国などで馬肉が混入した牛肉の加工食品が販売されていたことが発覚したことを受けて、域内で牛肉加工食品のDNA検査を実施することを決定した。 \ 問題の発端となったのは、アイルランド食品安全庁が1月中旬

EU、日本産牛肉の輸入解禁

欧州委員会は6日、EU加盟国が日本産牛肉の輸入解禁を承認したと発表した。日本がフランス、オランダ産牛肉の輸入禁止措置を解除したことを受けた措置で、輸入は今春に解禁となる見込みだ。 \ EUはこれまで衛生管理上の問題から日

BASF SE―GMポテトの欧州申請を取り下げ―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は1月29日、欧州における遺伝子組み換え(GM)ポテトの認可申請を取り下げると発表した。GM作物規制の先行きが読みにくいうえ、消費者や農家、一部政治家の反対が根強いため、欧

菓子カルテルで課徴金、11社に総額6千万ユーロ

ドイツ連邦カルテル庁は1月31日、菓子メーカーが結んでいた計3つのカルテルの捜査が終了したと発表した。捜査は板チョコレート、チョコバー・一口サイズチョコ、菓子製品全般の3分野を対象に実施。最初に通報し捜査に協力したマース

輸入物価上昇率、12年は2.1%に大幅低下

ドイツ連邦統計局が29日発表した2012年の輸入物価指数は前年比の上げ幅が2.1%となり、11年の同8.0%から大きく縮小した。景気減速を反映して幅広い製品で値上がり幅が減少するか価格が低下したためで、原油と石油製品を除

菓子輸出が7年ぶりに減少

独菓子製造業全国連盟(BDSI)が22日発表した2012年の菓子輸出量は前年比4.0%減の168万トンとなり、7年ぶりに後退した。輸出の85%を占める欧州連合(EU)域内向けがユーロ危機の影響で落ち込んだほか、米国、スイ

欧州議会農業委、CAP改革案を承認

欧州議会の農業・農村開発委員会は24日、2014-20年を対象期間とする次期EU共通農業政策(CAP)の改革案を賛成多数で承認した。CAP予算の約7割を占める直接支払い(所得補償)の抜本的な見直しが改革案の眼目で、補助金

ミツバチ保護で一部農薬の禁止検討=欧州委

ネオニコチノイド系農薬3種がミツバチに悪影響を与える可能性があるとの調査結果を欧州連合(EU)の欧州食品安全機関(EFSA)が公表したことを受け、欧州委員会は16日、これらの農薬の販売禁止も含めた対応を検討することを示唆

食品業界好調、EU域外向け輸出2ケタ成長でけん引

ドイツの食品製造業界団体BVEが16日発表した独業界の2012年売上高は1,701億ユーロで、前年から4.1%増加した。欧州連合(EU)域外向けの輸出が好調で、全体が押し上げられた格好だ。BVEは13年もEU域外向けがけ

発がん性指摘のGMトウモロコシ、科学データ開示=EFSA

欧州食品安全機関(EFSA)は14日、発がん性が指摘されている遺伝子組み換え(GM)トウモロコシ「NK603」の認可プロセスで検証したすべての科学的データをウェブサイトで公開した。これはフランスの研究チームが昨年9月、N

家畜の適正飼育、食肉での表示制度導入へ

イルゼ・アイグナー連邦消費者保護相と独動物保護協会のトーマス・シュレーダー会長は16日、家畜が適正に飼育されたことを証明するラベルを公開した。鶏などが劣悪な環境で飼育されているケースがショッキングな映像とともにメディアで

ネオニコチノイド系農薬の禁止検討、ミツバチ保護で=欧州委

欧州で広く使用されているネオニコチノイド系農薬3種がミツバチに悪影響を与える可能性があるとの調査結果を欧州食品安全機関(EFSA)が公表したことを受け、欧州委員会は16日、これらの農薬の販売禁止も含めた対応を検討すること

発がん性指摘のGMトウモロコシ、科学的データを全面開示

欧州食品安全機関(EFSA)は14日、発がん性が指摘されている遺伝子組み換え(GM)トウモロコシ「NK603」の認可プロセスで検証したすべての科学的データをウェブサイトで公開した。これはフランスの研究チームが昨年9月、N

