鉄鋼

生産者物価の上げ幅6カ月ぶりに拡大、3月は1.9%に

ドイツ連邦統計局が20日発表した3月の生産者物価指数は前年同月を1.9%上回り、上げ幅は前月の同1.8%から0.1ポイント拡大した。上昇率の拡大は6カ月ぶり。エネルギーは2.4%増で、エネルギーを除いた生産者物価の上げ幅

川崎重工業―ダイムラーの燃料電池車に部品供給―

川崎重工業は23日、独自動車大手ダイムラー向けに開発した「高圧水素減圧弁」がメルセデスブランドの新型燃料電池車「GLC F-CELL」に採用されたと発表した。川重は水素関連事業を成長分野の一つと位置づけており、同社製品が

ティッセンクルップ―印に電磁鋼工場開設―

鉄鋼大手の独ティッセンクルップ(エッセン)は19日、インドに方向性電磁鋼工場を開設したと発表した。同国で方向性電磁鋼を生産するのは同社が初めて。再生可能エネルギー電力の増加を受けて送電分野で需要が高まっていることから現地

卸売物価の上げ幅、2カ月連続1.2%に

ドイツ連邦統計局が16日発表した3月の卸売物価指数は前年同月比1.2%増となり、上げ幅は前月(同1.2%)と同じ低い水準にとどまった。石炭・石油が1.3%下落。コーヒー・茶・カカオ・香辛料(10.7%減)とペット・家畜(

アペラム―ステンレス鋼の独VDMを買収―

ルクセンブルクのステンレス鋼大手アペラムは11日、独同業VDMメタルズを米投資会社リンジー・ゴールドバーグから譲り受けることで合意したと発表した。合金・特殊製品事業を強化する狙い。買収金額は明らかにしていない。取引の成立

ティッセンクルップ

鉄鋼系複合企業の独ティッセンクルップは12日、欧州鉄鋼事業を印同業タタ製鉄と合弁化する計画の進展が遅れていることを明らかにした。合弁実現の前提となる労組の承認獲得にタタが手間取っているためで、来年1月に合弁を設立するとい

「グリーン水素」生産へ、パイロット施設建設開始

再生可能エネルギー電力を用いて水から水素を作り出すパイロット施設の建設が、墺鉄鋼大手フェストアルピーネのリンツ工場で16日に始まった。二酸化炭素(CO2)の発生を削減・回避する形で水素と鉄鋼を生産する技術の開発と、再生エ

独ロ化学合弁企業UCP-HA、生産力強化に11.8億ルーブル

独・ロシア資本の化学会社ウラルキムプラスト・ヒュッテナス・アルバータス(UCP-HA)が、ロシア中部スヴェルドロフスク州のニジニ・タギル工場で生産設備を増設する。投資額11億8,000万ルーブル(1,670万ユーロ)のう

SMSグループ―従業員570人削減へ―

鉄鋼プラント大手の独SMSグループは4日、国内の従業員4,100人のうち570人を2020年までに整理すると発表した。過剰な生産能力を抱える鉄鋼業界からの受注が落ち込んでいるためで、年内に440人を削減する予定だ。経営上

EU首脳会議、米輸入制限の恒久的な適用除外を要求

欧州連合(EU)は3月23日に開いた首脳会議で、米国による鉄鋼・アルミニウムの輸入制限への対応を協議した。EUは4月末まで暫定的に適用除外となったが、首脳会議の総括文書では除外を恒久的な措置とするよう要求した。 総括文書

輸入物価が16カ月ぶりに低下、2月は-0.6%に

ドイツ連邦統計局が27日発表した2月の輸入物価指数は前年同月比0.6%減となり、16カ月ぶりに落ち込んだ。同物価の20%強を占める消費財が2.1%下落したことが最大の押し下げ要因。下落幅は耐久消費財で2.7%、非耐久消費

EU首脳会議、米輸入制限の恒久的な適用除外を要求

EUは23日開いた首脳会議で、米国による鉄鋼・アルミニウムの輸入制限への対応を協議した。EUは4月末まで暫定的に適用除外となったが、首脳会議の総括文書では除外を恒久的な措置とするよう要求した。 総括文書は米国が23日に発

SGL―売却益で黒字転換、17年の純益1.4億ユーロに―

炭素製品大手の独SGL(ヴィースバーデン)が14日発表した2017年12月期の純損益は1億3,890万ユーロの黒字となり、前期の赤字(1億1,170万ユーロ)から大幅に改善した。黒鉛電極事業の売却益が黒字転換に大きく寄与