ロシア肥料大手アクロン、12年1-9月期は増収増益

ロシア肥料大手のアクロンが11日発表した2012年1-9月期決算は、純益が前年同期比13%増の117億2,000万ルーブルに拡大した。売上高は16%増の534億7,000万ルーブル(17億2,000万米ドル)、利払い・税

農業生産、12年は5.3%減

ロシア農業省がこのほど発表した2012年の農業生産高は、インフレ調整前の速報ベースで前年比5.35%減となった。このうち非動物性農産物は15%の大幅減産となった。国内の多くの地域が干ばつなど厳しい気象環境にさらされ、穀物

卸売物価の上昇率、2012年は2.8%に低下

ドイツ連邦統計局が14日発表した2012年の卸売物価指数は前年比の上げ幅が2.8%にとどまり、11年の同7.5%から大きく縮小した。景気の減速が反映された格好で、鉱石・金属(半製品を含む)の価格は4.0%低下した。 \

Bayer CropScience―生物農薬メーカー買収―

Bayerの農業化学部門Bayer CropScience(モンハイム)は8日、生物農薬メーカーの独Prophytaを買収すると発表した。製品の幅を広げるとともに、開発力を強化する狙い。買収金額は公表していない。取引は数

ウクライナ、6カ月で穀物1,450万トンを輸出

ウクライナ農業政策食糧省はこのほど、昨年7月から今年初めまでの穀物輸出が1,450万トンに達したと発表した。このうち小麦が590万トン強、トウモロコシが630万トン、大麦が180万トンを占めた。12月単月では240万トン

加盟国が13年漁獲規制で合意、タラ・カレイの削減幅縮小

EU加盟国は先ごろ開いた漁業相理事会で、北大西洋を中心とした域内共通海域における2013年の漁獲規制で合意した。乱獲による海洋資源の枯渇を防いで持続可能な漁業を推進するため、欧州委員会はタラ、ヒラメ、ニシンなど幅広い魚種

倒産率が最も高い業界、今年は物流

信用保険大手ユーラーヘルメスによると、2013年に倒産するドイツ企業の割合は9パーミル(1,000社のうち9社)となる見通しだ。同割合が最も高い業界は物流で22パーミルに達する見込み。これに印刷、建設が続く。 \ ドイツ

Deutsche Post AG―4年以内に食品の全国宅配へ―

郵便・物流大手のDeutsche Post(ボン)が食料品宅配事業に本格参入する。現在は試験プロジェクトを実施中で、今後3~4年で全国に宅配できる体制を構築する意向だ。アンドレイ・ブッシュ社長が地方紙『オスナブリュック・

三菱化学、ロシア企業に植物工場システムを販売

三菱化学は11月27日、ロシアのプラスチック容器・包装材メーカーであるミール・ウパコフキに発光ダイオード(LED)を光源とする植物工場システムを納品したと発表した。メディア報道によると、販売額は約3,500万円。同システ

不景気で不振の「生」ツリー

いよいよ師走に突入し、クリスマスに向けた準備が本格化している。しかし、中東欧諸国では経済危機で販売が後退した「生(なま)のクリスマスツリー」の需要がいまだに回復していない。オーストリア・ニーダーエスタライヒ州のクリスマス

牛乳価格下落で酪農家が抗議行動、EUの生産割当制度を批判

EU本部があるベルギーの首都ブリュッセルで11 月26日、牛乳の価格が不当に低く抑えられていると主張する酪農家がEUの農業政策を批判する大規模な抗議行動を展開した。ベルギー国内のほかフランス、ドイツ、オランダなどから集ま

トルコの野菜・果物生産が拡大

トルコ食料農業畜産省のまとめによると、同国の2011年の野菜・果物の生産量は4,450万トンで、02年と比べ550万トン増加した。11年の輸出額は25億米ドルと、02年の5億3,400万ドルから約5倍に急伸した。 \ 1

EUがフカヒレ漁を全面禁止、欧州会が法案可決

欧州議会は22日の本会議で、フカヒレを目的としたサメ漁を全面禁止する法案を賛成多数で可決した。これによって同法案が成立し、これまで例外的に認められてきたフカヒレ目的の漁も禁止される。 \ フカヒレはアジアなどで高級食材と