シーメンス―3Dプリンター工場を新設―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は19日、英ウスターに3Dプリンターの生産施設を建設すると発表した。積層造形分野でグローバルサービス事業を強化する戦略に基づく措置で、航空宇宙・自動車業界やモータースポーツ向けに金属部

ザルツギター―韓国製品などの流入を警戒―

独鉄鋼2位のザルツギターは16日の決算発表で、米トランプ政権が打ち出した鉄鋼・アルミニウムに対する高関税政策を受けて低価格製品が欧州市場に大量流入することに警戒感を示した。ハインツ・イェルク・フールマン社長は警戒すべき国

卸売物価の上げ幅が15カ月来の低水準に、2月は1.2%

ドイツ連邦統計局が16日発表した2月の卸売物価指数は前年同月比の上げ幅が前月の2.0%から1.2%へと縮小し、15カ月来(2016年11月以来)の低水準となった。石炭・石油が0.3%下落したほか、ペット・家畜(10.7%

生産者物価の上げ幅、14カ月来の低水準に

ドイツ連邦統計局が20日発表した2月の生産者物価指数は前年同月比の上昇率が1.8%となり、14カ月来(2016年12月以来)の小幅な伸びにとどまった。上げ幅の縮小は5カ月連続。すべての分野で上昇率が前月を下回った。 エネ

エボニック―独にPA12の新工場、3Dプリなどで需要拡大―

特殊化学大手の独エボニック(エッセン)は16日、独ルール地方のマールにポリアミド12(PA12)の生産施設を建設すると発表した。急速に拡大する需要を取り込むとともに安定的に供給できるようにする狙いで、同社の生産能力を50

日本ピラー工業―独に欧州拠点開設へ―

流体制御関連機器製造の日本ピラー工業は9日、ドイツに子会社を設立すると発表した。同社初の欧州拠点で、自社製品の販売、メンテナンスを行う。 独南部のバイエルン州に完全子会社日本ピラー・ヨーロッパを7月中旬に設立する。資本金

アルセロール、ルーマニア製鉄所を近代化

鉄鋼世界最大手アルセロール・ミタルのルーマニア子会社アルセロール・ミタル・ガラツィは6日、東部ガラツィの製鉄所に1,000万ユーロを投じて鋳造機を近代化したと発表した。新しい自動化システムを導入し、鋳造ヘッドを刷新した。

輸入物価の上げ幅、1月は14カ月来の低水準に

ドイツ連邦統計局が2日発表した1月の輸入物価指数は前年同月比0.7%増となり、14カ月来の低い上げ幅を記録した。消費財、農産物、投資財で物価が低下したことが響いた格好。エネルギーは9.2%増と大きく上昇しており、エネルギ

独研究機関と鉄道総研が協力関係深化

ドイツ航空宇宙センター(DLR)は2日、公益財団法人鉄道総合技術研究所(RTRI)と提携契約を締結したと発表した。空気力学、車体軽量化、素材分野で協力関係を深化させる。DLRのパスカーレ・エーレンフロイト所長は「応用に近

生産者物価の上げ幅4カ月連続で縮小、1月は2.1%に

ドイツ連邦統計局が20日発表した1月の生産者物価指数は前年同月比の上昇率が2.1%となり、前月の同2.3%を0.2ポイント下回った。上げ幅の縮小は4カ月連続。エネルギーと非耐久消費財の上昇率低下が反映された格好。エネルギ

卸売物価の上げ幅拡大、金属・化学品などが押し上げ

ドイツ連邦統計局が16日発表した1月の卸売物価指数は前年同月比2.0%増となり、2カ月ぶりに上げ幅が拡大した。鉱石・金属が最大の押し上げ要因で5.6%上昇。化学製品とスクラップ・リサイクル材料もそれぞれ9.2%増、9.0

プライメタルズ、カザフの製鉄所に部品管理サービスを提供

三菱重工業傘下の英鉄鋼エンジニアリング大手プライメタルズ・テクノロジーズは15日、カザフスタンのARBZ製鉄所からレール・条鋼圧延機用のスペアパーツの管理サービスパッケージを受注したと発表した。パーツの供給と倉庫管理(期

露鋼管最大手TMK、米国子会社のIPOを取りやめ

ロシア鋼管最大手TMKの米国子会社ISCOチューブラーは8日、ニューヨーク(NY)証券取引所における新規株式公開(IPO)を取りやめると発表した。市況が不安定なことを理由に挙げているが、先月末に米国政府が対ロシア制裁強化

中国製の耐食鋼に反ダンピング措置、欧州委が正式発動

EUが中国製の耐食鋼材に正式な反ダンピング措置を発動する。8日付の官報で明らかにしたもので、すでに実施している暫定的な反ダンピング措置を本格的な措置に切り替え、17.2~27.9%の反ダンピング関税を課す。 耐食鋼材は建