生産者物価、10月は1.5%の小幅上昇

ドイツ連邦統計局が20日発表した2012年10月の生産者物価指数は前年同月比の上昇率が1.5%にとどまり、3カ月来の小幅増にとどまった。景気減速が反映された格好で、前月比の変動率は0%となった。 \ 物価に占める比重が大

欧州委が違法漁業で8カ国に警告、改善なければ制裁発動へ

欧州委員会は15日、違法漁業問題への取り組みが不十分な域外の8カ国に対し、対策強化を求める警告書を送付したことを明らかにした。世界規模で違法・無報告・無規制(IUU)漁業を防止し、水産資源の保存と持続可能な漁業を推進する

ベラルーシ政府、畜産・酪農業の輸出拡大を期待

ベラルーシが食肉・乳製品の輸出チャンスに期待している。ミヤスノコヴィッチ首相は国内農業生産最大手のRassvet社のバイオガス発電プラント落成式に参加し、畜産・酪農業が同国の農業発展のカギを握ると語った。現地通信社Bel

10月卸売物価、11カ月ぶりの大きな上げ幅に

ドイツ連邦統計局が12日発表した2012年10月の卸売物価指数は前年同月を4.6%上回り、昨年11月以来11カ月ぶりの大幅上昇となった。物価に占める比重の大きい石炭・石油製品が9.1%増となり、全体を強く押し上げた格好。

仏ダノン、ルーマニアで酪農業者支援プロジェクト

仏食品大手ダノンは先ごろ、ルーマニアの酪農業者を支援するプロジェクトを開始した。発展が遅れている地域の小規模酪農業者を対象に今後4年間で総額190万ユーロを投じ、欧州連合(EU)の品質基準を満たす牛乳を生産できるようサポ

ウクライナ、淡水魚養殖でスウェーデンと合弁設立へ

ウクライナは、淡水魚の養殖事業でスウェーデンと協力する考えだ。ウクライナ農業政策・食料省のBisiuk次官がこのほど明らかにした。 \ Bisiuk次官は「ウクライナは魚の養殖に適した淡水池が豊富にある」と指摘。先月にス

Compo GmbH & Co. KG―同業Terrasanを買収―

投資会社Tritonの独園芸用品子会社Compo(ミュンスター)は10月31日、独同業Terrasanを買収することで合意したと発表した。製品の幅を広げるほか、国際事業を強化することが狙い。取引金額は公表しないことで合意

チェコ・カザフスタン企業、貿易投資協定締結

チェコとカザフスタンの企業代表は24日、1億5,500万ユーロ相当の貿易投資協定に署名した。ヌルスルタン・ナザルバエフ大統領のチェコ訪問を機に締結されたもので、医薬品・食品・医療・農業分野が対象だ。 \ 契約規模が最も大

輸入物価、9月増加幅は1.8%に縮小

ドイツ連邦統計局が26日発表した2012年9月の輸入物価指数は前年同月比の上げ幅が1.8%となり、前月の同3.2%から大きく縮小した。同物価は前月比ではマイナス0.7%となり、3カ月ぶりに落ち込んだ。 \ エネルギー価格

家畜福祉配慮の食肉に製品認証、来年導入へ

家畜福祉に配慮した畜産物の認証制度「Fuer mehr Tierschutz」が来年1月にドイツでスタートする。飼育環境や苦痛回避など動物福祉に関心を持つ消費者が増えていることが背景にある。認証プログラムを運用するのは独

17年までの漁業補助金維持で合意、英・独などの反対押し切り

EU加盟国は24日の漁業相理事会で、漁業の活性化と競争力強化を図るため2017年まで現行の補助金制度を維持することで基本合意した。漁業補助金をめぐっては、過剰漁獲を助長する漁船の近代化にその多くが費やされており、持続可能

EUが日本食品の輸入規制緩和

欧州連合(EU)の欧州委員会は22日、東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所の事故を受けて続けてきた日本産の食品に対するEUの輸入規制を11月1日付で緩和すると発表した。1都10県産の食品・飼料は、放射能検査の証明書の提

ミネラル肥料販売量、昨年度は2.3%減少

連邦統計局が22日発表した2011/12年度(7~6月)のミネラル肥料国内販売量は前年度を2.3%下回った。石灰は5.3%増の240万トンに拡大したものの、それ以外は軒並み減少。窒素は8.2%減の164万トン、カリは10

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