ティッセンクルップ―タタとの鉄鋼合弁を労組が承認―

独複合企業ティッセンクルップと印同業タタ製鉄が欧州鉄鋼事業を合弁化する計画が大きく前進した。同計画の発表を受けてティッセンクルップと金属労組IGメタルが昨年末に締結した新労使協定を組合員が92.2%の賛成で承認したためだ

中国企業の対独M&A、17年も最高額に

ドイツ企業を対象とする中国資本のM&A(企業の合併・買収)活動は昨年も活発だった。件数自体は前年を21%下回ったものの、金額ベースではダントツの過去最高となった前年を9%上回る136億8,400万ユーロへと拡大

輸入物価6年来の高い伸びに、17年は3.8%

ドイツ連邦統計局が29日発表した2017年の輸入物価指数は前年比3.8%増となり6年来の高い伸びを記録した。物価の上昇は5年ぶり。同物価に占める比重が35%と最も高い中間財が5.1%、同比重13%のエネルギーも18.9%

ロシア鋼管最大手TMK、米国子会社を上場

ロシア鋼管最大手TMKの米国子会社IPSCOチューブラーは29日、ニューヨーク(NY)証券取引所に株式を上場すると発表した。4億6,500万~5億3,500万米ドルの調達を見込む。 IPSCOの発表によると、仮条件は1株

卸売物価5年ぶりに上昇、17年上げ幅3.5%に

ドイツ連邦統計局が16日発表した2017年の卸売物価指数は前年比3.5%増となり、6年来の高い伸びを記録した(グラフ参照)。同物価の上昇は5年ぶり。鉱石・金属が9.4%、石炭・石油製品が8.8%の幅で伸びて全体を強く押し

生産者物価5年ぶり上昇、17年は+2.6%に

ドイツ連邦統計局が19日発表した2017年の生産者物価指数は前年比2.6%増となり、5年ぶりに上昇へと転じた。エネルギーの上げ幅が3.4%と高く、エネルギーを除いたベースでは伸び率が2.4%だった。 エネルギーでは石油製

三菱重工傘下の英社、露西シベリア製鉄所の近代化完工

三菱重工傘下の英鉄鋼エンジニアリング大手プライメタルズ・テクノロジーズは16日、ロシアのエブラズ西シベリア製鉄所の近代化工事を完工したと発表した。工事は第2電気炉が対象で、溶鋼の作業時間(タップ時間)の短縮と加熱用の電極

世界経済加速で景気に厚み、個人消費に続き外需・投資も柱に

ドイツ経済は明るい新年を迎えた。1年前は米トランプ政権の成立や英国の欧州連合(EU)離脱決定など保護主義やナショナリズムの動きが世界的に強まり、企業の輸出や国際事業の先行きに影を落としていたが、昨年は時間を追うごとに世界

EUがダンピング認定の新ルール導入、中国念頭に

EUは12月20日、域外からの輸入品が不当廉売(ダンピング)と認定する際の判断基準を定めた新ルールを導入した。鉄鋼などの過剰生産が問題視されている中国を念頭に、「国家の介入」によって国内価格を大幅に下回る価格でEU市場に

企業のデジタル化評価は肯定的、売上増44%に 雇用は縮小

ドイツ商工会議所連合会(DIHK)は19日、デジタル化に関する企業アンケート調査の結果を発表した。デジタル化の進展で「売上が増加する」などの肯定評価が多かった一方で、支出増など負担の拡大やセキュリティリスク、標準の欠如と

卸売物価の上げ幅拡大、11月は3.3%に

ドイツ連邦統計局が13日発表した11月の卸売物価指数は前年同月比3.3%増となり、上げ幅は2カ月ぶりに拡大した。最大の押し上げ要因は石炭・石油製品で、9.5%の伸びを記録した。 上げ幅が特に大きかったのはスクラップ・リサ

三菱製鋼―独ばねメーカー買収へ―

三菱製鋼は8日、ドイツのばねメーカー、ゲブリューダー・アーレの完全買収を同日の取締役会で決議したと発表した。自動車サスペンション用ばね(巻ばね・スタビライザー)事業のグローバル化方針に基づく措置。同買収により欧州進出を果

輸入物価の上げ幅縮小、10月は2.6%に

ドイツ連邦統計局が28日発表した10月の輸入物価指数は前年同月比2.6%増となり、上げ幅は前月の同3.0%から0.4ポイント縮小した。上昇率の低下は3カ月ぶり。同物価の13%強を占めるエネルギーの上げ幅が15.9%から1

上部へスクロール